きずつくほうがわるい/こわれるほうがわるい
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[2678.02.01.木.]
[2678.02.01.木.] / また変わっとる‥‥‥。 / 壱状什「くノ一少女は笑顔が苦手」 / チラシの裏。
また変わっとる‥‥‥。
 実に11月からベンダ入りを待っていた大熊狸喜故郷の奇祭」がようやくBOOK☆WALKER取扱開始になったのを受け、満を持して「魂のxx冊」枠に入れようと思ったところで、またBOOK☆WALKERが書影画像ファイル名・パスの命名規則を変えたことが明らかになった(苦笑)。
 具体的には小さい方のサムネイル画像が、まずパスが大きい方のサムネイル画像と一緒の一緒じゃなくなってるのと、ファイル名が適当に自動生成した(書籍固有の情報や特定の固定文字列に由来しない)テンポラリな名前に変わってて‥‥‥多分これって、一定周期で名前自体を付け替えることによって、僕みたいな第三者の悪用を防ぐ意図があるんじゃないかなあ、とか。

 画像自体はBOOK☆WALKERのサイトからその時使われてる現物を引っ張るような仕組みにしてたこっちの問題でもあるんだけど、こうなるともう、画像自体もこっち側のサーバに抱えちゃう方式にした方がいいかなあ‥‥‥。
2018/02/01 10:07:37
壱状什「くノ一少女は笑顔が苦手
 ついでのようにしれっと1冊「魂のxx冊」枠に追加される予定のこの本は、随分前に買ったし読んだんだけど、ふと思い立って最近改めて読み直しながら、何となく記憶の中にあったよりも興味深い内容だったなあ、みたいなことに今頃感じ入ってる奴。

 ええと、まず準備体操として、以前ここの日記引用した言葉をひとつ読み返して欲しい
 「旋光の輪舞 バリスティクメサイア」にキャラクターデザイン担当の曾我部修司氏が寄せたコメントなんだけど。
ランダーのデザインにも共通する事なんですが、
無意味に猫耳を使うのは正直デザインとして負けであることをまず念頭に置いてから、
理由の存在するキャラクター・ファッションとして成立させることに気を使いました。
猫耳つけて人気が出るならみんな猫耳付ければいいです。
みんなメガネかければいいんです。
乳は揺らせばいいんです。
流行を真似ればいいんです。
でもそういうことなら僕らの存在意義とか美意識ってなんなんでしょう?
とりあえずけん引力にはなったみたいで良かったとは思います。
 でね。
 キャラの方向付けっていうことに関して、「語尾を変なフレーズに統一させることで個性を打ち出そうとする」っていう手口があるよね、と。それは例えば引用でいう「無意味に猫耳を使う」と同程度の領域にある手口というか、『「人として」の背景を踏まえる』というより、もっと単純に「お手軽にカワイイを積み増す」アクセサリのような手口として濫用されるところまで行っちゃってる、まあはっきり言えば「手垢の付きすぎた陳腐な表現」として扱われる感じになってると思う。
 あんまりこういう方向性で言及されてるのを見ない(より正確にいうと『「くノ一少女は笑顔が苦手」について誰かが何か言ってるのを見ない』^^;;;)けど‥‥‥あと、5年も前の本に対して今更で申し訳ないんだけど、実はこの本は『「語尾を変なフレーズに統一させることで個性を打ち出そうとする」という手口』を再度腑に落とし直すところから始まってるんじゃないかな、ということが、いま、僕の中では大変に興味深くて。
 即ち、
無意味に語尾をおかしくするのは正直デザインとして負けであることをまず念頭に置いてから、
理由の存在するキャラクターの個性として成立させることに気を使いました。
 今作ヒロインの猪瀬誓は、こういう部分にすごーく気を使って生み出されてるんじゃないか、っていう話をこれからする。

 この子もすごく語尾がおかしいというか、もっとちゃんというと「言葉遣いが全般的におかしい」子なんだけど。
 でもそれは『「りゅん」とか「みょん」とかが付いてるからおかしい』んじゃなくて、『「自分の言葉を一旦ト書きに翻訳してから口で言う」ようなことを常時やってる結果、おかしな言葉遣いになってる』のね。自分の心情について、自分の言葉で心情そのものを口にすることはせずに、ナレーションが他人の声で説明している言葉の方を自分の口から喋ってる感じ。
 では、なんでそういう感じのことになっちゃったのか、っていう部分には生い立ちとか境遇とかいろんなことがあって、その「いろんなこと」に関しては一定の理解なり納得なりも得られるところではありつつ‥‥‥とはいえ流石に極端すぎじゃないのとか、作中に登場する身内(伏線も何もバレバレではあるが一応誰とは言わないでおく)の性格考えたらそんなことになっちゃうまで放っておかないんじゃないのとか、それは僕だって言いたいことが全然ないワケじゃないんだけどまあそこは一旦さておいて、ともかくも、『「理由の存在するキャラクターの個性として」という前提部分で手を抜かない「言葉遣いが全般的におかしい」キャラクター』、2013年版はこの子です! っていうプレゼンテーションにはなってるんじゃないかと思う。

 それでいて中盤、ヒロインと主人公がデートする場面の冒頭部分に、そのヒロインがわざわざ『「りゅん」とか「みょん」とかが付いてるからおかしい』に近い方角のおかしさを積み増しに行って、結果生じる一連のやり取り全体を笑いにするっていう構造のシーンが入っている点からも、「理由の存在するキャラクターの個性として」のところを意識的にやってることは窺える。そういう定型的なアレじゃないおかしさを普段ずーっと醸し出し続けてる誓が、しかも、誓がその時それをすることにもちゃんと理由がありながら、陳腐な方を敢えてやってるからおかしい、っていうスマートさが綺麗だと思うんだよね。ここは本当に上手かった。

 あと、ここまで書いてきたようなあれこれによって「へんな人」であることを散々強調してきた上のことなので、ごく時々、ヒロインが普通に表情をほんのちょっと緩ませるだけで「すごいことが起きた!」アピールになっちゃうというか、他のお話についてなら特筆するまでもないような普通の所作に対して、受け取る側の心情における「カワイイ!」的なるものの取れ高が異様に高いというか、そういう部分で作者の目論見が綺麗に決まってるし、「理由の存在するキャラクターの個性として」の部分を考え抜いた甲斐がある内容になってるんじゃないかなあ、ということについて、現在わたくし、非常に感じ入っている次第なのであります。
2018/02/01 10:35:15
チラシの裏。
 あるいは猪瀬誓の過去に纏わること。

 まあ程度はともかくとして、何だかんだ言って、誓もひとりでいるのが寂しかったんじゃないかな、と思った。
 とはいえ「ひとりだから寂しい」ことをアピールできる相手がいることを「ひとり」であるとは言わないワケで、かつ、幼いなりにもニンジャとして「人はいないけどタスクは山積み」っていう生活をずっと続けてきた結果、「構ってくれる/褒めてくれる第三者」「いないけどいる第三者」を求めた彼女のイマジナリーフレンド的な位置づけのところに、テレビ画面の中には映ってないけど、いま映ってる内容について関心持って話したり説明加えたりしてくれる人、即ち「ナレーター」がいたんじゃないか、ということを考えたんだけど。

 とはいえ彼女はひとりなので、「ナレーターが話してること」を彼女の耳が音として捉えるには、彼女が自分でそれを発音しないといけなかった。
 長い時間をかけてそこがこんがらがっていった結果、あの誓の独特の語り口というか、「自分の行動に対する自己言及+のだった」的な言いっぷりが定着していき、そして、彼女はひとりなので、そのように拗れていくことを誰も止めてくれなかった、故に誓はああいう子になってしまった‥‥‥のではないかなあ、と思った。

 だから個人的には「そこで祈は何やってたんだよ!」なんだけど(苦笑)。
 「妹を紹介しよう」ってどういうつもりで言ってたんだろうなあ。「妹が可愛いから紹介しよう」のニュアンスで言ってるんであればまだある程度わかるけど、「手に負えない変な子になってしまった妹を熨斗紙付けて進呈しよう」的な気分とか、本当に全然なかったんだろうか、みたいな部分を正直ちょっと疑いたくなってる‥‥‥。
2018/02/01 14:42:23


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