メカ北風と複製太陽の骨肉の争い。
AFTERWORDS. [2663.12.xx.] [THIS PAGE.]
[2663.11.xx.] , [2664.01.xx.] [SHORTCUT.]
SILENCE. / FORCEWORD. / AFTERWORDS. latest : list / MAIL. [OTHERS.]


[2663.12.01.月.]
[2663.12.01.月.] / 一回休み。 / 紫煙と沈黙。 / RE:聞きたくないかもなんですケド・・・ / ちなみに。 / テレビ電話。
一回休み。
 体調悪いなあ。今日は年末何ちゃらで本社に戻らないといけない日だったんだけど。
紫煙と沈黙。
 あー、やっぱり説明した方がよいのでしょうか?(^^;;;

 短編部門に参加するにあたって僕が目的としたことは、「まるっきり普段通りのモノの考え方/手間のかけ方で書かれた文章から『織倉宗が書きました』というラベルだけを外したら、それは他の人からどう見えるのか」、を知ることでした。
 大体こういった企画において、「それを書いたのが誰であるか」なんて情報は本人以外の全員にとってどうでもいい情報でしかない、と考えていましたし、今でもそういう風に考えています。ですから、結果がどうとかとは何の関係もなく、作者名を公開する気は最初からありませんでした。
 また、僕にとって重要なのは順番がどうとかじゃなく、そこにある文章自体が誰にどう受け取られたかの方で、それがどうだったかについても、誰でも閲覧できる状態で公開していただいています。自分自身としては、これにて一件落着、で済んでいる話なので、作者名を公開するつもりのなかった文章についてフォローする必要も特に感じませんでした。つーか、僕が作者と明示されていない文章について、いきなりここにあとがきみたいなコトが書いてあるのって不自然でしょ?(^^;;;
 ‥‥‥というワケで、予定通りなら「送り火/狼煙」の作者名は今でも公開されていない筈なのです。

 では、それなのに何故、後から作者名公開に切り替えたかといえば、感想中でGaraさんより『「自分で管理していないサイト」で扱うネタとしては疑問を感じてしまいますね』という指摘を受けているからです。確かにそれはその通りであり、言わば僕は「未成年に煙草吸わせるようなSSを他人様のサイトに押しつけた上、自分はだんまりを決め込んだ」状態にあったワケでして。
 その点について相応の責任を果たすために作者にできることは「作者名と連絡先を公開すること」だと考えたので、いたちんさんに公開をお願いしました。これが顛末のすべてです。
RE: *聞きたくないかもなんですケド・・・
 なんかそういう誤解をされているような気がしなくもないので、この際だからみんな書いちゃいますが、個人的には、結果には満足しているのですよ。例えば「38位という結果が不満だから触れて欲しくない」とかそういう気持ちは全然ないのです。順位の数字がどうだとかいう観点にしても、ああいう内容(苦笑)にもかかわらずポジションが半分より上でしたし(もっとずっと下の方だろうと思ってました)、10点とかそれくらいの凄い点をつけてくださった方が何人もいらっしゃった、という事実の時点で充分以上に報われています。

 ‥‥‥アっタマ悪いよなー自分、とは準備しながら思ってたんですよ。嫌いな人は煙草を扱っている話だと判明した段階でその先読むのやめるでしょうし自動的に点数も下げるでしょうし。competitionで上位を狙おう、とかいうコトを考えるならみんなに好かれなきゃいけないのは大原則で、メインの小道具がその大原則にあまりにもそぐわない、なんてコトは書いている時点でわかっていたコトでしかないのです。
 でも、今回のテーマは「普段通り」なので、その時たまたま思いついたコトを元手にする「普段通り」の手法も崩しませんでした。その時何か違うコトを思いついていれば全然別のことを書いたかも知れませんし、その場合「送り火/狼煙」はそのうちしりとりSSあたりに登場したかも知れません。端的に言えば、「そーゆーの思いついちゃったんだからしょーがないじゃん」、です(笑)。

 何も言わなかったのは上記のような事情に拠るものであり、また、上記のような事情にしか拠らないものです。
 短編部門開催期間中は、新しい発見がとにかくいろいろあって、それはそれは楽しい約半月間でした。
 少なくともネタのレベルでは参加81作中でいちばん「KanonのSSでcompetition」に向いていなかった(笑)であろう文章を、気に入ってくださった方も苦言を呈してくださった方も何も仰らなかった方も、読んでくださってありがとうございました。気に留めていただけて嬉しかったです。
ちなみに。
 他人が吸ってる煙草は別に嫌いじゃないので、嫌煙家、と言えるほど徹底的ではないですが、同時に僕は、自分で煙草を吸いたいとかは全然まったく思っていない人、です。
 それでも前に一回、友人から一本もらって吸ってみたことがありましたが、いつまで経っても口の中が煙草味で一緒に何を飲み食いしても全然おいしくないわ、あの時日記には書きませんでしたが吸った直後くらいからその晩寝つくまで凄い動悸に見舞われて真剣に生命の危機を感じるわで(苦笑)、それの何が楽しいんだか、結局僕にもわからずじまい、なのでした。

 だから実は、いちばん嬉しかったのは、僕は煙草を吸う人、と看做したと思しき方々からいただいたメッセージだったり(笑)。コレを書いている僕が煙草を吸いそうな人に見えるとしたら、それもひとつの成功のかたちではあるよなあ、とは思っておりましたので。
テレビ電話。
 ピピピ。
 音が聞こえる。
 ちょっと見回すと、鳥居の向こうにしゃがみ込んだ舞奈の頭が見えた。
 ああまた舞奈が空さんとでも。



 ってちょっと待て。
 何となくその場の流れで納得しかけた自分の馬鹿さ加減に自分でちょっと呆れた。
 舞奈のピピピは、そうやって電波か何かを飛ばしているように見えてただけ、だった筈だ。決して、そういう音が聞こえてたからピピピ、とかじゃなかった筈なのだ。
 なんで、音が、聞こえる、んだ?



 もしかして、舞奈が受けてきた手術って。
 ‥‥‥本人相手に確認するのがちょっと恐くて、すぐ近くにいる舞奈の方へは、俺の足は向かなかった。



「か・い・ぞ・う・に・ん・げ・ん?」
 意味を咀嚼するように、多香子は俺の言葉を呟き直している。
「何なの、それ?」
 結局わからないらしい。やっぱりそういうのって、男の子じゃないとわからないんだろうか。
「や、だから、本当は病気はどうにもならなくて」
 脳の奥の病巣だけを除去することはできなかったから、脳自体を交換して。
 交換した脳ではそれまでの神経系をそのまま使えなかったから、身体そのものにも手を入れて。
 結局、ここに帰ってきたあの舞奈は。
「メ‥‥‥メカ、舞奈?」
 困惑する俺を小馬鹿にするように多香子が肩を竦めた。
「で、そこは笑うトコなの、宮司?」



 そんなワケないでしょ馬鹿。何よメカ舞奈って。つまんないコト言ってないでさっさと働いてよ本当にもう。
 一応こういうコトには常識人の多香子から、順当に、かつ常識的に罵倒されることに成功して、ようやく俺は、あの音の正体を直接舞奈に確認する気になることができた。



 舞奈はまださっきの鳥居のところにいて、ピピピ音もまだはっきりと耳に聞こえている。
「な、何やってんだ、舞奈?」
「はい?」
 ぽやーっと目を上げた舞奈の手元には携帯電話がある。取り敢えず俺はほっと胸を撫で下ろした。
「何か、大きい携帯だな」
 舞奈の小さな両手が持っているせいか、必要以上に大きく見えるその端末には、ヒンジのところにカメラらしきものがついているのが見える。
「テレビ電話にもなるそうです。本当の使い方は、よくわからないんですけど」
「ふーん」
 ディスプレイには確かに、こちらに向かって喋る誰かが映っていた。相手もテレビ電話なのだろうか。
「映ってるのはご家族か?」
「はい」
 ということは、退院してまたこっちに来る時に、ご両親が持たせてくれたんだろう。多分。
「どうでもいいけど、通話料とか大丈夫なのか? 携帯でテレビ電話なんて、何か無闇にカネかかりそうなイメージがあるんだけど」
「そうなんですか? 私は払っていないので、よくわからないんですが」
 言葉で俺と受け答えをしながら、画面の誰かに笑いかける。
 ピピピ。電子音がまた聞こえた。
「宮司さんとお話がしたいとお婆ちゃんが言っています」



 ってちょっと待て。
 舞奈のお婆ちゃんって‥‥‥去年の祭りの時、舞奈がここへ来るずっと前に、確か‥‥‥亡くなってたんじゃ?



「え? あれ? 舞奈、お婆ちゃんって」
 振り返った舞奈が携帯の画面を俺に向ける。
『あなたが宮司さんですか。いつも孫の舞奈がお世話になっております』
 画面の向こうの老婆が穏やかに微笑んだ。

テレビ電話[26631202][ねがい][舞奈, 多香子, 宮司]



 タイトルはやまぐうさん
 体調悪くて寝惚けてるんで何書いてるかイマイチわかってなかったりとかもしてますが(^^;;;。
[2663.12.02.火.]
[2663.12.02.火.] / あ。 / ROUND11.
あ。
 何やらへ●たいはかせさんに気に入っていただけているらしい節もあったりで、現金なブルース・おりくらは『せっかくだから「次」はキタカオ話にしよう』とか密かに目論んでいたりもしたのですが。本当はそれも昨日そういうの書きたかったんですけどお題の「テレビ電話」がどーしても香里と結びつかなくて諦めたとかいう情けない事情については永遠に秘匿される筈なので誰も知らない知られちゃいけないデビルマンは以下略なのですが。が。が。

 : 重大なミスが発覚しました。
 : え‥‥‥?
 : 実は昨夜のSSに[26631202]って日付を振っちゃったことに今気づきました。や、日付的には[26631201]が正解なんですが、日が変わってから書き始めたのが失敗のタネというか(^^;;;。

 ちょうど掲示板で酔狂先生に
さて、そんなわけで「ワッフル」でよろしくお願いします。ただし題材はKanonで主人公は美汐もしくは香里でよろしく、って言って良いですか?(w。
 とか言われたりしたところではあるのですが。
 加えて小夜さん
最近香里萌え萌えなので香里で(わらい)
 とかも言われたところなのですが。あー。
 ‥‥‥とにかくまあ、飴玉にもそういう風にアップしちゃったコトですし、そういうワケなので本日はSSお休み、というコトでひとつご容赦いただければ、と(爆)。

 いつも読んでくださってありがとうございます。
ROUND11.
 小夜さん@掲示板
要は、「文章それ自体の評価」なのか、「キャラ萌え等を含めての評価」なのでしょうけれど、確かにKanonの世界観で作品を書く以上、世界観を必要なくねじ曲げて書かれた物は、そういう場では酷評を得ても仕方がないでしょう。

ただ、まあ…「タバコ嫌い」「タバコを香里が吸うのは許せない」ではなく、その先の何故、を考えてから評価して欲しいかな、と。評価の場では、最低限読み手にも知性と教養が求められるとは思われます。そして、読もうとする態度も。
 『世界観を必要なくねじ曲げて書かれた物は、そういう場では酷評を得ても仕方がない』の部分に関しては、どうやらご承知いただけている通り、僕の中では納得ずくの仕掛けでした。ので、そういった理由によって点が辛いのは順当なことだと自分でも思いますし、それに対する不満とかもありません。
 や、個人的な感想を言えば、もっとこっぴどく酷評されるようなのを想像してたのに反応が思ったより好意的で逆に拍子抜け、くらいの感じだったと言っても過言ではなかったりとか(^^;;;。

 『その先の何故、を考えてから評価して欲しいかな』に関しても少し。
 確かに今回、その辺考えてくださっている方も単純に条件反射な方も両方いらっしゃったと僕も思いました。
 でね。‥‥‥評者に対する評者の感想としてなら、当然そういうのもアリです。そんな風に真摯に読んでくださっている方もそうでない方もいて、それぞれが相互の間に思うところがあるのも当たり前のことでしょう。例えば、煙草が嫌いな人の方にだって、その先を考えようとする人に何か言いたいことがあるかも知れませんよね。その辺を踏まえた上であれば、僕の書いた文章について小夜さんがそれを言うのは全然おけーだと思います。

 ところで今回、僕自身は評者でなくて作者の人だったので、ちょいと事情が違います。
 相手が不特定多数だとわかっている以上、受け取る相手を選ぶ権利は、文章の方には、即ち、作者の方にはありません。そもそも作者は、評者の態度に対して何か期待したり要求したりできる立場にない、とも僕は考えています。ですから、例えば「タバコ嫌い」であるとか「タバコを香里が吸うのは許せない」であるとか、そういった瞬間的な反応の時点で誰かが読むのを投げてしまうことがあるとして、誰かのそういう行動自体に対して僕から言うべきことは何もありません。
 その先を読んでもらえる文章が書けなかった自分に対してなら、言いたいことはいろいろあるのですが。
[2663.12.03.水.]
[2663.12.03.水.] / RE:煙草を吸わせるSSについて(ROUND11:REPEAT#002.) / おまけの御神楽さん。 / ROUND11:REPEAT#003. / ワッフル。 / angela「ソラノコエ」
RE: *煙草を吸わせるSSについて(ROUND11:REPEAT#002.)
 ええと、多分初めましてだと思いますので、初めまして。
 実はこの辺でタイトルを挙げてくださっていたことには気づいていたのですが、前述の事情から作者名公開を予定していなかったので、自動的ポーカーフェイス作戦だったのでした(^^;;;。
 何やら高い得点をいただいたようで、ありがとうございます。
コンペティションという場所に出すとしたら、取り扱いに気をつけて然るべき内容ではあるのでしょう。基本的に、上位を目指そうと考えたら避けた方が良いはずです。ストレスは少ない方が、読者としてもより強く物語に没頭できると思います。ただ、敢えて反感を買うことを覚悟で使ってみるというのも面白いかもしれません。
 小道具がああいう、まあ読む人に余計なストレスを強いがちなものである時に、それを「狙って使う」のと「思いついちゃったので使ってみる」のとでは意識に温度差があるような気がしていまして。
 せいるさんもその辺は温度の高い方に受け取ってくださっているようで(「不利な状況で戦うというのもまたテキスト使いの業」とか)、せっかくいい感じに誤解されてるところに水を差すようでアレですけれども(笑)、本人は割と成り行き任せで適当にやっていたりします。
 あくまでキーワードは「そーゆーの思いついちゃったんだからしょーがないじゃん」です(^^;;;。
 ‥‥‥ただし、勿論それは、だから書くことに向かう姿勢がいい加減だとかいうことを言いたくてそういう表現をしているのではなくて。
 そういったネガティヴなものを敢えて誰かに突きつけることを目的としてああいう風にしたのではなく、そういったネガティヴなものであっても持ち出した方があの空気は描きやすいからああいう風にした、という話です。ですから、『あの作品の雰囲気を創る中で何気に出てきたもの以上でもなく以下でもなく』という捉えられ方は、僕自身の実情にかなり近いニュアンスを持っていると感じます。

 それとは別に、煙草という小道具が単純に好きで、僕は結構、折りに触れて使っています。ええとKanon方面だと、他には北川が吸ってたことがあります
 ただ、何分にも僕自身が煙草を吸わない人なものですから、煙草を吸っているシーンは想像できても、例えばその人が「どういう種類の」煙草を吸っていそうかは想像できない、という決定的な弱点は昔から何ともなっていません。その点を指摘されたことも一度ありましたが、なにしろ一度死ねそうな目に遭った手前、自分で試して知識を得ることにも躊躇いが(^^;;;。
おまけの御神楽さん。
 別に潜在していたワケでなく、表立って普通に支持者であるところのブルース・おりくらの中では、実は仮面の男さんは御神楽少女探偵団な人として前々からインプットされていました(笑)。
 『蜃気楼の一族』と『さ・よ・な・ら』ですか。ふむ。‥‥‥『蜃気楼の一族』については、ミステリが云々の前にあの暗号が鬼門というか、なんか結局それしか印象に残ってない人が多そうな気が(苦笑)。その辺わかってて読み返す分には、確かにおもしろいシナリオなんですけどね。
 こういう時、ブルース・おりくらは『暗闇の手触り』を推しているのですけれども。解決の解決になってなさ加減、という言い方で伝わるかどうかはわかりませんが、そういう感じが気に入っているのです。どっちみち暗号解かなきゃ読めませんが(w。

 何のどういう巡り合わせなのか、続きが今度エルフから出るワケですけれども。
 既に三人娘を知っているブルース・おりくらとしても、心情的な側面についてだけ言えばエロゲになっちゃうのは非常に鬱ではあるのですが、でも同時に、あの時代の空気とか、それを踏まえた未来図の有り様として、実際にそういうことは起こりそうかそうでないか、みたいなことを考える時、実はあれも御神楽少女探偵団っぽい物語の行き先のひとつではあるんじゃないか、と思うのです。PS版はインフラがPSだったからそうならなかっただけで、実は元から、いつでもそっち方面へ転がっていける物語ではあったのですし。『太白星』あたりにもそういった傾向は伺えるかと。
 そして。
 考えてみれば、これだけ長い空白の期間を経て、しかもエロゲになっちゃうような境遇の激変を呑み込むようなことをしてでも、河野一二三氏は「御神楽少女探偵団」の続きが作りたかったんだ、という事実の向こうに垣間見える熱量を想えば‥‥‥確かに表面的にはエロゲですけど、中身はちゃんと御神楽少女探偵団にしてくれてるんじゃないか、って期待のし甲斐もあるというものではないですか。
 かなり本気で、ブルース・おりくらは「新御神楽少女探偵団」を楽しみにしています。
ROUND11:REPEAT#003.
 ちなみに「ROUND11」の出自は濱崎直子の曲タイトル(確か「エルフを狩るモノたちII」OP)なので勝手にカウントアップしてはいけません小夜さん(笑)。
問題は、これが仮にもコンペという場だったということで。読むまではまあ適当に読んでも良いのですが、ある意味評価されるために提出された作品に、評価するための場で、読み手にも真摯さが求められているという状況の下、どこまでそれらの評価が評価たり得たのか、ということには疑問が残るわけです。
 ひとつめ。
 僕の文章に関して言えば、「タバコ嫌い」「タバコを香里が吸うのは許せない」が必ずしも「投げた」結果とは限らない、という点についても考える必要がある筈です。読めば読み取れるものを読み取ろうと努力しなかった、と小夜さんは考えていらっしゃるかと思いますが、本当にそうでしょうか? ということです。
 小夜さんにできたことが他の全員にも必ずできるとは限りませんし、小夜さんを含めた全員に同じ捉え方が求められるのであるなら、評者はひとりで充分だということにもなります。それはそれでcompetitionらしくない、とは思われませんか?

 ふたつめ。
 まあ実際に、頑張らなかったのかも知れませんけど(笑)、もしかしたら頑張ってもわからなかったのかも知れない、という現実が目の前に感想として記述されてあるとして‥‥‥頑張ってもわからないことについて、小夜さんの仰るところの『知性と教養』が足りないせいだ、を結論にすることは確かに可能かも知れませんし、頑張らなかったことについては『読もうとする態度』が乏しいせいだ、も結論になるかも知れません。
 ただし今回の場合、その結論の方にも、実はこんぺ自体からは根拠を与えられてはいません。
 もし『知性と教養』に要求されるレベルがあるのだとしたら、それは事前に基準値が示されるべきで、基準値に達しない人が採点に参加できないシステムなり、採点に参加しづらい風土なりがあるべきです。『読もうとする態度』について基準値を示すのは難しいですが、まあガイドラインを示すくらいのことであれば多分できたでしょう。
 しかし現実には、誰が/どんな受け取り方をして・感想として何を書きつけて・点数として何点を入れて/も『いい』(途中省略可)、のです。

 それは、『知性と教養』も『読もうとする態度』も、『仮にもコンペという場』の方は「評者」の資質として求めてはいなかったからだ、という意味に考えることなのだろうと僕は思います。

 もちろん、それらが「よりよい評者」とかを目指す上で大切な資質であることに疑念を挟む余地はないのですが、「よりよい評者」を目指すか目指さないかは評者各々に帰する問題で、こんぺ自身はそれが問題だとは思っていない、ように見えるのです。
 ‥‥‥そういう部分で、小夜さんの考えるこんぺと、目の前に実在したこんぺでは、competitionの捉え方に乖離がありませんか?

 これを踏まえて、「どこまでそれらの評価が評価たり得たのか」を問うのであれば、すべて評価は完全に評価たり得ている、と僕は答えます。そのうちの幾つかは小夜さんにとって正しくないものに見えるのかも知れませんが、こんぺにとって間違ったものはひとつたりとも存在しない筈だからです。

 ここから先は余談ですが。
 自動バッシングめいた内容が予想したより随分少なかったこともあってか、僕の文章に皆さんからいただくことができた感想は賛辞も苦言も見事にバラバラで、例えば「読めた」と「意味がわからなかった」を両極として度合いを色で表現したらなんか綺麗な虹とか描けちゃいそうな勢いで(^^;;;、あれがまさしく、僕が欲しかった「客観的な意見の集合」のひとつの理想像だと思うんですが、もし知性とか教養とか読もうとする態度とかに某かのハードルがあったらあんなにバラバラにならなかったんじゃないかな、という気もします。
 誰が/どんな受け取り方をして・感想として何を書きつけて・点数として何点を入れて/も『いい』(途中省略可)という多様さが僕は大好きなのです。そういう種類の雑多さを愛している、とさえ言えるかも知れません。多分そこのところで、ある種潔癖な小夜さんの考え方とは真っ向から対立しているのでしょうね(笑)。
 そしてもし僕が評者であったなら、恐らくは方向性として、例えば小夜さんが目指すような「よりよい評者」へと向かっていくのでしょうけれども、それも、あくまでも「僕が」そうしたいから、なのです。
ワッフル。
「わ、ほらお姉ちゃん!」
「何よ今度は」
「このスカート、生地がワッフルって言うんだって。ほら、ほんのちょっと、ぎざぎざでもこもこ。わー」
「いや、わーじゃなくて」
「ほらほらお姉ちゃん、こっちはワッフルチェック!」
 あなた一体何しに来たの‥‥‥とは、今日は言えないあたしである。



「私がお姉ちゃんに服を見立ててあげます」
 突然、栞がそんなことを言い出したのは今朝になってからだ。
 自分の服くらい自分で選ぶわよ。
 そう言って断るのは簡単だったが、特に用事があるでもない日曜の朝、しかも元気になって数ヶ月前に病院から戻ったばかりの栞のお誘いを無下に断るのはどうだろうか。
 それに、多分栞は、本当にあたしの服を見立てたいのだろう。栞自身の買い物に敢えてあたしをつきあわせる理由はない。そういう相手には困らない筈なのだ。なにしろ、姉のあたしを差し置いて立派な‥‥‥立派かどうかは微妙としても、ともかく、栞には彼氏がついているのだから。
 いろいろ考えるあたしの手を引いて街に繰り出した栞は、そのままの勢いで、デパートのファッションフロアでもあたしを引っ張り回す、の、だが。
 実体はかくのごとし。
 珍しいものに目移りしてしまうばかりで、あたしの服はどこへやら、なのだった。



 一通り見て回ったところで、ぱたぱたと小走りに駆けて行った栞が最初に試着室前に持って来たのは、焦茶色のツーピースだった。普段着というよりはちょっとした他所行きっぽい仕立てで、どうもあたしの妹は、割合にシックというか、トラディショナルな趣味の持ち主だったらしい。
 栞の見立てだからもっと女の子っぽいというか、もう少し対象年齢の低そうな服を選んでくるかと思ったのだけれど‥‥‥意外にそうでもなかったことにちょっと感心しかけたところへ、
「やっぱり、見てきた中ではこのワッフル地の」
 シックもトラディショナルも一撃で台無しにするひとことでオチをつける。
 そういうのも、まあ、栞らしさではあるのかも知れないけれど。
「物珍しさで他人の服を選ばないでくれる?」
「そんなことないですよ? きっととっても似合います」
「‥‥‥そうかしら」
 それはそれとして、その服は嫌いではなかったので、素直に受け取ったあたしは試着室に入る。



 何となく着るのが面倒なところがいかにも他所行きっぽいツーピース。
 綿、とかそういう一般的な無地の生地にしか見えないシンプルな服だ。
「こういう服でも、意外とそれなりに見えるものなのね」
 裾を引っ張ったりリボンベルトの引っ掛かり具合を調節したりしながら、大きな姿見に映った自分に向かってそんなことを呟いた。
 自分ひとりで服を買いに来ると、どうしても、脱ぎ着が楽だとか、いい加減に扱えるとか、そんなことの方を先に考えてしまいがちな‥‥‥今はもう栞の看病とかにそんなに必死にならなくていいとわかっていても、どちらかといえばスポーティな服に目が行ってしまいがちなあたしのことを、栞はもしかしたら、あたしが自分で思うよりも気にしていたのかも知れない。



 お姉ちゃんはもう、こういう服を選んで着ても大丈夫です。
 私のことを無理に優先しようとしてくれなくても、私はもう、大丈夫なんです。
 あたしに似合いそう、というメッセージの他に、もうひとつメッセージがついているような気がして。
 首元と腰に値札をぶら下げた情けない自分の両肩を、あたしは、自分でぎゅっと抱きしめた。



 結局、それを買うことにした。
 財布を出そうとしたあたしの手を抑えて、代わりに自分の財布を取り出した栞があたしとレジの間に割り込む。
「いいわよ無理に奢ってくれなくても」
「でも今日のお財布係は私ですよ? あ、それで店員さん、すぐに着るので値札は切っちゃってください」
 畏まりました、と店員さんは応じて、カウンタに供えつけられた小さな鋏でぱちぱちと値札を切り落とす。
「ちょっと栞、すぐ着るってどういう」
「さて、あとは‥‥‥うーん、サンダルかな。サンダルですよね? はい、サンダル」
 聞いているのかいないのか、勝手に支払いを済ませて勝手に紙袋を受け取った栞は、やっぱり勝手にあたしの手を掴んで、すたすたと別のどこか向かってしまう。



「ちょっと栞?」
「その服でスニーカーはないでしょ、やっぱり」
「っていうか、今着なくても」
「いいからいいから」
 その足でもういちど試着室に押し込まれ、焦茶のツーピースにスニーカーという珍妙な格好にさせられたあたしは、そのままの状態で今度は靴の売り場に連れ込まれ、ヒールは低いがいかにも走りづらそうなサンダルに履き替えさせられた。
 ちなみに、そのサンダルの支払いも栞持ちだった。
「入院してる間、お小遣いとかちっとも使ってなかったから。プチお金持ち?」
 栞はそう言って得意げに微笑む。



 すっかりお色直しを済ませたあたしがデパートの外に出たのは、ちょうどお昼時くらいで。
「ん。そろそろですね」
 腕時計をちらりと見やって栞はそう呟く。
「そうだな。ぴったりだ」
 突然。
「え?」
 後ろに聞こえたのは相沢君の声だった。
「お、普段と随分感じが違うな。うんうん」
 何となく。
 何となくだが、何が企まれていたのか、その時あたしは察してしまっていたのかも知れない。
「なっななな何? 何なのこれは?」
 それ故に、不覚にも慌ててしまったあたしの前に相沢君が押し出したのは‥‥‥やっぱり、
「ほら何照れてんだ北川!」
「うわっ‥‥‥み、美坂」
 あたしと同じように、今買ったような真新しい服でそれなりにおめかしをした北川君、なのだった。



「着てきた服はちゃんとお前の家に届けといてやるから、気にしないでいいぞ北川」
「お姉ちゃんの服も私が持って帰りますから。それじゃごゆっくり」
 ‥‥‥そこに置き去りにされたあたしたちは、にこやかに去って行くふたりを呆然と見送るしかなくて。
「あー美坂、せっかくだから、その」
 そう言うまでに随分時間がかかった北川君が、すぐ側で、照れくさそうに頭を掻いた。
「仕方ないわね」
 つまらなそうに、いかにも仕方なさそうに、そう言ってやったつもり、だったのだが。
 多分あたしはその時、そういう表情を作るのに失敗していたと思う。



 栞が見立ててくれたツーピースのスカートとジャケット。
 ワッフル地の、ほんのちょっとの「ぎざぎざでもこもこ」同士が擦れた音が‥‥‥何故だか、頑張れお姉ちゃん、と囁く声に聞こえたような気がした。

ワッフル[26631203][Kanon][香里, 栞, 北川, 祐一]



 ええとタイトルに酔狂先生、キャストは酔狂先生が言い出して木村小夜さんが決めたのがへ●たいはかせさん向けに合致してたのでそのまま採用。
 ‥‥‥食べる方のワッフルなぞ意地でも出してやるものか、という固い固い決意のもとに。
angelaソラノコエ
 届いたYeah!
 何はさて置き、「宇宙のステルヴィア」最終話ED「dear my best friend」をmp3にエンコードして黒蒲に放り込み。ついでに歌詞を手打ちでメモりながら聴いてたら、最終回のことなんか思い出してちょっと目蓋あたりが熱くなったり。‥‥‥DVD買おうかなあ、やっぱり。
[2663.12.04.木.]
[2663.12.04.木.] / 黒い日。 / 鋳造神意。
黒い日。
 や、心はいっつも黒いけど(w。
 いろいろあって今日は礼服で出勤。喪服。

 : つーか、このフロアから今日通夜に出向くメンバーで、喪服着てるのは実は僕だけだったり。
 : え‥‥‥あの、ええと?(苦笑)
 : 出勤した時は日付間違えたかと思っちゃったもんなあ(^^;;;。ちゃんと合ってたみたいだけど。

 ともあれ。
 故人の御冥福をお祈りいたします。
鋳造神意
 やまぐうさんのお題で「坩堝」について調べているうちに、実は仏語"Creuset"が「坩堝」という意味("Le"は定冠詞らしい)であるという事実に行き当たる。しかも"Le Creuset"は鋳造鍋の世界的有名ブランドらしい。

 ‥‥‥すると、この御方は‥‥‥ラウ・坩堝? ラウ・鋳造鍋?(爆)

 : 鋳造された神意と言えば、「CAST IN THE NAME OF GOD. YE NOT GUILTY(我、神の名においてこれを鋳造する。汝らに罪無し)」というキーワードが真っ先に思い浮かぶんだけど。
 : ちょーせんしゃあらわるー、ですかー?
 : 直接やり合ったらどっちが生き残るのか、なんて全然わかんないけどね(^^;;;。

 どういうフィールドであるかにも拠るが、取り敢えずビッグ・オーの攻撃はどれもZGMF-X13Aには擦りもしないと思われるので(苦笑)、勝敗を分けるポイントは多分、「ZGMF-X13Aの攻撃はビッグ・オーにダメージを与えられるのかどうか」であろうと想像。与えられないなら引き分け、与えられるならZGMF-X13Aの勝ち、とかそんな感じで。
[2663.12.05.金.]
[2663.12.05.金.] / 昨夜の秘密。 / セパレイト・ブルー(ROUND11:LOOP#004.) / 坩堝。 / 休日出勤。 / 辞典館導入。
昨夜の秘密。
 葬儀関係のどたばたの中に想定外の空き時間が結構ありそうかと思ってたんだけど全然そんなことはなく、何だかんだで職場で帰宅するまで着手できなかった「坩堝」はどうしよう、とPCの前で考え込んで。

 : 次に目覚めたら今朝でした。
 : お、お疲れさまです(^^;;;

 といった次第で、図らずも「坩堝」は今日に持ち越し。嗚呼。
セパレイト・ブルー(ROUND11:LOOP#004.)
 せいるさん@日記
――誤解というか、私はそう読み取ったということカナぁ。文章は作者の真意と読者の真意(?)が一致しなくてはいけないという法律はないと思うので、私はそう見てるよということです。おりくらせんせーにとっては心外かもしれないんだケド(^^;
 ええと、その通りというか、『文章は作者の真意と読者の真意が一致しなくてはいけないという法律はない』とかそういう考え方を僕は全面的に支持する人です。
 ついでに言うと『時々自分が書いたものの中に潜むもの、つまり自分でも気がつかなかったことを、他人から言われて「あぁそうかもしれへんなー」とか思うのは私だけかなぁ』についても僕もそう思っていて、だから勿論、それは「せいるさんだけ」ではないです。
 や、もしかしたら「僕とせいるさんだけ」という可能性は残るのかも知れませんけど。

 ただ僕は‥‥‥何ていうのかな、見せた手品がどう見えるかの部分は見る人にお任せなんですが、それとはまた別に、自分の手品のタネについて喋るのも好き、とかそういう感じの心境故に書いたコトです。一致したから正しいとか違うから間違ってるとかそういう話がしたいのでは全然なくて。
 それでその、タネを明かしすぎる魔術師はダメだろうという点は前々から非常に気になっている(^^;;;ので、普段はそういうの何も書かないようにしてるんですが、もともと好きなもんですから何かの拍子に書き始めるとついうっかり書きすぎてしまうことが多くて(苦笑)。個人的に、それもよくないと思っているのですけれども。
 例えば「こんぺに出ました」とかを僕がなるべく伏せておきたがることの裏側には、その辺を自制するため、タネを明かす機会自体を減らしてしまおう、という意図が実際には少なからずあります。
ちなみに「業」(カルマ)ではなくて「技量」という意味で業(わざ)と書いたです。
 いやもうKarmaの方かとばかり。すぱっとストレートに「ごう」と読んでました。なんか自分と似たようなコトを業だと思っているような人っているもんなんだなあ、などと思いつつその辺記述したり。
 だから煙草とか、煙草出すのが目的なんかじゃ全然ないんですけど、でも何かこう、生来の気質みたいなもの(叛徒のKarma? 危機的状況マニアのKarma?)はそういう時にも滲み出ていて、気がつくと必要以上の茨道をわざわざ選んでしまっている感じ?(^^;;;
 つーか技量の方かー。‥‥‥技量の方なのかー(苦笑)。
坩堝。
「ねえ祐一、前から不思議なんだけど」
 寝転がったままマンガを読んでいた真琴は、不意にそう言って顔を上げ、テレビの方を見た。
「ん?」
「これ、じんしゅのるつぼ、ってトコなんでしょ? ‥‥‥どれが壷なの?」
 居間のテレビの中にはニューヨークの街並みがある。確かについ今しがた、人種の坩堝と呼ばれるニューヨークでは、とか何とかナレーターが言っていた。ニュース番組の特集コーナーで、確か内容は犯罪の若年化がどうこうとかいうドキュメンタリーだ。



 ごほん。咳払いをひとつ。
「真琴、るつぼってどういう字を書くか知ってるか?」
「え? わかんないけど」
「流れる壷、って書くんだ。昔は流刑って刑があって、遠くの島とかに島流しにされたりしたんだが、途中で囚人が逃げないように壷に入れて運んだのが『流壷』の始まりで、そのうち、そうやって人が流れてくる場所のことも『流壷』と呼ばれるようになった」
 テレビの方を指差す。画面の中はインタビューで、逮捕された少年がその後の心境を語ったりしているようだ。
「だからほら、『人種の流壷』とか呼ばれてるトコは治安が悪いだろ?」
「へえ。そうなんだ」
 感心したように真琴が頷く。嘘だが。



「もう。嘘ついちゃダメだよ祐一?」
 が、そこで、今まで黙々と妖怪こたつみかん役に徹していた名雪が突然横から口を挟んだ。
 途端に真琴がこっちを睨む。ちっ。
「あのね真琴ちゃん。るつぼのる、は『流れる』じゃなくて『留まる』だよ」
 何だって?
「いろんな国からやってきた人たちがそんな風に集まって、周りにいるのは自分とは違う場所から来た人ばっかりだけど、でもそこに来た人はみんなそこのこと好きになって、なかなかそこから帰りたがらないからそう呼ばれてるんだって」
 とはいえ、まあ名雪らしいといえば名雪らしい説、ではあるかも知れない。嘘だが。
 ‥‥‥って、わかってて言ってるんだよな、名雪?



「では問題だ真琴。流れる壷と留まる壷、どっちが正しい『るつぼ』だと思う?」
「名雪の方!」
 ‥‥‥即答かよ。
「だって祐一意地悪だもん」
「ねー」
「ねー」
 ‥‥‥しかも意気投合かよ。
 何というか、どうもこう、名雪と真琴と俺の組み合わせはこんな風になりやすいような感じがちょっとした。
「やっぱり、女の子同士なのかな」
「ん、そうかもね」
 名雪は笑って、それから、ミカンに意識を戻す。
 その頃にはもう、テレビの中でもニューヨークの話は終わっていて。



 明日は全国的に晴れの予報ですが、気温がちょっと低めなので、暖かい格好でお出掛けくださいね。
 ‥‥‥代わりにそこにいるお天気キャスターがにこやかに告げるのを聞き流しながら、それも嘘だったらおもしろいな、なんてどこかで思ったりもしてもいた。

坩堝[26631205][Kanon][真琴, 名雪, 祐一]



 前述通りタイトルはやまぐうさん
 引き続き、「坩堝」そのものを如何にして出さないかがテーマ、とかそういう線で(笑)。
休日出勤。
 取り敢えず明日は出ることに。晴れたらいいなと思ったんだが。

 あー、くもり 一時 雨

 ‥‥‥。出るの止めようかな(苦笑)。
辞典館導入。
 早速検索ソフトのインストール‥‥‥はせず(笑)、CD-ROMから辞典部分をごっそりHDDにコピーしてカタログファイルの作り直し。
 EPWING化してあったシステムソフトの広辞苑とか新明解と一緒に、つつがなく串刺し検索ができるようになった。うおー便利ー。
[2663.12.06.土.]
[2663.12.06.土.] / 起きました。 / HYDE「666」. / お買い物。 / 坊や。
起きました。
 ええと10時30分?
 寒い。雨降りそう。‥‥‥休日出勤、止めようかな(^^;;;。
HYDE「666」.
 最近そういうの全然チェックしてないから、初回版に「HELLO」と「HORIZON」のPVがついてるとか全然知らなかった(^^;;;。ついでに「ROENTGEN」共々、慌ててAmazonで注文。アルバムだからまだ大丈夫だとは思うが、確か「HORIZON」のシングルはレーベルゲートだった気がするのが気になるといえば気になるポイントかな。
 ちなみに「666」収録の「SHINING OVER YOU」は「バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海」のCMソングだったり。ちょうど「GRANDIA」の時のL'Arc-en-Ciel「It's the end」みたいな感じのタイアップ?
お買い物。
 足りなくなったCD-Rメディアの買い出し、のついでに。

 CD。Mr.Children「掌/くるみ」。や、曲だけだったら恐らく買わなかったけど(笑)、一緒にPVのmpgファイルも入ってるとパッケージに書いてあったので即買い。これでPCさえ動いてればいつでもあの「くるみ」のPVが観られて嬉しいYeah。

 DVD。「TEXNOLYZE UNITE01」と「JUDY AND MARY ALL CLIPS -JAM COMPLETE VIDEO COLLECTION-」。
 TEXNOLYZEについてはOPさえ観られれば他は何でもいいので(笑)、1枚目価格で安いのをちょろっと。続きを買う気は全然なし。
 JAMは失敗‥‥‥裏書きに書いてある通りなんだから失敗も何もないんだけど、「そばかす」も「くじら12号」も「イロトリドリノセカイ」もオマケみたいな短いものしか入っていない。むー。
坊や。
「祐一、どうしよう?」
 どこか嬉しそうに、名雪が部屋の奥を指差す。
「どうって‥‥‥どうしようも何も、どうにもならないだろ、これ」
 取り敢えず祐一としても、苦笑いを浮かべるしかない。



 秋子はそこで‥‥‥寝かしつけた真琴とあゆのすぐ脇で、誰がどう見ても、一緒に眠ってしまっている。
 眠っている筈なのに、時々、子守り歌の欠け片が寝息に混じる。
 動き方が緩慢でも、やたらと長い周期でも、真琴とあゆの背に交互にとんと置かれる手は、未だに規則的な往復を止めてはいない。
 寝ていても団扇の動く親心、とは誰の川柳だったろう?



「私の時も、あんな風にお母さんが寝かしつけてくれたのかな」
「いや。そんなことないと思うぞ」
 祐一は即答した。
「お母さんより答えるの速いよ祐一。でも、どうして?」
「おやすみなさーいって布団被って十秒後には寝てるような子に、寝かしつける努力なんか必要ないだろ?」
「うー。そうだけど、昔もそうだったかどうかとか、私、わからないし」
 そう言いながら名雪が口を尖らせるのはどういうわけだろう。



 坊やは、よい子だ、ねんねしな。
 途切れ途切れのメロディは、その坊やたちがもうねんねしていて、その耳に届いていないことに気づかないのだろうか。



「あ。でも、女の子相手に『坊や』って、おかしいよね? うん」
 突然、曇りかけていた名雪の顔が明るくなる。どうも今思いついたらしい。
「そこ突っ込んでどうするんだ名雪?」
「うん。だから、いいんだよ。私が寝つきがよくっても、そのせいでお母さんが私に『坊やはよい子だねんねしな』ってあんまり歌ってくれなくっても。私、女の子だから」
「だからそこは別に突っ込むとこじゃないって。っていうか、そこの真琴もあゆも一応女の子だし」
 もしかしたら名雪は、他の子にお母さん盗られたとか思って‥‥‥要するに、あのふたりにやきもち焼いてるんじゃないのか。高校生にもなって。
 ちょっと呆れたような仕種で、祐一は両手を軽く持ち上げてみせる。



 いい子だから。
 早く寝ましょうね。
 ‥‥‥なゆき。



 何度目かの子守り歌に挟まった名前は、その手で触れた背中への言葉なのか、それともドアの近くで自分を見つめる姿への言葉なのか、それは確認のしようもない。
 再び寝息をたて始めた秋子にも掛け布団を肩まで掛けて、名雪と祐一は真琴の部屋を出る。



「祐一。あのね、祐一」
 後ろ手でそっとドアを締めてから、言いづらそうに名雪が言った。
「子供っぽいって笑わないでね。でも私、今、ちょっと嬉しかった」
 思い切り笑ってやってもよかった、のだろうが。
「いいんじゃないか? よかったな」
 笑う代わりに、祐一はそっと名雪の頭を撫でた。

坊や[26631206][Kanon][真琴, あゆ, 秋子, 名雪, 祐一]



 タイトルは木村小夜さん
 や、正直な話、困りました(笑)。書くこと考えないでタイトルだけ眺めてた時点では、こんなにも何書いていいかわからなくて困惑するだなんて想像もしませんでしたが、いざ書こうと思ってみたらもう手も足も出ない。もうひとつ制約を加えてみるとか(+キタカオだったり+美汐だったり)、いろいろ考えたことは考えたんですが、どれを書き始めても何だか落ち着かなくて、結局、こんな話に。
 美汐のことを考えていて思いついたシーンは別のお話に持って行くかも知れません。

 で、クイズですが。
 実は、『なお、「や」が本命です。クイズ付き(w』という書き込みを見た瞬間に、直感的にというか、ひとつ思いついていたタイトルがあるのです。その後幾つかヒントが出てますが、僕が調べた範囲の中では一応すべての条件をクリアしてもいるようですし、今回は自分の直感と添い遂げることにします。これでハズれる分にはしょーがないやもう。

 「ヤマトナデシコ七変化」。
[2663.12.07.日.]
[2663.12.07.日.] / 「仮面ライダー555」観る。 / 起きたのが13時過ぎ。 / 拡大。 / の後。 / のさらに後。
仮面ライダー555観る
 今回も結花たんの話。まあ、今回以降はもうないが。
 つーか結花たん脱落。意外と早かったような気も。それにしてもけーたろが不幸だ‥‥‥。合掌。
起きたのが13時過ぎ。
 これから拡大へ赴こうかと。
 HYDE「666」はもう発送しましたメールが昨日のうちに来てるから、多分、今日届く筈で。出掛ける前に届いてたら、とにかく「HELLO」はmp3にエンコードして持って行きたかったんだけど、今見てきた感じだと間に合わないっぽいかなあ。
拡大。
 当日シフト発表。一緒にして欲しい申告とかし損ねたCFさんが何故か同じ組になっててちょっと笑う。
 それよりもウチのブロック、3日目に残ってる要員が実は6人中2人とからしい(爆)。大丈夫なのかコレ? つーか誰だよこのシフト組んだの?(^^;;;
の後。
 CFさんと弟と3人で軽く食事。CFさんとは電車内で別れた後、弟と品川に出て、CD屋で買い物してから軽く呑み、で解散帰宅。
 買ったもの。ED目当ての「ストラトス・フォー」サントラ。矢井田瞳のDVD「Sparkles of light」。
のさらに後。
 帰宅してみたらHYDEのCDはポストに突き刺さっていた。つーかコレじゃ誰に持ってかれても文句言えないだろ(苦笑)。
 眠いので取り敢えず、すぐ欲しいトコだけ見繕ってプチmp3エンコード大会。メロキュア「向日葵」とHYDE「HELLO(Album Mix)」「HORIZON」「SHINING OVER YOU」。
[2663.12.08.月.]
[2663.12.08.月.] / heavy rotation. / 祥子さま→令ちゃん。 / 焼け野が原。 / 失敗。
heavy rotation.
 昨日はMr.Childrenの「掌」と「くるみ」ばっかりで、今日はHYDE「HELLO」ばっかり聴いてる感じ。
 この先しばらくはHYDE大会になりそうな予感。アルバム両方買ったことだし。angela「dear my best friend」とかメロキュア「向日葵」とかもそれなりに聴き込んではいるものの、キーとか考えると自分でちゃんと歌うのはほぼ無理。PORNO GRAFFITI「メリッサ」は偽CDだから買ってないってコトもあるが、そうじゃなくても文月さんにお任せ方向で万事おけーな気が(w。
 取り敢えず「ROENTGEN」からもシングル曲とタイアップ関係はエンコードしておこう。ええと「EVERGREEN」「ANGEL'S TALE」「SHALLOW SLEEP」「A DROP OF COLOUR」かな。

 : そういえば昨夜の帰り、黒蒲が電池の電力を使い切って再生が停止したよ。
 : そうなんですか?
 : 挙動としては、何の芸もなくいきなり黙り込んで終了、だった気がしたな。別に問題はないけど。

 出先で電池を使い切るまで再生を続けるだなんてSO502iWMじゃ恐くてできないもんなあ(苦笑)。
祥子さま→令ちゃん。
 そういや去年の12月はBUMP OF CHICKEN大会じゃなかったっけと思い出し、読み返してたら出てきたのが「マリみてお姉さま度チェック」。
 今となっては「マリみて」も半分くらい既読であるコトだし、お姉さま度のグレードアップ具合を確かめるべく再度挑戦してみる。
 ちなみに、『設問にあった「リリアン」といい「妹制度」といい「妹が妹をつくらない」ことの問題度合いといい「ロザリオ」の意味合いといい、当たり前ながら見事に意味がわからない』状態でチェックした去年の結果はこんな感じ

 ‥‥‥だったのだが。が。が。なのにところがだがしかし。
る印さまのお姉さま度は 81お姉さま  です

あなたはすでに妹のような存在が居ませんか?妹の扱いに慣れているようです。
そんなあなたはマリみてキャラでいうと『令ちゃん』です。
押しの強い多少わがままな妹をさらっと受け流す器量があります。
一見尻にしかれているようでも、実は妹を操縦しています。
柔軟で臨機応変さが魅力のお姉さまです。
 うわ見るからに思いっきり落ちてますよお姉さま度合いが(苦笑)。
 つーかもしかして、250から81、って実はかなりものすごい暴落なのでは?(^^;;;
焼け野が原。
「あ、すみません有里さん。すぐ戻ります‥‥‥俺、今まで」
 そこで言い淀んだ宮司様が、今まで、私に何をしてきたか、なんて。
 宮司様が気に病まれることはないのです。
 私が誘ったのですから。
 私が‥‥‥本当はただ、今までずっと、私が寂しかっただけなのですから。
 宮司様の優しさに付け入るようにして、自分を慰める道具に宮司様を使っただけです、と今告白しても、宮司様ならば、多分、私を抱きしめてくださるでしょう。まるで自分のことのように、辛かったね、と言ってくださるでしょう。
 だから宮司様にだけは、本当のことは言えません。
 それで宮司様の未来を縛ることはできません。
 束の間、付け入っただけの私のことなど、忘れてしまった方がいいに違いないのです。



 そう、例えば宮司様がどうしようもない人でなしだったなら、どんなに救われたことでしょう。
 弄ぶだけ弄んで、私のことなど簡単に棄ててくださるようなひどい人だったなら。
 玩具でよかったのに、
 捌け口でよかったのに、
 ただの慰み物でよかったのに、
 私が傷つくだけでよかったのに、



 でも、そういう人ではなかったから。
 優しかったから。
 その間だけは、私だけを見ていてくださっているのかも知れない、と思えたから。
 宮司様のそんなところに惹かれたのだと、本当は、私もわかっているのに。



「構いませんわ。時々見回りはしていますが、何も起こってはいませんし。宮司様もお疲れでしょう」
 敢えて、宮司様の期待された答えとはきっと違うこと、を答えながら。
 ちらちらと伏し目がちに私の手を見ている宮司様から、ゆっくりと、逃れるようにして。
 宮司様をそこに置いてひとり廊下を歩きながら、私はその時、荷物をまとめる決心をしました。
 これ以上ここにいてはいけない。
 宮司様の側にいると、私はやがて、言ってはいけないことを言ってしまう。訊いてはいけないことを訊いてしまう。求めてはいけないものを‥‥‥それでも求めようとする罪深い自分を、抑えることができなくなってしまう。



 ここから見上げる最後の夕焼け空が高く澄んで綺麗だったことをずっと憶えておこうと思いました。
 憶えていられることはそれだけでいいと思いました。
 誰でもいいから私を愛して、と私の中で叫ぶ私も一緒に、嬉しいことも悲しいことも、ここで皆さんと、宮司様と作った思い出を全部、あの夕焼けが焼いてくれたらいいと思いました。
 そうして、私の心の中はまるで焼け野のように何もなくなって‥‥‥そこに宮司様が、いらっしゃらなければいい、と思いました。



 さようなら宮司様。どうか、どうかお幸せに。

焼け野が原[26631208][ねがい][有里, 宮司]



 タイトルは木村小夜さんで、中身に関してはやまぐうさん入り。や、「君がいた物語」の続きを、という要求があったのを「焼け野が原」の歌詞を見ていてちょっと思い出したので、そのままそういう風に纏めちゃいました。
失敗。
 いい加減帰るのが遅くなったのに加えて、駅に着いてから職場に財布を忘れたことに気づき(苦笑)、後追いで職場を出た先輩に持ってきてくれるよう頼んで、そのまま駅で待っていた、という間抜けぶりがどうにもこうにも。
 日を跨がない予定で飴玉の更新用データをつくったというのに、帰り着いたらしっかり日が変わっていてがっかり(^^;;;。
[2663.12.09.火.]
[2663.12.09.火.] / 酔狂先生@掲示板。 / メモ。 / ひええ(^^;;;。 / ラーメンタイマー。
酔狂先生@掲示板
"ラーメンタイマー"でぐぐってみると1110件とか見つかりました。
みんな結構作ったり使ったりしてるのねぇ。
萌え絵系CPUの作り方解説書でも作ってたっけ。

そんなわけでラーメンタイマーをリクエスト。
 : 今見たら1150件だったけどね。
 : って増えてます旦那!(^^;;;
 : ぱぱさまー、らーめんたいまー、ってなんですかー?
 : んー。時間が計れる重石?
 : 重石、ってどうなんですか説明として(苦笑)。

 個人的には、物理的に蓋を押さえられる機能がないものはラーメンタイマーとは言えないんじゃないかと。だから例えばPCでソフトウェア的に実現しているラーメンタイマーは、そのPC自体が蓋を押さえる機能を満たすものでない限りは(笑)単に「3分(時々違うけど)を計ることに特化したタイマー」であるに過ぎず、「ラーメンタイマー」と呼んでよいものではない、とか。
 つーかこんなコト語ってどうするんだ?(笑)>ブルース・おりくら

 まあ結局どんなワケだかさっぱりわかってませんが、ともあれ、問題とかは別にないので了承。
メモ。
 携帯買い替え後ダウンロード必須
ひええ(^^;;;。
 飴玉の掲示板に久々に書き込みがあったと思ったらお手紙の方で、完売したままアップもされてない原稿集めて総集編とか作る予定はないですか、というお問い合わせで。

 掲示板にも書いた通り、100円本は頒布終了と大体同時に飴玉に文章をアップしているので読むことはまあ可能で、今現在の段階で復刊もアップロードもしていなくて全然どうにもなってないのは「dandelion」だけだから、つまり要求された通りの総集編を作るってコトは「dandelion」をもう一回作るってコトと完全に意味が一緒なんだけど。
 むー。痛いトコ突いてくるなあ(苦笑)。

 : 実は、文庫で仕立て直したい、という欲求は完売した頃くらいからあったんだよなあ(笑)。まだそのまま宙ぶらりんにしてたからなー。
 : それはもう、何かそういう、とにかくアクションをしなさい、というコトなのでは?
 : ん。そうかも知れない。

 出すとすれば、この次の夏くらいかな。‥‥‥気が変わってその前にサイトに原稿全部上げちゃうかも知れないけど(笑)。
ラーメンタイマー。
 たまたま名雪の携帯が炬燵の上に放り出してあったのは、こういう風に使え、という神様の思し召しとかに違いない。
 液晶画面に小さな鐘のマークが点灯したのを確認して、俺はぱたんと折り畳んだその赤っぽい携帯をカップの上に置いた。
 そのまま俺は炬燵に肘を突いて、紙蓋の隅が僅かに捲れてもやもやと微かな湯気が立つのを眺めている。
 あと三分。



「祐一、私の携帯知らない?」
 名雪がリビングに入ってきた。‥‥‥しまった。
「って、ああっ祐一! そんなことに私の携帯使っちゃダメだよ!」
 気づかれた。珍しいくらい血相を変えて飛んでくる。
「うわっ。ちょっと待ってくれ名雪、多分あと二分くらいだから」
「ダメだよ! 私の携帯がお醤油味になっちゃうっ」
 俺の真後ろから伸しかかってきた名雪は、伸ばした両手でカップの上の携帯を奪い返そうとする。
「こら。おーい。胸が当たるぞ」
 肩甲骨のあたりに、何か柔らかいものがぐいぐいと押しつけられている。
「いいもん! それより携帯!」
 どうも本当に気にしていないらしい勢いで、名雪の両腕は俺の腕のガードを掻い潜ろうと必死に動き回る。
 そして。
 名雪の指が引っ掛かったせいで開いてしまった紙蓋のスペースに、
「ああっ!」
 その手を退けようとした俺の手に押されたせいで携帯が滑り落ちた。
「うわっしまった!」
 一瞬遅れて‥‥‥ほかほかと湯気を上げるカップの中から、さっき設定した着信メロディと、バイブレータがじーじーと振動する音が聞こえてきた。



 傍らの割り箸を勝手に割った名雪が、天ぷらうどんの出汁に沈んだ携帯を摘み上げる。
 後乗せサクサクが売りの天ぷらはまだ投入されていないが、結果としては余計に油っぽくならなかっただけだ。醤油味になってしまったことと、多分もう使えないであろうことは変わらない。
「ああ‥‥‥私の携帯が本当にお醤油味になっちゃったよ‥‥‥イチゴみたいな色でお気に入りだったのに」
 項垂れた名雪の手元の携帯から、ぽたぽたと醤油味の出汁が落ちた。
「いやちょっと待て。俺の天ぷらうどんも台無しなんだぞ? 名雪が真後ろで暴れたりしなきゃ」
「酷いよ。大体、祐一がそんなことに私の携帯使うからダメなんだよ? 天ぷらうどんなんかまた買い直せばいいだけじゃない。この携帯はモデルチェンジしちゃってるからもう買えないのに」
「もう買えないったって、それもう型遅れで新規契約本体ゼロ円とかだった端末」
 勿論、カップの天ぷらうどんと携帯電話が損得勘定で釣り合うだなんて、本当は俺も思ってないが。
「祐一の馬鹿っ! そんなこと言うならこれから祐一のごはんはずーっとずーっとカップの天ぷらうどん! 天ぷらうどんをおかずにして天ぷらうどんのごはんっ、お味噌汁の代わりも天ぷらうどんのお出汁っ!」
 まずい本気で怒らせてしまった。これ以上続けると謝る機会がなくなる。
「すまん名雪俺が悪かった」
「‥‥‥もう。罰としてイチゴパフェ三杯。それから、明日同じ携帯探しに行くから、つきあってくれないとダメだからね?」
 膨れっ面の名雪が呟く。
 その辺に転がっていたお手軽ラーメンタイマーは、何だかんだで結局随分高くついたのだった。

ラーメンタイマー[26631209][Kanon][名雪, 祐一]



 タイトルは酔狂先生。
 今だったら、最良のラーメンタイマーは携帯電話でしょ、と思うので。‥‥‥水瀬家居候の祐一がなんでそんな侘しいものを食べてるのかは考えてませんが(笑)。
[2663.12.10.水.]
[2663.12.10.水.] / ああそうだ。 / メモ。 / アンダンテ。 / ちなみにですが。
ああそうだ。
 昨日ってばせいるさんのお誕生日だったんでしたね。‥‥‥帰宅後PC立ち上げて日記のアップとかしたんですが、その段階で意識はほぼ寝てたので、そのまま自動的に追記するのを忘れてしまっていた模様(苦笑)。
 挙げ句、今朝方おりはさんの日記を見た途端、忘れてたコトまで一緒に思い出す始末。嗚呼。

 : なーんか忘れてるとはずーっと思ってたんだよなー(^^;;;。そっか、それか。
 : だめだめですね。
 : だめーですー!

 なんかもうぐだぐだな上に一日遅れですが(笑)、ともあれ、おめでとうございます。
メモ。
 つーか職場からだとここ見れん(苦笑)
アンダンテ。
 あたしのペースが上がらない。
 裏地と低いヒールを紐で素足に括っただけ、みたいなサンダルが想像以上に歩きにくかったせいだ。
 そういえば、割とタイトなスカートのせいで、普段よりちょっと歩幅が狭いせい、のような気もする。
 家から出てきた時のままのあたしなら、北川君と並んで歩くくらい、きっと苦もなくできてしまうのに。
 おかげであたしはさっきからずっと北川君の背中ばかりを見ている。
 着つけないブレザーのジャケットなんか着ているせいか、ジャケットの方に着られてしまっているような‥‥‥七五三のお子様をそのまま大きくしたような、どこかしっくりしない背中。
 でも、やっぱりそのジャケットのせいなのか、今まで思っていたよりも肩幅が少し広く見える背中。



 妙にぎこちなくあたしをどこかへ引っ張っていくその背中は、よく見ると、突然早足になったり、突然ゆっくりになったりを繰り返している。
 何となくだけど気持ちはわかる。
 多分、遅くなるのは、あたしのことを思い出して不安になるから。
 速くなるのは、あたしがちゃんとついて歩いていることに安心するから。
 そしてきっと、そんな風に不安になったり安心したりを繰り返さないといけないのは、自分が美坂をリードしないと、みたいな使命感でいっぱいいっぱいの北川君に、あたしと喋ったり、あたしを気遣ったりする余裕がまだないから。



 この状況を打開する方法くらい幾つでも簡単に思いつく。
 北川君が少しペースを落として、横に並んで歩くようにするのが一般的だと思う。
 あたしが北川君の前を歩くのもいい。
 北川君とあたしが手を繋ぐ、というのも簡単で効果的だ。
 そして大切なのは、何でもいいから話すことだ。別に機知に富んだ高尚な会話とかでなくていい。例えば、学校帰りのあたしたちが普通に話しているようなことで構わない。
 ‥‥‥学校帰りのあたしたちは、四人や五人が一緒に歩いても、誰かを置き去りにしたりはしない。
 その時の北川君になら、もっと上手くやれているのに。



 確かにどこかしっくりしないけれど。
 でも思っていたよりも肩幅が広くて。
 なんて必死で、なんて不器用で‥‥‥なんて、可愛い背中。



 そんな背中を見つめる楽しみを憶えたから、追いつかなくちゃとか考えることをあたしは止めた。
 打開する方法が幾つあったとしても、それを言ったりやってみせたりはしないことに決めた。
 だってあたしたちは、まだ始まったばかりだ。
 もしかしたらまだ始まってもいないのかも知れない。
 だから、今すぐに何もかもが上手くいかないことになんて、焦っても仕方がない。



 あたしもあなたもこんな格好にこんな靴で、それでも自然にふたり並んで歩ける日が、そのうち来たらいいと思う。
 それまではこのままでいい。
 こんなに近くを歩いているのに歩幅も揃わないようなぎこちない距離のことを、実はあたしは、自分で思うよりも気に入っているような気がしてきたから。

アンダンテ[26631210][Kanon][香里, 北川]



 って、また「あ」かよ!(^^;;;

 さておき。
 買ったばかりの矢井田瞳のPV集「Sparkles of light」が最近のお気に入りで、音楽用語としての"Andante"な感じとは実は全然程遠い収録曲「アンダンテ」に何となくインスパイアされすぎてしまった結果がこんな感じ、とかそういう言い訳はどうでしょう?(苦笑)
ちなみにですが。
 ブルース・おりくらが自分で妙姉ぇをここに出すのは「二次創作」じゃないのでレギュレーションに抵触します。従いまして、申しわけありませんが取り敢えず今回のところは、そのオーダーは了承いたしかねます。‥‥‥や、そういう風にお呼びが掛かるようなキャラを作れたこと自体は密かに嬉しかったりするのですけれども、それとこれとは別の話、ですゆえ。
 ただし、ブルース・おりくらでない人、例えば小夜さんさんが妙姉ぇを書かれるのは「二次創作」なんでしょうから、それがしりとりSSに割り込むのはもちろん全然まったくおけーですよ?(笑)

 つーかそんな恐ろしいことを企んでたのか小夜さんは(^^;;;。
[2663.12.11.木.]
[2663.12.11.木.] / 省電力モード。 / 貞操の危機。
省電力モード。
 「12月26日に仕事納め」の線は死守されなければなりません(謎)。
  • やまぐうさんとこのキッチンタイマー。ほなみんももちろんかわいいんだけど、いちばん気に入っているところは、実は「で、リクエストは何?」に答える台詞。
  • ブルース・おりくらは、こういう冴えた返答を間髪入れずにぽんと出して相手を困らせることができる人を目指しています(爆)。
  • ところでほなみるくはまだですか?(w
  • OSたん保管庫今日の○と×→ブルース・おりくら。
  • XPたんが多いのは多分現行OSだからだろうけど、Meたんがやけに多いのはやっぱり「馬鹿な子ほど可愛い」からなのかな?(苦笑)
  • 小夜さん@掲示板。『次回リクエストは「テムズ河包囲網」と「貞操の危機」のお好きなほうをどうぞ(笑)。』
  • こういう場合、末端文字が違うのであれば、その末端文字を先頭文字とする既存SSの本数が少ない方を優先しようと考えています。
  • テムズ河包囲網() → VIRUS / 裏窓 / 裏と闇と影
  • 貞操の危機() → きらい。 / 君がいた物語
  • というコトで3対2。次のしりとりSSのタイトルは「貞操の危機」。‥‥‥ぇー?(^^;;;
  • だからって「テムズ河包囲網」にしても、そっちはそっちで全然意味不明だしなあ。
貞操の危機。
 空をオレンジ色に染めて、ゆっくりと夕陽が沈んでゆく。
 公園の片隅に設えられたベンチ。
 握り拳にしてふたつ分くらいの微妙な距離を置いて、並んで腰かけた北川と香里の背中。
 ‥‥‥雑木の奥からオペラグラスでそんな背中を見つめている祐一と栞も、大概、暇人なのであった。



「あ、香里が仕掛けた」
「え? どれですか? どれ?」
 呟いた祐一の手から強引に奪い取ったオペラグラスを今度は栞が覗き込む。
 ちょうど、傾いた香里の頭が、北川の左の肩に落ちたところだった。
「わ。ちょっとドラマみたいですね、ああいうの。空の色が綺麗で」
「それはいいんだけど‥‥‥北川って、もしかしてものすごく香里に舐められてないか?」
「どうしてですか?」
「ほら」



 オペラグラスの中では、その肩を抱く気で上げられた北川の腕が情けなく宙を彷徨っている。
 いつまで眺めても、結局、香里の肩に触れてしまいはしない手のひら。



「何かそういう不安とか全然考えてないだろ香里は。テーソーのキキ、とかさ」
「そうですよねえ‥‥‥そういうところは、祐一さんはけだものさんでしたものねえ」
 感慨深げに栞が呟く。
「けだもの、って栞な」
「でも多分、けだものじゃない人は、あんな風にいろいろ迷うんですよ、きっと。おかげで私はあっという間にあんなこととかこんなこととか」
「ぐああああああっ」
 余計な蛇を薮から出してしまった祐一はその蛇に喰われて悶えている。
 すぐ側で悶える祐一を何故かオペラグラス越しに眺めながら、栞はくすくす笑みを零す。



「あ。危険度が上がってます」
 ベンチに向き直った栞は、その間に状況が少しだけ進展していたことを知った。
「何? どうなった?」
 相変わらず手は中途半端に上空を旋回しているが、その間に、どうやら北川自身が香里に少し接近したらしい。‥‥‥握り拳にしてひとつ分くらい。
「確かに上がってるけど、本当にほんのちょっとだな。もどかしい奴だまったく」
「お姉ちゃんもそう思ってるかも知れませんね」
「いっそ香里が自分から抱きついちゃえばいいのにな」
「んー、何というか‥‥‥ええと、もしかしてお姉ちゃんは、北川さんのそういう反応を楽しんでいるんじゃないでしょうか」
「それはあるかもな」
 祐一は頷く。



「ま、いいや。もうアレはいいから、俺たちも行こうか、栞」
 雑木に寄りかかっていた祐一がぱたぱたと肩のあたりを払う。
「そうですね。‥‥‥ああそれで、今ちょっと気になったことがあるんですが、祐一さん」
 ぱちん、と小さな音をたてて、栞の手の中でオペラグラスが畳まれる。
「ん?」
「私の貞操の危機は一体誰が救ってくれるんでしょうか?」
 栞の両肩に手を乗せて、急に真顔になった祐一がおもむろに宣告した。
「諦めてくれ」
 ミもフタもなかった。
「わ。酷い。そんなこと言う人嫌いです」
「‥‥‥本当に嫌か?」
「ううっ‥‥‥そんなこと訊く人も、嫌い、です」
 真っ赤になって俯いた栞の肩を自然に抱いて、祐一は雑木の林から離れる。
 ‥‥‥俯いてしまったから、祐一の顔も真っ赤だったことは、栞にはわからなかった。

貞操の危機[26631211][Kanon][香里, 栞, 北川, 祐一]



 タイトルは木村小夜さん。つーかしまった、これじゃ昨日の続きだ(苦笑)。
 でもまあ流石に、さらにこの続き、とかは全然書く気ないですが。
[2663.12.12.金.]
[2663.12.12.金.] / 省電力モード。 / キスが好き。
省電力モード。
 ブルース・おりくらの中の人に書くつもりがあるかないか、とかとは全然別の要因で、少ない方に転んでも今月一杯くらいの間は、しりとりSSはいつが抜けてもちっともおかしくない情勢です。悪しからずご了承くださいませ。
  • で、そのしりとりSS。やまぐうさん@掲示板
  • 「キスが好き」をリクエスト。
    #できれば『With You』で書いてもらえると嬉しいです。
  • 回文キタ――――(゚Д(○=(*´Д`*)=○)Д゚)―――――!!!!
  • 今更言うまでもないがしりとりルール的には大惨事(^^;;;。
  • その次が「君が好き」とかだったら泣きそうかも(苦笑)。Mr.Childrenの曲タイトルでもあるし。
  • それでさらにその後が「黄身が好き」‥‥‥
  • _| ̄|○州
  • _| ̄|○州
  • _| ̄|○州
  • とか書いてる間に酔狂先生@掲示板。
  • ならばその次は
    「記者が汽車で貴社に帰社した」でどうか
  • むー‥‥‥喜ぶトコなのかそうじゃないトコなのか、判断に迷う内容だな、正直(苦笑)。
  • 今日発売の筈のSH505iSに機種変更する気で現金まで用意したところへこんなニュース。
  • 「これで505iSシリーズは出そろったことになる」というのが、ドコモの公式コメント。しかし“iS”ではないが、まだ“F”の新505iが控えている。
  • ‥‥‥(眺め中)
  • ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(読み中)
  • ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(熟読中)
  • キタ――――(゚∀゚)――――!!
  • キタY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
  • キタ――――――ヽ(≧∇≦)ノ――――――!!
  • キタ───wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~───!!
  • キタ―――(゚∀゚)―( ゚∀)―(  ゚)―(  )―(  )―(゚  )―(∀゚ )―(゚∀゚)―――!!
  • それだ! それだよハニー!<誰?
  • タイミング的にx505iSの後続というコトで、欲を言えば、メニューのダウンロード機能だけはx505iSの共通仕様から引っ張って欲しい気がしなくもないかな。あったら楽しそうだし。
  • x505iS的新機能に挙がっているその他のポイント、例えば動画再生だのQRコードだのチャットメールだのは、そもそも使う気まったくないので実装の必要なし。
  • 『ただし指紋認証機能は省かれた。』ってそんなの全然デメリットじゃないので問題なし。
  • ちなみに見た目はこんな風らしい。‥‥‥だから何故ツートンカラーなのかと小一時間問(ry
  • 何となく気が向いて昼休みに暴君ハバネロ食べた。なるほど、こりゃ辛い。
  • 後々まで効き続けるタイプの辛味。第一印象が大したことないからって勢いでボリボリ食べると数分後に酷い目に遭ってそう。
  • いくらプリンタ本とはいえ、もうそろそろあんまりだらだら悩んでもいられない時期なので、ここらでC65向け新刊100円本のタイトルを仮決定扱いにしてみる。
  • てなワケで、新刊タイトルは多分「"Kanon" another stories / that scenery is evergreen.」。
  • "this"の間違いなんじゃ? とか今思った悪い子は放課後職員室まで来るように。
  • コンセプトとしては、去年こっそり間に合わせた「"Kanon" another stories / a day in christmas.」と大体同様の本。内容がほぼ見えている話はまだひとつしかないけど、それも含めて2本か3本くらいのクリスマス話を収録する予定。
  • ‥‥‥思えば、そっちの原稿も書きながら、しかも毎日SS、って結構厳しいなあ(^^;;;。
  • もうひとつ。そういう恒例行事みたいなことがあってもいいかな、とか思い始めていて、せっかくだからこの後もずっと‥‥‥ブルース・おりくらが自分で本を作って、コミケに参加もしている限り、「冬コミ新刊はクリスマス小品集」、にするかも知れない。
  • 例えばジャンルが変わっても、書いている僕が「おりくらさん」じゃなくなっても。
  • や、別に、すぐにジャンルを変えたり「おりくらさん」じゃなくなったりする予定があるワケではないです、というコトについては補足した方がいいのかなあ?(笑)
  • そういう近視眼な話をしてるんじゃなく、もっとこう、長いスパンの話で。
キスが好き。
「でね、土曜日に正樹くんがうちに来ることになったから、それじゃ何か食べたいものある? ってさっきメールで聞いたら」
『うん』
「返事にね、キス、ってだけ書いてあったの」
『はあ』
「天ぷらとかお刺身とか、もうちょっと何か書いてあるとよかったんだけど。ねえ菜織ちゃん、それより土曜日、手伝ってくれないかな? あたしお魚のお料理苦手だから、ちょっと困っちゃって」
『そんなこと言ったって真奈美、魚以外も苦手でしょ? ‥‥‥ま、今回は遠慮しとくわ。心配しなくても正樹が料理してくれるわよ、ちゃんと』
「えー? そうかなあ?」
『大丈夫大丈夫。そうだ、朝のうちにスーパーで買っておいた方がいいかもね、鱚の方も』
「う、うん。そうだね。‥‥‥方も、って?」
『それじゃもう遅いから切るわよ。おやすみなさーい』
「あっあのちょっと、菜織ちゃ‥‥‥うう、おやすみなさい‥‥‥」



 準備のつもりで真奈美が買い込んだ鱚は、結局、正樹にも捌けなかった。
 包丁が要らない方は随分過剰に料理されてしまったのだが。

キスが好き[26631212][With You][菜織, 真奈美]



 タイトルはやまぐうさん
 案としてはコレと、コレよりもうちょっと長い筈の話(実は乃絵美は酔うとキス魔、みたいな感じの)の二種類があったんですが、敢えて短い方にしてみました。
 ‥‥‥や、自分で読み返してみて意外だったんですが、短い方へ詰めていくような書き方を試してるSSが実はほとんどなかった気がしたので。そういうのもやっておかないとアレだよなあ、とか。
 そういう風に詰めていくにはオチがあまりにも見え見えな感じもあるんですけど(^^;;;。
[2663.12.13.土.]
[2663.12.13.土.] / 昨夜の電話。 / で、今日。 / の、後。 / ところで。
昨夜の電話。
 意訳:「明日、休出して。」
で、今日。
 そんなワケなので休出(苦笑)。
 本当は冬向け本の原稿ばっかり書いてるくらいの感じで行きたかったんだけど、どーとかこーとか言いながら結構忙しく過ごしてしまった。むー。
の、後。
 なんか休出して忙しく仕事しまくった割には上がりが早かったので、突発的にそういう気になったところで、コミケ寸前の恒例行事、太鼓@立川できさらぎさんと呑み。今回は信玄さんも御一緒で。
 ‥‥‥太鼓が千葉にあればいいのに(爆)。
ところで。
 長年愛用してきたCLIE PEG-T400がとうとう。
 今日退社した時には壊れてた。出社する時には壊れてなかったんだけど(爆)。ともかく、バックボタンが全然効かない。スイッチとしておかしいかそうでないか、とかの前にボタンが物理的におかしい。またよりによってバックボタンとかいう致命的な箇所がアレなので、もう修理するなり乗り換えるなり、何か考えないといけないことになってしまった。

 買ったのが2年前の12月12日だから、大体丸2年使ってたコトになるのかな。つーか本当にジャスト2年?(苦笑) ぴったり過ぎるよなあ。
[2663.12.14.日.]
[2663.12.14.日.] / 「仮面ライダー555」観る。 / 寝てました。
仮面ライダー555観る
 王って‥‥‥王っておとーさんなのー?(ば苦笑)
 スマートブレインのお家騒動は一段とややこしくなるけど、でもまあ、王の出馬によって目的っぽいことはもうちょっと見えてくるかな。

 馬が壊れていく。スマートブレイン次期社長って馬じゃなかろか。
寝てました。
 ほんっと、一日中寝てたなー。

 寝てる間にフセイン元大統領が拘束されたって大々的に報道してるけど。
 探してる時は影武者が何だとか大騒ぎしてたくせに、今の段階でホンモノ捕まえた気になってていいんだろか? DNA鑑定とか言ってるのも微妙というか、ホンモノかどうか調べるための「ホンモノのDNA」はどこから持ってきて、それがホンモノだと誰が保証するのかとか、なんかいろいろよくわからんし。
 これでイラクの治安がよくなるんでは、とかいうコメント出してる人がテレビの中にいっぱいいたのも何だかもう。
[2663.12.15.月.]
[2663.12.15.月.] / 省電力モード。 / 記者が汽車で貴社に帰社した。
省電力モード。
 忙しい‥‥‥。
記者が汽車で貴社に帰社した。
『それじゃいっくよー! 準備はイイかなぁ?』
 マイクを構えた美亜子の合図。
『エルシア後夜祭恒例、チーム対抗伝言ゲーム一本勝負! せーのぉ、スタートっ☆』
 途端、校庭が静かにざわめき立った。



 こそこそと正樹が真奈美に耳打ちする。
「え? ‥‥‥え、もう一回」
『聞き返してはいけません! はい次! ほらそこも!』
 それでなくても騒がしい校庭の一隅に向けてステージ上からピンポイントで突っ込みを入れる美亜子。
 一瞬とはいえ校庭中の視線を集めてしまった恥ずかしさのあまり、真奈美の頭が真っ白になる。
「いいから、とにかく何か言いなさいよ真奈美」
「え、あの、ええとね‥‥‥」
 両手でぐいっと自分の耳に向けた真奈美の口から、菜織は何かの言葉を聞き出した。
 首を傾げながらも、目の前に並ぶ乃絵美の肩を叩く。
「はーい‥‥‥うんうん。次、冴子ちゃん」
「おうっ‥‥‥あ? 何だって?」
『こらサエ! 聞き返すの禁止っ!』
 恐ろしいまでの地獄耳と言えよう。
「あー、まあ、よしチャムナ」
「ん‥‥‥うん‥‥‥わかった」
 自信ありげに頷いたチャムナは、持たされたスケッチブックを広げ、マジックの蓋を取り‥‥‥



「字が書けない」
 そして、ぶすくれた顔でぽつりと呟いた。



 アンカーは聞いた文章をスケッチブックに書いて提出する。
 最初から、そういうルールである。
「だーっ!」
「誰よこの順番組んだの!」
 今更騒いでも後の祭り。
 少なくとも『チームl'omelette』のリタイアはここに決してしまった。



「なあ、せっかくだから答え合わせしようぜ」
 冴子が虚しい提案をする。
「まあそうね。チャムナ、サエから何て聞いた?」
「ん‥‥‥きしゃがきしゃできしゃにきしゃした」
「え? だってアタイ、記者が貴社に汽車で帰社した、って言った筈だけど」
 怪訝そうに冴子が振り向く。
「え? 私は、貴社に記者が汽車で帰社した、だと思ったけど」
 乃絵美も振り向く。
「貴社に記者が汽車で帰社した、じゃないの?」
 菜織も振り向く。
「あ‥‥‥え、あの‥‥‥記者が、貴社に、汽車で、帰社した、じゃなかったかな、って思うんだけど」
 全員の視線が、スターターの正樹が持たされたメモに集中する。



 『記者が汽車で貴社に帰社した』
 美亜子が書いたとしか思えない丸っこい字で、そのメモにはそう書いてあった。
 『チームl'omelette』一同、絶句。



「さ‥‥‥最後が合ってた‥‥‥途中ほとんど違うのに最後が合ってた‥‥‥」
「チャムナが日本語書ければ勝てた‥‥‥」
「アタイの学食チケット十セットがあっ」
「アンタ間違ってたでしょ!」
「何を? 菜織だって違ったじゃねーかよっ!」
『そこの敗者! 醜い争いは他所でやるよーにっ!』
 例によって美亜子の突っ込みが入り、
「‥‥‥ごめんなさいー」
 冴子も菜織も悄然と肩を落とす他にないのだった。

記者が汽車で貴社に帰社した[26631215][With You][真奈美, 菜織, 乃絵美, 冴子, チャムナ, 美亜子, 正樹]



 タイトルは酔狂先生。つーか長いよタイトルが(^^;;;。
 ええと、せっかくなので「With You」強化期間が始まっていたことにしました(笑)。
[2663.12.16.火.]
[2663.12.16.火.] / 省電力モード。 / わーお。 / タンポポのコーヒー。
省電力モード。
 余所事が捗るのは本業が忙しいからなんだよなー(苦笑)。
  • ふと思い立って、飴玉のリンクを整理。
  • とにかく何か閲覧ができるサイトについては、現在閲覧できる内容にリンクを追従。
  • どんなに長い間更新がなかろうともデッドリンクでない限りはすべて残したが、いつ誰がどのように見てもデッドリンクにしか見えないであろうサイト(苦笑)へのリンクは思い切って削除。
  • 既存分は以上でFIXというコトで、今後もう少しリンク先を増やしていきたいかな、と。
  • しりとりSS。「タンポポのコーヒー」→「インド人のふんどし」了承。‥‥‥了承はいいんだけど、これだけ入り乱れるともう何が何やら(笑)。狙い通りというか狙った以上というか。
  • そして例によって「タンポポのコーヒー」が無理難題風味。
  • 取り敢えず、ぐぐる様からぱっと引っ張り出せる情報の中ではコレがいちばん気が利いていると思った次第。味についてなんて飲んでみないとわからんし。
わーお。
 23時45分帰宅。‥‥‥でネットなど覗いてみたら、やまぐうさんとこに文章「タンポポのコーヒー」が。また時間切れか(^^;;;。
 もう寝ようと思ってたが、こーなったら今から考えるぜっ(苦笑)。

 : つーコトなので、やまぐうさんのはまだ読んでなかったり。
 : あら珍しいですね。
 : 何というか、日記んトコだけ読んでてもやまぐうさんの思い入れとか伝わってくるんだけど。楽しみなんだけど。でも、まだお預け。
タンポポのコーヒー。
 部屋に差し込む日差しまで気怠いような感じがする、日曜の遅い朝。
「んっ」
 何となくぼんやりと開いただけの目蓋には、カーテン越しのそんな光でも眩しくて、のろのろと上げた右腕を正樹はぱたんと額に落とす。
「あ。起きた? おはよ、正樹くん」
 真奈美の声が聞こえた。
 物憂げにそちらへ首を傾けると、ちょうど真奈美が部屋に戻ったところだったらしい。両手にひとつずつ持ったコーヒーカップからゆったりと湯気が上がっている。
「コーヒー淹れたよ」
「ああ、サンキュ」
 シーツに包まっただけの真奈美からカップの片方を受け取った。
 ふと見ると、ベッドに半身を起こした正樹自身、腰から下を毛布に突っ込んだだけの状態だった。
「‥‥‥あの」
「‥‥‥ええと」
 明るいところでまじまじと見つめ合うのは流石に恥ずかしくて、照れ隠しのように、ふたりは揃ってコーヒーカップに口をつける。



「ぶっ!」
 苦いような、渋いような、薬くさいような‥‥‥とにかくコーヒーとは違う何かの味がして。
「やっ、何これっ?」
 ふたりは揃って、コーヒーだった筈の暖かい何かを吹き出した。



「真奈美ちゃん、どうしたのコレ?」
「え? あの、普通にコーヒーを淹れてきただけ、の筈なんだけど‥‥‥ほ、本当だよ?」
 必死で釈明しようとする真奈美に苦笑いを見せて。
 ふと首を傾げた正樹は、もうひと口、カップの中身を啜ってみた。
「あ、正樹くん、無理して飲まなくても」
「いや‥‥‥あのさ、前にオヤジに飲まされたタンポポのコーヒーに味が似てるな、ってちょっと思ったんだ」
「タンポポ? の、コーヒー? ‥‥‥そんなのがあるの?」
「どっちかっていうとハーブティとかそういうのの筈だけど。この間あちこち配ったらしいようなことは言ってたし」
 もうひと口。
 飲みやすい味ではないが、コーヒーだと思わなければ‥‥‥それこそハーブティの類だと思えば飲めないことはない。
「乃絵美あたりから受け取って、その辺に置いといて間違えたんじゃないの? ほら、真奈美ちゃん今、眼鏡かけてないし」
「‥‥‥え? ああっ!」
 今頃気づいたように真奈美の空いている手が目のあたりをまさぐるが、ベッドの側のナイトテーブルに眼鏡はまだ置いてあるのだから、顔を撫でても引っ掛かる筈がないのだった。



 それからふたりは、汚してしまったシーツと毛布を洗濯して、今度はちゃんとしたコーヒーを正樹が淹れた。
 いつの間にか、目覚めた頃の気怠げで大人っぽい雰囲気は湯気のように霧散してしまっていたが、それはそれで、ふたりらしいのかも知れなかった。

タンポポのコーヒー[26631216][With You][真奈美, 正樹]



 タイトルは木村小夜さん。だから困るっちゅーのに(^^;;;。
 何となく「キスが好き」の続きっぽい雰囲気なんかもあったりしつつ。
[2663.12.17.水.]
[2663.12.17.水.] / 省電力モード。
省電力モード。
 マジかこの仕事の量。人道的でないぞ。
  • 小夜さん@掲示板。『タンポポの根のコーヒーは、香りがないだけで味は普通にコーヒーです。』
  • というこのフォローをSSをアップしちゃった後になってから発見した場合、描写が間違っていることになってしまったそのSSをブルース・おりくらはどうするべきなのでしょうか?(爆)
  • 取り敢えず今回は、そのまま深く静かに放置というコトで(w。
  • さらに小夜さん。『リベンジだぁ!ということで「白子酒」。』
  • ‥‥‥だーかーらー! そんなの見たコトねーってんだよ!(苦笑)
  • それはそれとして、「ジークフリード」がキューに入ってたことは普通に見落としてましたごめんなさい。今回改めてキューに追加。
  • 現行のしりとりSSの存続に関わる内緒のキューが実は開始当初から頭の中にひとつあるのですが、それはもうしばらく内緒にしておくつもりです。なにしろ存続に関わる話なので、しりとりSSの数が100を超えたら公開にしようかなとか、タイミングを測り中、くらいの感じで。
  • とはいってもまあ、ちょっと考えればすぐ想像つくこと、のような気もしないでもないような。
  • ところで、そんなにもリクエストを集計したい気分なのかチミたちは、と掲示板眺めててちょっと思ったので、タイトルを決定した人別のしりとりSS一覧を作ってみた。
  • 割とアクティヴな方々は自身の行状を自身なりには把握されている様子でもあるので、せっかくだから今後この資料を「邪悪リスト」と呼称するのはどうか、と提案(w。
  • 作ってみたところ、キューを除いた小夜さんのリクエスト数は、時間にして大体3年(笑)先行している酔狂先生と同数だったことが判明。
  • そして実は、キューを含めても含めなくても、小夜さんよりもさらに1ヶ月遅く参戦してきたやまぐうさんのリクエスト数が現在最多であることが判明(^^;;;。
  • ついでのようですが注意。タイトル五十音順のファイル名をごっそり変更してしまいましたので、使ってる方がいらっしゃいましたら注意してください。
  • ちなみにこっちの呼称は「空き家リスト」でよいかと。もともとが空き家探しのために纏めた資料なので。
  • メモ。Re:そうさくのひきだし
  • メモ。こんぺ方法論。こんぺで「上位を取る」って行動自体に興味を持っていないブルース・おりくらがそれを読んでも仕方ないのかも知れないけど(笑)。
  • 書く人のための「方法論」としてよりも、はむさんがどんな風にこんぺのSSを読んでいらっしゃったのか、が何となく透けて見えることの方が興味深かったり。
[2663.12.18.木.]
[2663.12.18.木.] / 1回休み。
1回休み。
 体調悪い。
 今日1日を休まなかったくらいのことでは、この週末の休出具合はどう計算しても変わらない模様なので(苦笑)、大事をとってみたり。
[2663.12.19.金.]
[2663.12.19.金.] / 省電力モード。 / インド人のふんどし。
省電力モード。
  • おりはさんとことか香奈せんせーんとこから、第1回スクウェア・エニックス小説大賞の要綱
  • ふと何となく、「400字詰め40枚」ってプレーンテキストで何KB書いたら埋められるんだろう、なんて計算してみたくなったりする今日この頃。
  • まず単純計算。400字詰めx40枚=16,000文字x2Bytes=32,000Bytes/1024=31.25KBytes。
  • で、これは空白一切なしでギっチギチに字を詰めたデータの量(要するに「原稿用紙の升目の数」)だから、空行とか空白が多々あることを考えて、実際に書く文字数は総数の7掛けくらいと大雑把に仮定すると、32,000Bytesx0.7=22,400Bytes/1024=21.875KBytesと出る。
  • 正直な話をすると、こういう企画なんかも含めて、最終出力結果が文庫とか新書とかになる場合ってのは、何かもっと途轍もなく巨大な文章を書かなければイケナイものだという漠然とした恐怖感が未だに払拭できないでいるんだけど(苦笑)。
  • 勿論、実際にやるかやらないかは全然別の話としても‥‥‥20KBちょっとくらいの分量でいいなら、現在形のブルース・おりくらでもこの企画に首突っ込むことは可能かも。
  • 絵だけ先にあるってのも助かるばっかりではないというか、微妙といえば微妙な気はする。パンダとオヤジの中の人はともかく、後は全員、何描いてるのか全然知らないし。どんな顔させても大丈夫なんだろうかとか、なんかそういう余計なことを気にしすぎてしまいそう。
  • それに、パンダとオヤジは置くとしても(笑)、例えば見た目が男の子っぽい子は残り5人の中にふたりしかいない、とかいう事実は、参加する人にとっては不自由だったりしないのかな。
  • それともやっぱり、応募する人はそこに挙がってる人のマンガとかたくさん読んでる人が多くて、絵描きさん逆指名っぽい手法というか、もうその作家さんの絵で何かするのが最初から前提、みたいな地点からみんな出発するものなのかな。
  • こっち方面でもうひとつ、いちせさんとこから「富士見書房からリニューアルにあたって書店向けに送られたコメント」とやら。
  • 「そこに謎がある」のがミステリ、だと思っているブルース・おりくらとしては、実は『ミステリー=殺人事件ではありません』の一行についてだけなら激しく同意したいものがあるんだけど。
  • でも、『本来のミステリー文庫のコンセプトであるミステリーという枠にとらわれないライトな学園・キャラクターものを中心とし、恋愛要素は必須です』と定義したいものは『本来のミステリー文庫』とはコンセプト違いだと自分で言っているのに、そんな無理矢理な拡大解釈をしてまで「ミステリー文庫」ってレーベルの中でそれをやらないといけないのはどうしてかな?
  • そういう風に盛り上げたいなら「富士見萌え文庫」とか「富士見雷撃文庫」とか何か別の看板立てて、代わりに「ミステリー文庫」の看板降ろせばいいだけの話だと思うんだけど。
  • 『ミステリー文庫は電撃文庫の隣に置いて下さい。』については‥‥‥まあ‥‥‥あー‥‥‥正直だなあ?<誰に訊いてますか
  • F505iGPS12月24日発売ケテーイ‥‥‥なんだけど。
  • メニューアイコンの変更機能は載らなかったようだが、それは505iとしてはまったく正しいので、文句言うには当たらない部分なんだけど。
  • よくよく調べてみると、素体である筈のF505iって奴がどうもいまひとつ評判よくない模様(よく目にするのは「予測変換が遅い」)なトコが気になって、最近ちょっとテンション下がり気味。
  • 実際の使用感とかいろんな情報を確認してから手を出した方が、とか言ってるうちにx900iが来ちゃうような気もするしなー(苦笑)。
インド人のふんどし。
「だーるーまーさーんーがー」
 菜織の声が境内に響く。
「こ」
 転んだ‥‥‥まで言い切ることを警戒したのか、子供たちは一旦ぴたっと止まり、そしてまた動き出す。
「ろん、だっ」
 振り向いた菜織の視界の中で、子供たちはまた一斉に動きを止めた。片足でよたよたと立っている男の子が辛そうだ。
 早めに次を始めることにして、菜織はまた鳥居と向き合う。



「菜織ちゃん、いるかな?」
「確か今日は保母さんのバイトだから、いる筈だけどな」
 長い石段をのんびりと上がってきた正樹と真奈美が境内に辿り着くのと、
「転んだっ!」
 そう言って菜織が振り返ったのが、大体、同時くらいだった。
「え? ‥‥‥え?」
 いきなりでワケはわからないが、取り敢えず正樹はそこで動きを止めた。
 しかし真奈美はあたふたと周囲を見回している。
「はーい真奈美ー、こっち来ようねー」
「なに? 何なの?」
 まだ状況が掴めない真奈美は、首を傾げつつも呼ばれた通りに菜織に寄っていく。
「忘れちゃった? だるまさんがころんだ、って。昔やったじゃない」
「ああ‥‥‥うん、憶えてる、けど」
「で、私は鬼。真奈美は鬼に捕まっちゃった可哀想な人」
「えっ」
 嫌に深刻な顔で、真奈美はすぐ側の菜織の顔と、少し離れた正樹の顔を見比べている。
「大丈夫よ。正樹がすぐ来るわ。‥‥‥捕まえちゃうけどねっ」
 意地悪そうに、菜織はにいっと笑ってみせて。



 そして。
「インド人のふんどしっ!」
 鳥居に額をつけるなり、短くそう叫んですぐに振り向く。
「うわっ何だそれっ!」
「なおりせんせー、ずるいーっ!」
「はんそくだよーっ!」
 子供たちの半分くらいと、そして正樹が、そこで何やら文句を言いながら笑っている。
 それは『静止している』とはとても言い難い有様で。
「はい正樹、それからユウキ、タカヒロ、カズマ、イツミちゃん、アヤカちゃんもこっちねー」



 いともあっさりと捕まってしまった正樹が真奈美と手を繋ぐ。
「助けてくれると思ったのにいっ」
「ご、ごめん」
 嬉しいような悲しいような、難しい表情の真奈美に見つめられて、正樹は照れたように頭を掻いた。
「おにーちゃんてれてるー」
「やーいやーい」
「う、うるさいっ」
「はいはい、子供相手にムキにならないの。続けるよー? だーるーまーさーんーがー」



 ‥‥‥結局、日が暮れるまでそれは続いて。
 子供たちがみんな帰って行った頃には、正樹も真奈美も、何の用があって菜織に会いに来たのか、すっかり忘れてしまっているのだった。

インド人のふんどし[26631219][With You][菜織, 真奈美, 正樹]



 タイトルはやまぐうさん
 明日は休日出勤だから別にきっちり時間通りじゃなくてもいいや、とかそんな感じで(^^;;;。
[2663.12.20.土.]
[2663.12.20.土.] / 休出してまで。 / 『505iSシリーズと異なるのは「チャットメールがないところだけ」』 / 某所にて。
休出してまで。
 根詰めて作業にかかることもあるまいとか思うんだけど、でも根詰めなくてもやってけるような状態ならそもそも休出する必要がないよなー、とも思う(苦笑)。複雑。

 : とにかくほら、26日に仕事納めのラインだけは死守しないことには勝負にならんし。
 : 直前がこんなに大忙しなのも、珍しいといえば珍しいですよね。
 : こんなに働いてるのにボーナスがアレなんだもんなあ(^^;;;。言いたかないけど。

 まあともかく、今日は省電力じゃなくて通常モードの方で。
505iSシリーズと異なるのは「チャットメールがないところだけ」
 F505iGPSについて昨日書いた内容が一部嘘だったコトが判明。つーかメニューカスタマイズは実はF505iの時点で実装されてたらしい。気づかなかった(^^;;;。
 とまあ、これで実装されてる筈の機能に対して言うべきことは何ひとつなくなったんけど、この段階のマスメディアの紹介記事なんか読んでも、具体的な使用感とか、前機種の欠点はどうなったとか、そういう大事なコトは全然わかんないのがどうにもこうにも。
某所にて。
 いろいろ準備の都合とかもありつつで、せいるさんとかがはくさんとかと内緒話。
 話の流れで「CDドラマ ときめきメモリアル」のドラマ部分とかいきなりmp3エンコード開始(爆)。何というかもう、聴き返すのが楽しみなような恐いような。

 : がはくさんが飴玉の絵の次を描いてくださることになりました。めでたい。
 : 前に別の方にお願いしたのはどうなったんですか?
 : んー、忘れられたんじゃないかなあ?(笑)
[2663.12.21.日.]
[2663.12.21.日.] / 「仮面ライダー555」観る。 / CDドラマ全部。 / キュー。
仮面ライダー555観る
 海堂さんの魅力が大爆発。前社長の魅力も絶賛炸裂中。凄いなこの人たち。

 それにしても、次回含めてあと4話、ってコレ全部きちんと片づくんだろうか?(^^;;;
 実はあの子供の影に潜んでたのが王でしたとか、おとーさんの「オルフェノクは滅びなければならない」発言の真意とか‥‥‥残り4話なんてトコからさらに謎増やしてどーすんだ本当に。しかも来週はライオトルーパー登場らしい。どっちの味方で何の敵なのか知らないけど、今頃そんなのと戦ってる暇あるのか。
 もしかして井上敏樹、未来に向かってライダーキック(苦笑)とかで取り敢えず無理矢理オチをつけて、広げるだけ広げた風呂敷は畳まないまま投げっ放し、とかそんな魂胆じゃないだろうな。また
CDドラマ全部。
 昨夜エンコードしたのを出勤しながら久し振りに聴いてみたところ、憶えていたあらすじは最初の1枚に全部納まってたことが判明(笑)。2枚目以降に起こることとか結構忘れてて、いっそ新鮮味さえ感じたりなんかしつつ。
 そんなことよりも3枚目のラストとか、自分で何度か書いた気がするシチュエーションに似てる気がして密かに衝撃的(^^;;;。うわー影響されやすいなー自分‥‥‥(苦笑)。
キュー。
 やまぐうさん@掲示板、「懸想文(けそうぶみ)」了承。
 実は言葉自体知らなかったので「念のため」がついてて助かりました(苦笑)。

 「白子酒」は現在躊躇中。予定ではWith Youの予定。
 なんだけど、今頭の中にあるような話を思いついたまま書いてると、そういうのが累積されていくうちに真奈美がどんどん馬鹿な子になってしまうような気がして(爆)、気の毒だから何か別のこと考えようかと思い始めた、くらいのところが今現在のステータス。
 ‥‥‥栞が馬鹿な子になってしまうのはいーのか、とか突っ込むの禁止。

 そんなこんなで今日書こうかと思ってたんですが、仕事は仕事でやっぱり忙しかったのと、今から酒が入る可能性が高いので、多分無理じゃないかなー、とか先に言い訳をしておく現在時刻はおおよそ17時30分(^^;;;。
[2663.12.22.月.]
[2663.12.22.月.] / 省電力モード。
省電力モード。
 ないむねー。
  • 昨夜は結局カラオケだけで、アルコールは全然入らなかった(笑)。ごく近しい身内だけなので、必然的にというか、いつものように捨て曲ばしばしの実験大会。
  • もっと難儀するかと思っていたMr.Children「くるみ」は思ったより厳しくなかったとか、JAM Project「SOULTAKER」はまあ歌えるんだけど最後の方になってくると流石にちょっと喉が辛いとか、実験してみてわかったこともそれなりに。
  • 「SOULTAKER」とか、フルコーラスの音源を持ってないものについては、テレビとかで聴ける範囲の外側があれでよかったのかどうかに確信が持てないという問題が残るんだけど(^^;;;。
  • あとは‥‥‥近頃の気分としては、スクービードゥー「茜色が燃えるとき」は憶えたいかな。曲の感じは勿論のこととして、歌詞が結構、文章として読んでも味わい深くて好きだったりも。
  • それには、例えば槇原敬之が書く歌詞のような物語的なわかりやすさはないというか、正直、繋げて読もうとしても意味はよくわからないんだけど(^^;;;。
  • ♪今に言葉も何もなくなって 駆け出すブルースが 夢見るだけの自分を投げ出して
  • どうでもいいけど、偽CDだと嫌だから迂闊にAmazonとかに注文できないのは不便(苦笑)。
  • 曲も然ることながら、「GUNGRAVE」のEDもかなり気に入っていて。
  • サビのとっかかりの絵替わりでいきなり視界いっぱいに青空がばっと広がって、ハリーとブランドンの走る背中がそこに入ってくるあの部分が、観てるとすっごく気持ちよくて大好き。
  • ED観るのが楽しみで、予約録画してるのに番組終わるまで起きてるもんなー(笑)。
  • 京極夏彦 巷説百物語」のOP/EDってKeiko Leeなのね。全然気づかなかった(^^;;;。
  • ところで画づくりと色づかいが斬新な「The Soultaker」を観た直後に画づくりと色づかいが斬新な「巷説百物語」を観ると何かもう目がおかしくなりそうなので何とかしてくださいキッズステーションの中の人。
  • 職場の先輩が1GBのUSBフラッシュメモリを買ったとかで、それまで使っていた256MBのUSBフラッシュメモリが転がり込んできた。いっちょまえにUSB2.0対応なのが侮れない。
  • で、いろんな意味で取り返しのつかない(苦笑)PEG-T400経由のメモリースティックとUSBフラッシュメモリの両方に、普段持ち運んでいる40MB程度(42,003,646Bytes)の圧縮ファイルを放り込んで時間を測ってみた。
  • メモリースティックの所要時間:4分4秒982
  • USBフラッシュメモリの所要時間(PC側USB1.1):0分40秒939
  • 時間差:3分24秒043
  • ‥‥‥4倍くらい時間差があることが判明(爆)。
  • まあメモリースティックは遅い遅いと前々から思ってたけど、それでもやっぱり、こうやって目に見える数字で時間差がわかっちゃうのも、それはそれでショック大きいな(^^;;;。
  • おーじぇがUSB2.0なので、帰宅したらそっちの時間も測ってみよう。
  • で、帰宅。
  • メモリースティックの所要時間(おーじぇで再測定):4分03秒139
  • USBフラッシュメモリの所要時間(PC側USB2.0):0分0秒291
  • まず、メモリースティックはどこへ持って行っても安定して遅い(苦笑)。
  • そして‥‥‥や、コピーが終了したってDOS窓が言った後もしばらくはメモリについてるダイオードがちかちか点滅してたから、0分0秒291で本当に転送が完了してたワケじゃない筈だけど、それにしたって、何倍だコレ?(^^;;;
[2663.12.23.火.]
[2663.12.23.火.] / ‥‥‥ふう。 / ‥‥‥あれ? / ‥‥‥ぐあ! / 白子酒。
‥‥‥ふう。
 ちょいと物入りだったので、いろいろ買い物をしたその足で休日出勤。
 リリースしちゃって総合テスト中のSQLにえらく間抜けなバグがあったのを見つけてしまってショック(苦笑)。その辺の修正含めて、今日のノルマは大体達成風味。
 後は明日、その間抜けなバグの申告と再リリース、そして今日できあがったもののテスト報告が済めば、ひとまず、年内クリア必須の巨大な上り坂は全部クリアかな。あと2本製造が残ってるけど、それは今日できたものをコピーしてちょちょっと直せばできあがる程度のものでしかないし。

 : だからまあ、早いと明日くらいから、しりとりSSが再開できそうかな、くらいの感じで。
 : この頃はほとんど書かれていないんですよね。結局。
 : それはそれとして、「白子酒」→「懸想文」の次が微妙な情勢なんで、まあこの際、ゆったりやっててもいいのかなって気はしてるんだけど。

 来月中旬にちょうどぴったり「懸想文」が書き上がるとか、もう何かそれくらいのペースで(w。
‥‥‥あれ?
 想定してた筈の中身と随分違うことに自分で戸惑いつつも(笑)、C65新刊原稿を書き進め中。
 こんなに仕事が忙しいと思わなかったあたりでそっちの計算も大分狂ってはいるものの、取り敢えず去年の「"Kanon" another stories / a day in christmas.」と同規模くらいは確保できてそう、な感じかな。
‥‥‥ぐあ!
 やまぐうさんとこに文章「白子酒」ががががが!
 うーむこうなっては仕方がない、これから風呂に浸かりながら白子酒どーしようか考えるとするか(^^;;;。
白子酒。
「しらこざけ?」
 きょとんとした顔で、真奈美は洒落た陶器のタンブラーを覗き込む。
「甘酒‥‥‥とは違う感じだね?」
「違うわよ。っていうかもう、香りが違うじゃない全然」
 呆れたように手を振りながら、菜織はもう手元のタンブラーに口をつけている。
 真奈美と菜織、それに正樹。
 三人が囲んだテーブルの真ん中で、ふつふつと煮立ちつつある土鍋の中身はふぐちり。
 そして、用聞きをするでもなく、高校生相手にいきなり振る舞われる白子酒。
 冴子の親父の飲み仲間がやっている店、という冴子の触れ込みはどうやら本当のようである。
 そして‥‥‥冴子がここの店の主人に何と思われているのかも、何となく、わかってしまったような気がした。



「ねえ、白子って何でできてるの?」
 ネタでも何でもなく、素でわかっていない感じの真奈美が、傍らの菜織に尋ねる。
「え? 何で、って‥‥‥えっと」
 珍しくちょっと頬を赤らめた菜織がちらっと正樹の顔を見やる。
「そこでこっち見るなよ」
 正樹が困ったように笑う。
「え? 何か困るようなものなの?」
「いや別に困らないけど。んー、何て言ったらいいか」
 珍しく菜織が言いづらそうにしている。
「えー? 教えてよお」
「正樹、パス」
「待て菜織、勝手にパスするなコラ」
 真奈美の見ている前で、菜織と正樹は不毛な押しつけ合いを始めた。



 勝負の方法でまた一悶着あった揚げ句、ジャンケンに負けたのは正樹だった。
 こほん、とひとつ咳払いをした正樹を真奈美が見つめる。
「ええと、白子っていうのはフグの精巣のことで」
「せいそう?」
「‥‥‥あとはお家に帰って辞書引いてね、じゃダメかな?」
「‥‥‥ダメだよ。わかんないんだもん」
 許してくれないようである。頬を掻く正樹を、菜織もにやにやと笑いながら見つめている。
「つまりだ。精子ってのはその‥‥‥で、だから人間で言うと‥‥‥の‥‥‥」
 ごにょごにょと小さな声で正樹が呟く。
「ごめん正樹くん、聞こえないよ?」
 こく、とその白子酒を嚥下しながら、真奈美が怪訝そうに首を傾げる。
「ああもう、だからっ!」



 自棄を起こしたような正樹の説明に真奈美は沸騰する。



「え、だってあたし、これ少し飲んじゃったよ?」
 慌ててまくしたてる。
「別におかしなものじゃないわよ。トラフグなんでしょ多分? だったら白子には毒入ってないし」
「そうじゃなくて‥‥‥って、菜織ちゃんも飲んでたよね?」
「飲んだけど?」



「あの‥‥‥赤ちゃんができちゃったりとか、しない?」
 潜めた声と深刻そうな表情が、真奈美の真剣さを物語っていた。

白子酒[26631223][With You][菜織, 真奈美, 正樹]



 タイトルは小夜さん
 ‥‥‥他のことを思いつけなかったので、結局、そのままやってしまいました(苦笑)。
[2663.12.24.水.]
[2663.12.24.水.] / 0.5回休み。 / 帰宅ー。
0.5回休み。
 思えば昨日は祝日だったからそういうの使わなかったんだけど、今朝は目覚ましセットしないといけなかった筈なのにそれを忘れてて寝坊。起きた時間が昨日と一緒じゃダメだろ自分(苦笑)。
 ‥‥‥という止むを得ない事情により(爆)職場にメール投げてそのまま寝直し。
帰宅ー。
 いやもう帰り際の舞浜駅が混んでてものすごかったことったら(^^;;;。
 みんなそんなにクリスマスイヴを鼠と過ごしたいのかと小一(ry。
[2663.12.25.木.]
[2663.12.25.木.] / 「AVENGER」終了。 / 情報としては遅いかも知れないが。 / ふむ。
AVENGER」終了。
 思えばOP/ED観たさに(笑)ほとんど全部追っかけた気がするが、内容の方は最後の最後まで何をどうしたい話なのかさっぱりわからんかったのが何というかその。例えば戦闘シーンがそういう小難しい説明の要らない大迫力の戦闘シーンで、だから残りは全部オマケです、ってコトならこんな話でも納得できる余地はあると思うけど、そういう方向性でもなかったみたいだしなあ。

 ところで「マリア様がみてる」ってこの枠の後番組だったのか。ふーん。
情報としては遅いかも知れないが。
 「鋼の錬金術師」のOP/EDが変わる模様。「メリッサ」も「消せない罪」も1クールで終了ってまたこの作戦かよこの枠は本当にも(ry
 なんでも後釜は、OPにL'Arc-en-Ciel、EDにYeLLOW Generationとのこと。まあせっかくL'Arcが出てくるんだけど、でもどうせ偽CDだから買わないんだろうな‥‥‥。

 どうでもいいんだけど、「READY STEADY GO」ってタイトルだけ見てるとどうしても永井真理子の方を思い出してしまうなあ(^^;;;。
ふむ。
 「evergreen」も大体はできた。「HELLO」共々、後は微調整のフェイズ。
 そろそろパブリケーションも作ることにしよう。

 : 後から書いた話が想定してたのと全然違う話なもんだから、収録順が逆になっちゃったけどね。
 : そんないい加減なことで大丈夫なんですか本当に?(苦笑)

 若干の差とはいえ、今の段階で「"Kanon" another stories / a day in christmas.」に収めた原稿よりもサイズは大きいから、取り敢えずこれで、何か余程の緊急事態でも起こらない限り、去年並みくらいの規模は確保できてそう。
 ここまで材料が揃ってれば、飴玉に新刊の告知を出しちゃっても大丈夫かな。準備しておこう。
[2663.12.26.金.]
[2663.12.26.金.] / 阻止臨界点の風景I(walkin' together on the borderline) / 阻止臨界点の風景II(fly! you can be free bird)
阻止臨界点の風景I(walkin' together on the borderline)
 今日さえ過ぎれば逃げ切り御免だとゆーのに、朝っぱらから障害発覚(^^;;;。
 でも今日は新・御神楽少女探偵団の発売日だし(爆)明日のうちに部屋片づけないと来客な上にC65だわで(核)大変なので、予め「修正着手は来年」という言質を取っておきつつも、超速攻で障害を畳んで潰す(w。
阻止臨界点の風景II(fly! you can be free bird)
 で、逃げ切り(w。
 帰りに新・御神楽少女探偵団を押さえ、ついでに携帯もF505iGPSに機種変更。

 : このところ、携帯変えようかと企む度に、職場から呼び出しが来て直後が大変なコトになってたりとか。
 : SO502iWMの呪い、とかですか。
 : でまあ、今年最後の運試しも兼ねて、敢えて虎穴に入ってみたワケだけども。
 : 運試しって‥‥‥それで本当にお仕事が大変なことになっちゃったらどうされるおつもりですか! もう日程的にも後がないのにっ!(^^;;;

 その後職場から連絡が入ったような形跡はないので、多分、大丈夫なのであろう(苦笑)。
[2663.12.27.土.]
[2663.12.27.土.] / 実は大ピンチ。
実は大ピンチ。
 PageMaker7.0による新刊のパブリケーションは昨夜のうちにできていたんだけど、小冊子の作成プラグインが何故だかどうしても成功しない、という障害があることに今日気づいて大慌て(^^;;;。
 データドライブのスキャンディスクに乏しい残り時間をごっそり奪われてみたり、それでも直らないので画像ファイルを省いてから小冊子に開こうとしてみたり、それでも直らないのでマスターページのタイトルを簡略化してから開こうとしてみたり、いろんな試行錯誤の末、どうも「evergreen.pmd」というファイル名が原因だったんじゃないのか、という謎すぎて何だかさっぱりわからない落着点で解決を見る(爆)。
 ともかくも、後は印刷を待つばかり、のパブリケーションはできあがったのでよしとするけど‥‥‥正直、焦った。

 : それで表紙の試し刷りをしていたんだけど、なんか黒がしゃっきり出ないので、買い置きしてあったトナーと交換してしまったり。どうも今回はトラブル多いな。
 : でもよかったですね。印刷するだけなのに印刷できなくて新刊落ちました、とかにならなくて。
[2663.12.28.日.]
[2663.12.28.日.] / 1/3. / 「仮面ライダー555」観る。
1/3.
 天気が最高なだけに朝は寒かった(笑)。
 まあ1日めなのでというか、取り敢えずは平和な日。

 買ったもの。スタッフ仲間のツテで「HGモビルジン(ミゲル・アイマン専用機)」。「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて 骨までしゃぶりつくした人向けCD&おまけDVD 骨の髄まで小麦たん! 上級者向け!」。準備会受販が売り始めたトートバッグ(黒/オレンジ)。表紙用の紙。以上。‥‥‥同人誌まったくなし(^^;;;。
 「HGモビルジン」は気の迷い。
 「ナースウィッチ以下略」は多分、今回3日目しか来れない橘センセが欲しがるであろう。
仮面ライダー555観る
 冒頭のバイク同士の戦闘がアレというかナニというか。そして薔薇さま(←若干違)お役御免。嗚呼。
 話の方はもう何が何だかさっぱり。ライオトルーパーは結局新社長の私兵みたいな扱いで登場。その中に何故かが。つーか「王」に纏わる謎解きとかまで引っくるめて、あと3話とかくらいで本当に終わるのか?(^^;;;
[2663.12.29.月.]
[2663.12.29.月.] / 2/3.
2/3.
 担当ジャンルが芸能系だったにしちゃ見本誌確認が嫌にスムーズで楽勝感満点だったんだけど、その代わりなのか何なのか、午前中はいろんな島中に大中小のフィーバーが無数に発生しまくってくれたりなんかして、おかげでスタッフはてんてこ舞いの大騒ぎ。

 ええと、あっちにもこっちにも書かれてないけど、書いてもいいのかな?
 明日はせいるさん飴玉の売り子に入ってくださる話になっていて、そのためのチケットの受け渡しとかも済ませた。

 そのままその足でliliane.jpに顔を出し、新刊蔦子さんSS本「Camera Talk」を入手。原稿書き+編集のくわねさんが仰る通り、本としては非常に決まっているが「マリみて本」には全然見えないブラボーなデキ。
 つーかもう、昼頃出向いた段階で既に完売寸前だったらしい(^^;;;。明日向けに増産するとか言ってたけど大丈夫なのかな。

 買ったもの。liliane.jp「Camera Talk」。豆満江開発機構「ピンキーストリートの歩き方」。
 貢がれたもの。にる計画「バニラ定食」@せいるさん。要はコレ(笑)。ぱんつはともかくとしても、実際それは非常におもしろい本だったのでした。これはよいです。

 帰宅即新刊準備開始。21時30分頃、予定数の準備を完了。

 ‥‥‥それでは。
 明日、東地区(東2H)S-30a「CANDYFORCE」にて、皆様のお越しをお待ちいたしております。
[2663.12.30.火.]
[2663.12.30.火.] / 3/3.
3/3.
 ここ書いてるのは31日の朝ですが(^^;;;。
 まあともあれ、C65終了。皆さんお疲れさまでした。

 隣が大体「きゃんでぃ亭」さんで。「キャンディ繋がり」なんて、どこでだったか一度指摘されたことがあった気はする。しかも本当にキャンディ配ってるし(笑)。くそっこんなコトならウチも何か飴玉持って来るんだった(^^;;;。

 今回はせいるさんが売り子で入ってくださったりがはくさんが売り子で入ってくださったり。お二方については‥‥‥特にせいるさんについては、あまり印象について多くを語りすぎるとそのうち月のない夜に紫色の狼煙が上がったりして身の危険を感じそうなので細かいことを書くのは止そうとか思ったり。いえ、ですから、リアルぱんつぁーとかネイティヴぱんつぁーとか言わ(ry

 : グリルパルツァー
 : そのネタは既出

 ウチのサークルの本ではないので数とかそういう具体的なことをおおっぴらに書くのは控えるけど、まこみし文庫は凄い勢いで売れていた模様。どこにどう並べてもちゃんと見てもらえている。ちゃんとした本は強いな、と思う。こちらも委託のマリみて本「Camera Talk」も、取り敢えずマリみて本だとはとても思えない表紙の割には結構出てたような。
 ウチはええと、持ち込み時点で残部1だった「CANNONBALL.」は開場前に「きゃんでぃ亭」の方に進呈したので完売(笑)、「Magic Moments.」も途中で残部1になったのでせいるさんに押しつけて完売(爆)。この辺はすぐに飴玉に原稿を上げてしまう予定。
 「KAORI, the wonder-worker.」が残部4とか、新刊「that scenery is evergreen.」は残部10とかくらいかな?
 で、「snowy summer」が全部出たら今日は勝ちだと思ってたんだけど、持ち込み9で持ち帰りが5。敗北(^^;;;。
[2663.12.31.水.]
[2663.12.31.水.] / 4/3. / 5/3.
4/3.
 昨日出会った人々についてとか。

 雑感というか、がはくさんは何だかいつもせいるさんに酷い目に遭わされている気がげふっげふっ。

 やまぐうさんが来てくださいました。容姿はどうだろうなあ‥‥‥割と簡単に「ああ、やまぐうさんだ」って納得してしまった気がするので、大体、日記とかの通りではないかと(笑)。
 新刊お買い上げありがとうございました。先に言ってくだされば進呈しましたのに(^^;;;。

 仮面の男さんが来て‥‥‥ええと、「新・仮面の男さん」とかお呼びした方がいいですか?(^^;;;
 まずですね。何が意外って、別に仮面は被ってらっしゃらなかったのが意外でした。何でもいいから何かお面でも被ってりゃいいのに、とか思ってしまったのですけれども(笑)。いや、あるいはそれこそ「生き人形」の仮面のような、ったってアレも別に表情が人間の面の皮並みに動くワケじゃないでしょうし。むー。
 そんなワケで仮面の男さんですが、まあ、御神楽話ばっかりしていたような。場所は葉鍵なんですけど(苦笑)。
 大満足、といった感じの印象だったようなので、これは正月休みが楽しみだなあとか。

 コミケ参戦後は死にそうで献血できない気がするので発想を変えて参戦前に献血したら採血中に意識不明に、という愉快な(←割と笑ってる場合ではない)エピソードを引っ提げて入江さんが。いやソレは本当コミケどころじゃないというかその場で強制送還されてしまってもおかしくなかった話のような気がするんですが、それでも会場うろつき回ってた人が人のコト「濃い」とか言ってはいけません(w。
5/3.
 弟は18時くらいに帰宅していった。相変わらず片づけて行かない奴だ。
 眠いのでまた一眠りして、とか今言ってると格闘番組関係見逃すので(苦笑)、頑張って起きていることにしようかと。


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