1位 : フィーナ・ファム・アーシュライト
|
[1]
|
☆ | : | はい。それではインタビューを始めますが、えー、最初はもちろんフィーナ姫です。大方の下馬評通り、順調な滑り出しでしたね。
| フ | : | 予想通り、なのかしら? もっと魅力的な人はたくさんいると思うのだけれど。でも、地球の皆さんが好意的に考えてくださるのは嬉しいですね。ありがとうございます。
| ☆ | : | 今後、二位の麻衣嬢との激しいデッドヒートが予想されますが。
| フ | : | そうですね。麻衣と争うようなことには、あまり気は進まないのだけれど。
| ☆ | : | またまた、ノリノリじゃないですかフィーナ姫? 例えばこちらの応援画像ですがうわ何をするやめr
| フ | : | あら? ええと、何故かインタビュアーさんがいなくなってしまいましたので、私のインタビューはこれで終了ということにさせていただきますね。では皆さん、これからも応援よろしくお願いいたします。
|
※ | : | 開幕二位ということですが。
| 麻 | : | 本当ですか? うわ‥‥‥うーん、びっくりしちゃいますね。
| ※ | : | 一位はフィーナ姫です。
| 麻 | : | もうなんか、流石お姫さま、って感じですよねー。多分このままずーっと一位なんじゃないですか?
| ※ | : | フィーナ姫追撃の一番手として、今後の猛追が大いに期待されています。
| 麻 | : | どうなんでしょうね? まあ、始まっちゃった以上は、わたしも頑張りたいと思います。これからも応援してくださいね!
|
※ | : | 三位スタートです。‥‥‥あの、菜月さん? まだ赤くなるのは早いんですけど?
| 菜 | : | は、はいっ! たったたっ鷹見沢なつつつついたっ舌噛んじゃったっ!
| ※ | : | 落ちついてください。はい深呼吸。
| 菜 | : | すー‥‥‥はー‥‥‥すー‥‥‥はー‥‥‥
| ※ | : | いやいや眼福でした。放送をお聴きの皆さんにお見せできないのが残念です。さて、
| 菜 | : | が、眼福って何がよっ!
| ※ | : | 改めまして。フィーナ姫と麻衣さんに次いでの三番手、今後の展開が非常に楽しみです。
| 菜 | : | ええと、が、頑張りますっ!
|
※ | : | 現在四位ということで、まずは感想から。
| リ | : | ‥‥‥どうでもいい。
| ※ | : | いやいや、そこを何とか。
| リ | : | ‥‥‥くだらない。
| ※ | : | あれ? リースさん? ‥‥‥えー、本人が消えてしまいましたので、次に行きたいと思います。
|
※ | : | 現在五位です。まだまだ上位が狙える位置からのスタートですね。
| ミ | : | え? 上位が狙えるって、でも、もう一位ですよ?
| ※ | : | いや、ですからフィーナ姫のことではなくて、
| ミ | : | 凄いですね! 流石は姫さまです!
| ※ | : | ミアさんが五位、という‥‥‥あの‥‥‥?
| ミ | : | この調子で最後まで姫さまがトップを維持できるように、わたしも頑張っていきたいと思います。地球の皆さん、フィーナ様をよろしくお願いしますっ!
| ※ | : | ‥‥‥えー、お後がよろしいようで。
|
※ | : | 開始位置では六番手、朝霧家女性陣の中では殿を務める形になりました。
| さ | : | うーん。こんなに盛り上がるんだったら、こういうことも博物館の主催でやれば、みんな見に来てくれるかしら。
| ※ | : | あの、ご自身の順位については。
| さ | : | そうですね。みんな頑張って欲しいと思います。
| ※ | : | ‥‥‥えー、大変心温まるコメントをありがとうございました。
|
※ | : | ここがちょうど半分、微妙な位置からのスタートになりましたが。
| 翠 | : | んー、もうフィーナさんは流石って感じだし、麻衣が人気あるのも知ってるけど‥‥‥それよりも、ですよ!
| ※ | : | それよりも?
| 翠 | : | 菜月よりも犬の方に位置が近いんですよ? 犬から数えた方が早いんですよ! 切実に、切っ実っにっ、遠山さんは危機感覚えてます! せめて菜月の次くらいまでは上がっときたいです人間の女の子として!
| ※ | : | お気持ちはよくわかりました。では、お聴きの皆さんにアピールをどうぞ。
| 翠 | : | みんなお願い! わたしを助けると思って、投票お願いしますっ!
|
※ | : | 参加14名の中ではここからが後半となります。カレン女史です。
| カ | : | こんにちは。スフィア王国地球駐在武官、カレン・クラヴィウスです。
| ※ | : | ここまでの順位をご覧になって、如何ですか?
| カ | : | そうですね。フィーナ様の首位は順当であり、また月王国の国民としても喜ばしく思います。
| ※ | : | 現在二位の麻衣さんは今後、フィーナ姫とのマッチレース的な展開になるのではないかと予想されています。
| カ | : | ええ。本音をいえばフィーナ様に負けて欲しくはありませんが、真剣に取り組んだ結果がそういうことであれば仕方がありません。今はただ、お二方とも悔いの残らぬように頑張っていただきたい。そう思います。
| ※ | : | カレンさんご自身については如何でしょう?
| カ | : | 国王陛下よりも順位が上とは、臣下の身には恐れ多いことです。もっとも、それは考えようによってはあまりよくないことなのかも知れませんが。
| ※ | : | ‥‥‥はあ。
| カ | : | フィーナ様とミアがよく健闘していますが、こういう機会ですから、月王国全体の知名度向上の意味も込めて、できれば国王陛下と達哉さんにもよい結果を残していただけたら、と思います。
| ※ | : | ありがとうございました。
|
※ | : | えー、フィアッカさんについては、現在必死の捜索が続けられておりますが、未だ発見に至っておりません。発見次第インタビューということで、ひとまず次に送りたいと思います。
|
※ | : | 男性陣全員、なんと主人公すら差し置いての十位に犬が三匹。これを番狂わせと言わずして何が番狂わせでしょう? イタリアンズの皆さんです!
| 菜 | : | ごめんなさいっ!
| ※ | : | は? どうしたんですか菜月さん?
| 菜 | : | イタリアンズは今ちょっと、あっちに走って行っちゃって‥‥‥こら待ちなさいっ!
| ※ | : | ‥‥‥えー、イタリアンズ代理の鷹見沢菜月さんでした。いいのかなこんなんで。
|
※ | : | はい、残りは犬以下です。
| 仁 | : | おいおい、いきなり投げ遣りになってないか?
| ※ | : | ま、犬以下ですから。さて現在、犬を相手に激しい十位争いを繰り広げている仁さんですが、犬三匹を必死で追い回す気分は如何ですか?
| 仁 | : | ふむ。まあ、これでも人類の男性の中ではトップだし、いい位置なんじゃないかな。散々美味しい想いをしてきた達哉君よりも上で終われれば、特に言うことはないね。
| ※ | : | はい。犬以下な上に志の低い仁さんでした。
| 仁 | : | いちいち癇に障るな君も。
|
※ | : | さて、庶民派逆玉ヒーロー朝霧達哉さんは、十四名中十二位での登場となりました。予想以上に遅いお出ましでしたね?
| 達 | : | まあ俺たちは男だし、こんなもんじゃないですか? それよりもフィーナと麻衣が気になってます。
| ※ | : | 優勝争いですね。達哉さんはどちらに優勝して欲しいですか?
| 達 | : | うーん、正面切ってそう聞かれると難しいですが‥‥‥まあ、でもやっぱり、フィーナに勝って欲しいです。麻衣も頑張って欲しいです。
| ※ | : | はい。犬以下な上にコメントも八方美人の庶民派逆玉ヒーローでした。
| 達 | : | 凄い言われようだな‥‥‥。
|
※ | : | 十三位、鷹見沢左門さんです。
| 左 | : | もう俺たちの辺りはコメントなんかいいだろう別に。それよりも、タツの奴なんかはもうちょっと上に行くと思ってたんだがなあ。
| ※ | : | そうですか?
| 左 | : | そうだな。俺はまあいいとして、タツや仁にはせめてイタリアンズよりは上を行ってもらいたいもんだが。
| ※ | : | もうひとつ、三位からフィーナ姫と麻衣さんを追い上げる菜月さんにも注目が集まっていますが?
| 左 | : | だから菜月は運がない、とも言えるかも知れんがな。ま、別に女優やモデル同士がコンテストしているわけでもなし、全員素人で上から三番なら立派なもんじゃないか。よく頑張っていると思うよ。春日に似たんだろうなあ。
| ※ | : | 以上、さり気なく惚気話を締めに持ってくる恐妻家の左門さんでした。
| 左 | : | 愛妻家と言ってくれよ。
| ※ | : | はいはいはいご馳走様でした。次。
|
カ | : | 駐在武官のカレンです。この度は火急の命を受け、国王陛下の代理人を務めさせていただくこととなりました。
| ※ | : | はい。‥‥‥ええと、また代理人、ですか?
| カ | : | 申し訳ありません。現在の状況ですが、国王陛下は拗ねておられる、とのことです。
| ※ | : | ‥‥‥は?
| カ | : | 「もう仕事しない」と仰られて、今朝から自室に閉じ篭っておいでです。公務にも支障が出ているとか。
| ※ | : | それ‥‥‥って、それってあの「王がスト」って奴の再来ですか?
| カ | : | そういうことになります。非常に由々しき事態です。ですから皆さん、スフィア王国の円滑な行政運営のために、ここは是非、国王陛下にも票を入れていただければと。私に入れる票があるのでしたら、その分で国王陛下に票を投じてください。
| ※ | : | はい。えー、カレン女史の必死の訴えでしたが、これが今後の展開にどういった影響を及ぼすのでしょう? 動向に注目しつつ、今回はこの辺で終了したいと思います。ありがとうございました。
|
|
|
|