お盆もお祭りも過ぎてしまったのに、今でも僕らは夏を待っている。
AFTERWORDS. [2663.09.xx.] [THIS PAGE.]
[2663.08.xx.] , [2663.10.xx.] [SHORTCUT.]
SILENCE. / FORCEWORD. / AFTERWORDS. latest : list / MAIL. [OTHERS.]


[2663.09.01.月.]
[2663.09.01.月.] / ディスプレイ変更? / ついでにメモ。 / きょうのですくとっぷ。
ディスプレイ変更?
 今朝急に、IBMの新品CRTが安く手に入るけどどう? というメールが知人から。
 現時点でも19インチCRTを使っている手前、普通の、というか、例えば17インチとかそのくらいのCRTなら別に食指は動かないんだけど、案内にある製品が恐ろしいことに21インチのフラットトリニトロン管と来たもんで‥‥‥財布に対する絶対値はさて置き(苦笑)、コストパフォーマンスを考えるとかなり強烈に価格が安いことなども鑑みると、この話には心動かされるものが。

 : 今使ってる19インチと交換しちゃう、ってのは魅力的な提案なんだよね。解像度の上限はMillenium G450と一緒で2048x1536。現状の1920x1440をさらに凌いでみたりとかもできるし。
 : そ、そんなにですか?(^^;;;
 : 後はまあ、現行の19インチをその後どうするのか、が問題かな。いくら何でもたかだかファイルサーバに19インチCRTはやりすぎだし、流石に21インチと19インチを並べて置いとけるような環境には住んでない、って部分にも苦しいものが(苦笑)。

 21インチの方に何かが起こった時の予備として押し入れにしまっておく、という策もあるコトはあるんだけど‥‥‥例えばコレ、誰か中古品と同額程度で買い取ってくれないかな? そうすると回収したお金で15インチの液晶ディスプレイあたりが買えて、その液晶の方をファイルサーバ用のディスプレイに回せるようならその方が幸福なんじゃないかなあとか。意味上は「何か適当な液晶ディスプレイと交換」でも同じだからそれでもいいかとか。なんかその辺いろいろ検討中。
 大体、21インチのディスプレイの方が話としては人伝の人伝なんで、欲しいって言ったからって本当に手に入るかどうかは微妙、な気がしなくもないし(苦笑)。
ついでにメモ。
 ハードウェア的な要因で、ASUS P2B-FにはCoppermineコアが使えない世代が存在するらしい。
 モノが届いたら要チェック。‥‥‥でもコレなんか「マザーボード自体の問題」だから納得いく気もするけど、下駄なんて単純に結線してるだけというか、下駄自身に固有な結線以外の機能とかって実際ほとんどないんじゃないのかなあ?
 下駄のCoppermine対応/非対応って何が違うと起こるんだろう。ピンとこないなあ。

 それにしても、ここへきて急にPC関連が物要り。ファイルサーバ向けの部品も実際に集まり始めているからには、組み立てちゃわないと部屋が散らかってよくない、とか考えれば尚更というか(^^;;;。
 マザーボードと一緒に調達できる筈だったメモリは結局来ないらしくて、代わりにLANカードが付く模様(笑)。まあそれはそれでいいとして、ケースと電源とデータ用HDD2本とRAIDカードはもともと別途調達が必要だったのに加えて、そうなるとメモリの買い増しも必要かも、と。むー。
きょうのですくとっぷ。
 つい今しがた電話で喋っていた藤沢さんトコと共同企画。
 一応、右下隅のちまーいごちゃごちゃ類がタスクバーの常駐アイコンとかそういうの(ウチのタスクバーは画面右に縦置き)なんだけど、おーじぇの方とか元が1920x1440のデスクトップを640x480まで縮めてるんでもう何が何やらさっぱりわからない事態に(笑)。
 あいしゃの方はおーじぇよりはわかりやすいかな?
 ちなみに、両方ともデスクトップにアイコンがないように見えるのはそういうソフトを使っているから。
[2663.09.02.火.]
[2663.09.02.火.] / 酔狂先生襲来。 / ゆうべの秘密。 / 例えばZombify(Od, 8th)。
酔狂先生襲来。
 足切りには引っ掛からなかったから今日は面接、だそうだ。
 ちっ(wおめでとう一次試験合格。

 ASUS P2B-FとかIntel Celeron 300A(PPGA)とか下駄とかを受け取ってFinePix1500を引き渡す。
 ちなみに、低い電圧が作れない世代のP2B-Fかも知れない問題については、確認の結果、大丈夫なことが判明。めでたい。

 ともかくもこれでFinePix1500が人手に渡ってしまったので、最早IXY DIGITAL 400を積極的に使っていかないことにはどうしようもない事態に。‥‥‥だから32MBじゃ勝負にならないコンパクトフラッシュの買い替えも急務だけど、剥き出しで持って歩くのは恐いから何かケースも買わなきゃなー、と思う。あと、持って歩くんであれば予備の充電池。
ゆうべの秘密。
 一応それでも来客中だったので、時事ネタであるデスクトップ云々を除くいろんなことについて日記で逐次フォローはしませんでしたが、その間のことを少し。

 まず、そんなこんなで昨夜日記をアップした途端に藤沢さんから電話。ブルース・おりくらが入手に向かって動いている21インチCRTの横取りに向かって動くという非常にナイス度胸な直談判(笑)に対応。ついでにナースウィッチ(以下略)の話とかデスクトップの話とか。

 普段そんなことないくせに、こういう時に限ってさらに電話。
 橘センセ。PCのOSとかが入ってる方のHDDがもう物理的におかしいようで、勝手にクラスタスキャンとか始めたんだけどこれはいつになったら終わるの? という非常に不幸な問い合わせ。‥‥‥そのHDDはまあ遠からず御臨終なんで、HDDだけ買ってきてOS再インストールなり、いっそ新しくPC買っちゃうなり、そういうレベルの対処が要るんだけど、取り敢えず、データが入ってる方のドライブじゃなくてよかったね(苦笑)、とかそんな話で。
 買い替えるつもりらしいので、コトのついでに、買い替え完了後に現状の構成からデータが入っている方のHDDを抜いた残りを丸ごと受領する方向で話を纏めた。その場合、残るHDDはそのクラスタ障害を起こしたモノだけなんでそこは全然ダメだが(苦笑)、取り敢えずケース(GATEWAY謹製^^;;;)と電源、追加のメモリはこれで確保できたっぽい。それとCPUがSEPPのPentium!!! 450MHzの筈なんで、まあ、Pentium!!! 750MHzがダメだった時の予備にはなるだろう。
 さらにその電話の話の中で、久遠田センセが半年くらい前にPCを買い替えていたことを思い出す。
 昔使っていた方はそのまま押し入れとかに放り込んであるかも知れなくて、そしてそこには、昔おーじぇの中身を入れ替えた時に渡したSEPPのPentium!!! 500MHzが結局交換されないまま転がっているんじゃないかと思われるが、もし本当に無為に転がっているようならこの際それも入手の方向で(笑)。まあ、Pentium!!! 750MHzがダメだった時の予備にはなるだろう、って予備ばっかりだな(^^;;;。

 以上のこととはまったく関係ないが、昨夜おーじぇとあいしゃにWindows2000のSP4を当てた。
 現在時点では特に問題なし。

 それとも全然関係ないが、フォントサイズによってはまえがきここの部分の例のトコの見た目が酷い、と酔狂先生に改善を迫られたので止むなく渋々仕方なく構造を変更。

 といろいろ怪しくやっている間中、酔狂先生はずーっと佐渡川準「無敵看板娘」1-4を読みながらくすくす笑っておりました。ここに書いたことのほぼ全編に渡って、BGMは時折挟まる酔狂先生の笑い声だったと言っても過言ではありません。つーか今朝も起き抜けから読み耽っていて、そのおかげでブルース・おりくらが危うく会社に遅刻しかけたり(ば苦笑)。そんなにお気に入りですか鬼丸流葬兵術。
 ‥‥‥こんなのはもう超どうでもいい駄話ですが、今書いている原稿の中で考えているポイントのひとつに、如何にして鬼丸流葬兵術を香里に使わせるか、なんてのがあるようなないような(w。
例えばZombify(Od, 8th)。
 ふと思ったんだけど、最近のブルース・おりくらって何だか廃品回収の人というか。
 今度の日曜にまた会う筈の4人のうち、少なくともブルース・おりくらを除いたふたりから廃品のPCを引き取ったり、コトと次第によってはブルース・おりくらでない3人全員が対象になっちゃったり。それでブルース・おりくらの手元に組み上がるのがその辺の古い部品を使った新しいPCだってんだから、やっぱしブルース・おりくらって黒いよねー、とかそういう話も昨夜橘センセとちょっと(笑)。

 : クリーチャー扱いですか(怒)。
 : むー(怒)。
 : ‥‥‥(^^;;;。
[2663.09.03.水.]
[2663.09.03.水.] / 今更、 / 唐突ですが、 / 18時18分、 / PCパーツのこと。
今更、
 ようやく夏が来た感じの陽気。
 やー、夏休みが待ち遠しいねー。<来年です
唐突ですが、
 コレはホッチキスの「針」ですか? 「弾」ですか? それ以外ですか?
 ブルース・おりくらはアレは「針」だと思っていて、それは両親がそう呼んでいたからなのですけれども、結構周囲に「弾」って呼ぶ人がいるんですよね。

 や、なんで急にそんなことを言い出したかというと、ビックリマンチョコが何気に「どっきりシール」復活なのです。職場の購買で見かけて思わずひとつ買ったんですが、出てきたシールがたまたま剥き出しのホッチキスの針を模したもので。
 でも裏書きには「NO.108 ホッチキスのたま」って書いてあるんですよ。むー。
18時18分、
 橘センセから携帯メール着信。タイトルは「ぎゃー」。
 以下に全文引用。
か、カミナリがー!イカヅチがー!葛飾区は停電ですよ!クラスターチェックしてるPCが……(泣 (号泣
 実はこの時のクラスタスキャンがまだ続行中だった模様(苦笑)。まあ、もう物理的におかしくなってて延々クラスタスキャンしてるようなHDDなんだから、仮死状態だったのが本当に死んだだけだと思えば腹も立たない、という考え方はどうですかダメですかそうですか。

 とか書いてるうちに、少し遅れて芝浦の職場でも凄い雷雨の到来を確認。‥‥‥こういう夕立ちって、思えば今年は今までほとんど憶えがないよなー。

 : あめですー! かみなりですー!
 : わ、凄い‥‥‥本当に、何だか夏みたいな夕立ちですね(苦笑)。
 : 何だかこう、「自転車置いて出る」って選択で初めて当たりを引いた気がするよ(笑)。嬉しいんだか悲しいんだか。
 : おへそはこっちですー!
 : こら、わざわざお腹出すな馬鹿(^^;;;。
 : ‥‥‥ふえ?

 障害対応でちょいと退社が遅くなり、田町駅に着いた頃、落雷の影響で止まっていた山手線が動き始めた。京浜東北線はその前から動いていたようだけど。
PCパーツのこと。
 久遠田センセから連絡。旧PCはそっくり残っていて、渡したけど使っていなかったというPentium!!! 500MHzも残っていて、譲ってくれるそうだ。やたー♪
 取り敢えずこれで、SEPPのPentium!!! 500MHzと450MHzがまず手に入るのは確定。橘センセと久遠田センセのPCにどれくらいずつメモリが積んであったか知らないが、ともかくまあ、例えば全部128MBとかだったとしても、4本あれば全部で512MBにはなる。後はケースと電源が2セット、マザーボードも2枚。‥‥‥ブルース・おりくらがファイルサーバに使わなかったマザーボードとCPUの1セットが後々ATA100のRAIDカードと交換されるなりその対価の一部になるなりする、という話もあるので、その辺いろいろが予定通りに実を結ぶと、敢えて買う必要のあるものはデータ用HDD、必要であれば内部のケーブルとかその辺だけ、という話になるのかな。
[2663.09.04.木.]
[2663.09.04.木.] / はじめてのおでかけ。 / ちなみに今日のどっきりシールは、 / 三脚とケース。
はじめてのおでかけ。
 帰りがけにIXY DIGITAL 400の持ち歩き用ケースを調達するべく、取り敢えずは剥き出しのままポケットに放り込んで職場へ持参。よく考えてみたら、家からIXY DIGITAL 400を持ち出したのは今日が初めて。今まで家の中でしか使ってなかったからなあ。
 レンズバリアはついているけどレンズとか、ダメージを防ぐカラクリが本当に何もない液晶とか、そういうものがついている機器をそのまま持って歩くって行動は、正直、やっぱりちょっと恐い。

 純正のソフトケースと何かネックストラップなIXY DIGITAL的にスタンダードっぽい構成にするか、今まで通り小さめのケースに包んで鞄に放り込むか、この際大きめのケースで三脚も一緒に持ち歩くような構成にしちゃうか、そういうところで悩み中。
 とはいってもまあ、どんなに小さいったって三脚は三脚なんだし、カメラと一緒にケースに入れるとなるとケースの方が相当な大きさになっちゃうのは想像に難くないから、カメラと三脚を一緒のケースで持ち歩くってプランはあんまり現実的ではない、んだろうけど。

 : IXY DIGITAL 400を選んだ理由には容積を小さくする狙いがあって、それは「移動手段が自転車主体になる可能性」とも関連していたワケで。
 : だからせっかく小さいデジカメを買ったのに、ケースが膨れて持ち運べなくなるんじゃ本末転倒‥‥‥という側面はありますね、確かに(苦笑)。
 : それでも手ブレは気になるんだよー(^^;;;。

 デジカメが小さいってコトは必ずしもいいコトばっかりじゃないなあ、と改めて思う。
ちなみに今日のどっきりシールは、
 「NO.41 ミカンのふさ」と「NO.135 ラメ入りマニキュア」。つーか何故ふたつも買ってますか。
 ところで誰が騙されるんだろうコレ。特にミカン。五十歩くらい譲っても「『誰かの食べかけで破れちゃってる』ミカンのふさ」あたりがせいぜい、のような気が。

 さて置き。
 コレはホッチキスの「針」ですか? 「弾」ですか? それ以外ですか? の続き。
 えーと、掲示板に小夜さんからレス。「針」または「ステープル」。

 ‥‥‥。

 まあ取り敢えず「針」に1票、その他として「ステープル」にも1票、という線でひとつ。

集計結果(敬称略)。
 2 木村小夜 / ブルース・おりくら
 0 
その他 1 ステープル : 木村小夜
三脚とケース。
 購入。
 結局、対衝撃効果の高そうな割とぴったりめのケースと、そこに収まることなどまったく考慮していない(笑)ミニ三脚の組み合わせで。
  • こんなの。[2272x1704x24b > 640x480x24b / 60,735bytes / Canon IXY DIGITAL 400]
 ほーらブレてる(^^;;;。
[2663.09.05.金.]
[2663.09.05.金.] / コレはホッチキスの「針」ですか? 「弾」ですか? それ以外ですか? の続き。 / あっちがマクー空間なら、 / お買い物@ビック有楽町。 / コレは(略)の続き。
コレはホッチキスの「針」ですか? 「弾」ですか? それ以外ですか? の続き。
 続いて掲示板に藤沢さんと酔狂先生からレス。えー、
ホッチキスはタマ(音のみで漢字不詳)ですね。[酔狂先生]
アレはステープルといいたいけど弾と言ってしまいます。[藤沢さん]
 ‥‥‥。

 取り敢えず、藤沢さんは「弾」と呼んでいるらしいので「弾」に1票、酔狂先生の発音における「タマ」は漢字にすると「弾」とは違う可能性が否定できない(多摩とか?^^;;;)ので「その他」扱いとして集計。 異議のある場合は何ぞアピールを。

集計結果(敬称略)。
 2 木村小夜 / ブルース・おりくら
 1 藤沢由宇
その他 2 タマ(音のみで漢字不詳) : 酔狂先生
ステープル : 木村小夜
あっちがマクー空間なら、
 こっちはまぬけ時空で応戦だ!<そこ張りあってどうする<しかもネタ古いし



「あ! ねえ聞いて聞いて! あたし料理憶えたんだよ料理!」
「‥‥‥って‥‥‥俺たちくらいの歳で女の子だったら、大体料理くらいできるもんじゃないの?」
「そんなことないよ。あのさ、オトコだからとかオンナだからとかそーゆーの、料理できる人になるための苦労の量とかと全然関係ないって思わない? 女の子だから料理できるんじゃないのとか、そんなのヘンケンだよヘンケン」
「そんなコト言ってさ、丘野さんのは面倒くさがってるだけじゃないの?」
「何か言った?」
「いいえ何でもありません。それで、憶えた料理って?」
「炒り卵」
「‥‥‥」
「ん?」
「い‥‥‥りたまごって、フライパンに適当に油敷いて卵掻き回してじゃーって流して適当にかしゃかしゃって掻き回して半熟くらいでお皿にざざー、の?」
「んー、そういう風なのもやってみたんだけどさ、なんかどうも上手くいかなくて。こう、ああ今回は上手くいってるなーって思う時でも、皿にあけたらなんか卵が半分くらいになっちゃってたりとか。妙に油っぽくて食べられない時もあったし」
「それは何というか、ものすごい基礎んとこから勉強し直した方がいいような気もする」
「でも、そんな勉強するより泳いでる方が好きだし、あたし」
「‥‥‥はあ」
「それでね? それで炒り卵なんだけど、いやあ、この間遂に必殺技をマスターしちゃったのよね。もう百発百中、いつ何時でも炒り卵はオッケーって奴! なんだあたしって料理できるんだねっとか思っちゃった。‥‥‥ね、知りたい?」
「それはそれで知りたいかな。まあ、聞かなくてもウチは普通にフライパンで作るけど」
「もう、素直じゃないなー。いい? 用意するのは生卵とマグカップ」
「は? マグカップって何?」
「あれ、マグカップ知らない? そんなワケないよね? ってああ、金属はダメだよ。陶器の奴。それであたしも一回失敗しちゃったし」
「っていうか、炒り卵作るんじゃないの?」
「だから炒り卵だよ? まずね、マグカップに卵をあけて、中身をちゃんと掻き混ぜます。黄身のところがちゃんと混ざってないと後で爆発するから気をつけないとね。それもやっちゃったけど」
「ばくはつ? ‥‥‥なんで?」
「そしたら次は、そのマグカップを電子レンジに入れます。後は適当にタイマー回して、ええと、30秒ちょっととか、そのくらいかなあ?」
「それで、30秒ちょっと経ったら?」
「電子レンジから出して」
「電子レンジから出して?」
「さらにがーって掻き混ぜて、お皿に出して」
「お皿に出して?」
「できあがり」
「炒ってません! それ全然炒ってません先生!」
「でも本当、大体同じようなのができるんだよ? それにほら、カップ焼きそばだって本当は焼いてないじゃない、麺」
「や、でも、それとこれとは」
「いいじゃない。この調子でいろいろできるようになったら、もしかしたらキミにお弁当とか作ってあげられちゃうかもよ?」
「うっ‥‥‥嬉しいような‥‥‥そうでもないような‥‥‥」
「な・に・か・い・っ・た?」
「いいえ何でもありません」
「本当かなあ? ‥‥‥あ、あたしこっちだから。それじゃまた明日!」
「ああ、また明日っ!」

炒り卵[26630905][True Love Story 2][陽子, (主人公)]



 飴玉しりとりSSに即座に再録するのが確定的というか、もうそのつもりで飴玉側もいろいろ用意を済ませちゃってたり(笑)。だから、何かこういうのを続ける気になった場合、次のタイトルは「ご」で始まる筈。しりとりだし。
 タイトル案とかキャスト案とか内容そのものとか(爆)は随時募集中。とはいっても、その後ブルース・おりくらが何かを書かなきゃいけないことに関しては、採用するしないはまた別の話、ではあるけど(^^;;;。

 しかし、改めて書こうとしてみると、陽子のこととかもう随分うろ覚えだなあ。
 いっぺんやり直したいな。陽子以外はひとりも一度も解いてないけど(苦笑)。>TLS2改め丘野陽子
お買い物@ビック有楽町。
 IXY DIGITAL 400純正ソフトケースと、なんか半額くらいで安売りしていた鉄拳4スティック
 取り敢えずこれでPS/PS2のジョイスティックは2本揃ったので、橘センセが突然やってきて突然「ソウルキャリバーやるぞゴルァ」とか言い出しても、ちゃんと両方にジョイスティックが行き渡る。‥‥‥もう片方というか、もともと持ってる鉄拳タッグ用のジョイスティックは5ボタンとかいう謎配列なので、こんな安いなら買い替えちゃってもいいかなー、とかも思ったり。
コレは(略)の続き。
 さらに、掲示板にPsy2さんのレス。えー、「針に一票。」。端的でよろしいですな‥‥‥って、
・・・そういえば、「芯」って呼び方もありますね(泥沼)。
 ‥‥‥。

集計結果(敬称略)。
 3 Psy2 / 木村小夜 / ブルース・おりくら
 1 藤沢由宇
その他 2 タマ(音のみで漢字不詳) : 酔狂先生
ステープル : 木村小夜
[2663.09.06.土.]
[2663.09.06.土.] / 本文できたー。 / 集計の続き。 / 午前三時。
本文できたー。
 自分で書いてて自分で言うのもアレだけど、できあがってしまったものは自分の意図を中心にするとかなり意外なもので、周囲のブルース・おりくら観みたいなものを中心にすると多分かなりブルース・おりくらっぽいもの、のような気がする(苦笑)。
 取り敢えず今は念のためデータをバックアップしているところ。

 実はタイトルを日本語にするか英語にするかで大分悩んだ挙げ句、文中で自称はしないし、という点を鑑みて、英語のままにしておくことに。
 "Kanon" another stories / KAORI, the wonder-worker.
集計の続き。
 コレはホッチキスの「針」ですか? 「弾」ですか? それ以外ですか?

 掲示板にすらさんとYuさん。
商品名としては「針」ですので/素直に「針」と呼ぶべきだと思いますけどね。[Yuさん]
ホチキスは弾でしょ。[すらさん]
 ここまでは非常に簡潔で結構なんですが。

 IRC#にうさば。

14:05:46 <伽羅斗_sndi> あー、おりくらさん
14:06:04 <psyx_HAOR> こんばんはー
14:06:12 <psyx_HAOR> しまった昼だ
14:06:16 <伽羅斗_sndi> 「針」に一票
14:06:24 <psyx_HAOR> ぶっ(笑)
14:06:46 <psyx_HAOR> 了解しました つーかこんなトコで票が入るとは
14:07:32 <伽羅斗_sndi> ちなみにhttp://wis.max-ltd.co.jp/op/h_story3.php?h_story=1こんなのとか
14:07:41 <なにか。> あ、じゃあ便乗して「針」に一票(ぉ
14:08:31 <psyx_HAOR> 了解〜(笑) 今は原稿中なので日記書くのちょっと遅くなりそうですが、アップの時に入れときます。

 これが、

15:13:47 <Wayne_r> (こっそり針に一票.弾も聞くしわかるけど自分は針かな

 こう追加されて、

15:33:56 <裕_ykhm> やっぱ「針」だろ。
15:34:56 <Wayne_r> そういえば「しん」というのも聞いたことあるなあ
15:35:02 <Wayne_r> シャープペンシルと勘違いしてないかという気分だったけど
15:35:08 <Wayne_r> そういう言い方もするんだろうか
15:35:54 <裕_ykhm> ん、「針」ってかいて、「しん」って読んでましたが、なにか
15:36:16 <Wayne_r> なるほどっ
15:36:19 <Wayne_r> 派閥が増えた
15:36:27 <なにか。> 選択肢が増えた
15:36:35 <Wayne_r> ハリって読んでるけど異端ですか?
15:36:53 <Wayne_r> しゃーぺんは「芯」のはずだよね
15:37:27 <裕_ykhm> だとおもわれ
15:37:51 <なにか。> いまここに三菱の「シャープ替芯」とゆーものがありますが
15:38:47 <Wayne_r> パッケージ確認.「ホッチキス針」
15:38:53 <Wayne_r> ただし針の読み方は不明
15:39:24 <Wayne_r> なお製造元は「マックス株式会社」らしい
15:48:05 <psyx_HAOR> チミたち(^^;;;
15:49:29 <psyx_HAOR> どうして日に日にややこしくなっていくんだろう‥‥‥
15:49:50 <Wayne_r> 言葉なんてそんなもんです!! と開き直ってみるのは如何でしょうか
15:49:59 <psyx_HAOR> ぎゃー(笑)

 の挙げ句、

18:03:31 <伽羅斗_sndi> あたしも「針」と書いて「しん」です

 ‥‥‥。

 ど う す れ ば い い ん だ 。

集計結果(敬称略)。
針(はり) 6 Wayne / なにか。 / Yu / Psy2 / 木村小夜 / ブルース・おりくら
針(しん) 2 伽羅斗 / 裕_ykhm
 2 すら / 藤沢由宇
その他 2 タマ(音のみで漢字不詳) : 酔狂先生
ステープル : 木村小夜

※位置とかお名前とかURLとか、間違っている人はアピールお願いします。狼煙とか糸電波とか。
午前三時。
「‥‥‥だーっ! うるせーっ!」
 突然、祐一はがばっと布団を跳ね上げた。
 まだ外は暗い。時計のある方を見ても時間はわからない。
 なのに、名雪の部屋の目覚ましが凄い勢いで鳴っていた。水瀬の家は決して壁が薄いわけではないが、それだというのに、ついでに祐一も起こそうとでも企んでいるかのような大音響だ。
「名雪! おいこら名ゆ」
 部屋から飛び出した祐一は名雪の部屋のドアを開け‥‥‥途端に溢れ出す音の洪水に怯んで即座にドアを閉じた。
 どうしてこの音ん中で平気で寝てられるんだあいつは。
 今更ながら、名雪の妙な凄さにはむしろ感心さえする。
 などと言ってもいられない。あまり意味はないが足音が立たないように自分の部屋に戻り、机の引き出しの奥をごそごそと漁って、ようやく見つけた耳栓を両耳に突っ込む。
 部屋の明かりを点けたついでに時計も確認。大体ちょうど午前三時。
 ちっ。舌打ちを漏らす。
 昨夜、というかさっき、深夜のテレビを観てから床に入った祐一が寝ついたのは多分一時過ぎくらいだ。‥‥‥まだ二時間も寝ていないと判明した途端、何だか自分は途轍もない損をさせられているような気分になってきて、苛立ちを紛らわすためか今度はことさら足音の立つような歩き方で廊下を渡り、再び、名雪の部屋のドアノブに手を掛けた。
「入るからなっ」
 一応宣言はするが聞こえている筈もない。耳栓を確認し、大きく深呼吸して、まるで深い水の中へ潜るように、小さく開けたドアから祐一は自分の体を滑り込ませ、すぐにドアを閉じる。



 耳栓をしていても喧しいものは喧しい。慣れない異物が耳に詰まった感触に眉を顰めながら、暗い部屋の中を手探りで進みつつ、その手に触れた目覚まし時計を片っ端から止めていく‥‥‥止めても止めても止めても止めても終わりの見えない作業にいい加減嫌気が差してきた頃、
「あれー? ゆういちー?」
 急に明るくなった部屋の奥で、身体を起こした寝惚け眼の名雪が目蓋を擦っている。
「どうしたのー? はやくねないとー、あしたー、おきられないよー‥‥‥ふあ」
「あのな! 何時だと思ってんだよ! 止めてくれよこの目覚まし! うるさいだろ!」
「んー? なにかいったー?」
 耳栓をしている祐一の方にも名雪の声はあまり聞こえていないが、相変わらず名雪にも祐一の声が全然届いていないようだ。
 しかも。
「あー、だめだよゆういちー、かってにとけいとめたら」
 なんと名雪はそんなことまで言い始める。
「何だって?」
 片方だけ耳栓を抜いた祐一の耳に、
「とめちゃだめー、だよー」
 名雪の大きな声がようやく届いた。
「なんでだよ! うるさいだろこれ!」
「でもー、すこしくらいー、うるさくないとー、かえってー、ねむれないよー?」
「少しかよこれがっ!」
 思わず声のボリュームを上げてしまうが、それでもまだ目覚ましの方が喧しい。
「んー‥‥‥わたしねむいからー、もうねるけどー‥‥‥あんまりいっぱいー、とめちゃー、だめだよー‥‥‥」
 案の定聞こえていない名雪は、言うだけ言うとベッドの上にころんと転がってしまう。
「このやろー」
 点いたままの明かりも気にならないのか、目を閉じた名雪はもうすーすーと寝息を立てていて、がっくりと肩を落とした祐一はそれ以上の抵抗を止め、明かりを消して名雪の部屋を出た。
 自分の部屋のベッドに潜り込み、耳栓を外してみる。起こされた時よりはマシだが喧しいのは相変わらずだ。耳栓を耳に突っ込み直して、何だか冴えてしまった目を無理矢理閉じる。
 名雪の奴、あんなのを子守り歌代わりにしてたのか。道理で鳴っても起きないわけだ‥‥‥つーか、なんかどっかおかしいんじゃないのか、あいつは?
 あんな環境でも名雪はあっという間だったが、祐一が眠りの淵に落ちていくまでには、それから随分長い時間を要した。



 ちなみに翌朝、夜更かしした上にそうして耳栓をしたまま眠った祐一は、自分の部屋の目覚まし時計が鳴っているのを聞き逃し、学校に遅刻した。
 挙げ句、何故かきちんと出席していた名雪に「おはよう祐一」などと声をかけられた瞬間には殺意さえ憶えたが、席に着いた途端に机に突っ伏してしまった祐一にそれが実行できた筈もなかった。

午前三時[26630906][Kanon][名雪, 祐一]



 考えてたのは「ゴブルディーグーク」か「五月人形」か、だったんだけど、何も思いつかないまま時計を見上げたらちょうど午前三時で、ああそれだ、と(苦笑)。
 次は「じ」。‥‥‥いつまで保つんだろうな、コレ(^^;;;。
[2663.09.07.日.]
[2663.09.07.日.] / 帰ってきました。
帰ってきました。
   起きる
  555観る
  出発
  道中でCFさん合流
  サークル展開
  一般入場開始
  一般入場列が10分経たずに消滅(爆)
  早くもまったり
  いないと信じて疑わなかったのに実はいるMiotecの東雲さんが出現して驚愕
  何故だか最近知人が増えていることを実感
  やたらと早く即売会終了
  噂には聞いていたが、何やら本当にイベント自体も以上にて終了
  久遠田センセのサークル@続行中の薔薇色革命に避難
  橘センセとも合流
  薔薇色革命も終了
  新宿へ移動
  遅すぎる昼食(つーか順番だけなら昨日の夕食くらい^^;;;)
  この辺が愉快なので自分でやってみたくなり、Pinky:st.を購入
  いちばん欲しかったPK002(目つき悪い子)が確保できなかったのは心残り
  いかさん合流
  呑み会
  カラオケ
  機械がサイバーDAMとやら
  実は一部アニソン(ガンダムとか)が本物のOP絵を中心に再編集したようなえらく真面目なアニメーション
  途端に選曲ガンダム縛り令が発布
  女声の曲ばかり歌って喉を潰す
  帰宅
  日記書き
  喉痛え。

 この時間ともなると流石に眠いので、その他諸々は明日以降ということでひとつよしなに。
 風呂沸いたー。ではー。
[2663.09.08.月.]
[2663.09.08.月.] / 0.5回+0.5回休み。 / 昨夜の日記を整理。 / 各論とか。 / CPU。 / ジャノメ人力車説。
0.5回+0.5回休み。
 目覚ましかけてる筈なのに起動に2度失敗。午前休から全休へつつがなくスライド移行。そんな筈では。
昨夜の日記を整理。
 矢印で事象の順番を繋げるのを横に全部並べちゃうと見にくいので、先日使った方式に手直し。
各論とか。
 最初にいらした時にすらさんが宣っていた「あそこんとこに(←どこだよ?^^;;;)FINALって書いてあったよ」発言は真実であったと、後にKeyMix準備会のサイトにて知る。だから、次があってももう出ないも何も、その「次」の方が先にこの世界から消えてしまったことになる。
 ‥‥‥別にそれによってあの準備会に対する感情が何か変わるわけでもないが、これ以上何か悪く言うのも死人に鞭打つようで心情的に芳しくないので、その話はもういいか、とも思う。



 イベント自体はもう、11時に開場して11時10分には既に一般行列が途絶えているような見事な大盛況ぶり。
 売り子で入っていただいたCFさんと、通路をもっと狭めてサークルの列をひとつ増やしたら売り上げ上がるよね多分、とかいう話をしていた。つまり通路が広すぎて、真ん中を歩いていると左右に視線を投げても机の上のディテールがはっきりわからない有様なのだった(苦笑)。
 お隣のイントレピッドさんは前にもお隣だったり、大体カタログ見てても出てるサークルさんの顔触れにあまり違いがなかったり。
 「指定席制はどうか」とCFさんが言い出す。

CF : 前に受かったサークルは、次に受かったらまた同じ座標の机を使う。
 : 新しいサークルは、誰かが止めないと入って来られない?
CF : そうそう。‥‥‥でも今って実質、それと大して変わらないと思うんですけどね(苦笑)。
 : そうですね(苦笑)。

 状況は確かに末期的ではあるなあ、と思う。
 それは必ずしも「Keyが新作を出さない」せいばかりではない、ともブルース・おりくらは思うけど、まあ、要因を大きさ順に並べたらいちばん上かその近辺に「Keyが新作を出さない」が位置づけられるのは致し方ないか。



 : 新刊はどれですか?
 : ええと、ウチの新刊はコレです。
 : じゃ、それをください。
 : ‥‥‥あの、新刊だからって自動的に買うとかでいいんですか本当に? 中身見たりとかせんの?
 : いつも買ってますから。

 こんなやりとりがあって、KeyMix 5thMIXのスタッフ証を首から吊った方が飴玉のスペースで中身も見ずに新刊を買っていかれたのだが。
 どうもよくよく考えてみると、書かれた名前や肩書きから察するに、そのお客さんがこのイベントの代表者であるところの佐藤さんと呼ばれる方だったんじゃないかなあ、という疑惑が(^^;;;。

 : CFさん、もしかして今の人が佐藤たんだったんですか? このイベントの代表の?
CF : あれ? 知らなかったんですか?
 : ‥‥‥(^^;;;

 本当にウチの本をおもしろがっていただけているのであれば何も問題はないんだけど、近頃のブルース・おりくらのKeyMix準備会に対する口の悪さも結構アレだったので‥‥‥もしかしてその辺フォローするために密かに回ってたりしたのかな、とか勘繰ってしまう自分の感情の疾しさみたいなものを後から思い返して、何だか自分に嫌気が。自己嫌悪。
 いや、大体あれが本当に代表だったとして、そういう意図があるんなら「代表です」ってまず自分で名乗るだろう。この場合、それを名乗らならいでできるフォローなんてないので。でも名乗らなかったということは、少なくともあの会話の瞬間、彼は個人の趣味より大きいもの‥‥‥例えばそのイベントの準備会だとかそういうものを背負った状態でない彼だった筈で、ということは、それは本当に個人の趣味というか、単純に、新刊が欲しかったのだろう。
 ‥‥‥別にそれによってあの準備会に対する感情が何か変わるわけでもないが(苦笑)、それはそれとして、いつもお買い上げありがとうございます。

 : 思えば、身内じゃない常連さんの顔ってものを、その時初めてちゃんと意識した気がするんだよね。‥‥‥ああそういう人本当にいるんだ、とか(笑)。
 : 一応いらしたようですね(w。
 : うん、もう僕はほら、ちょっと知り合いだとみんな身内と思っちゃうからさ(笑)。知らない人の顔を敢えて憶えようとか思ってないし、身内以外は誰が持ってるのかさっぱり把握してないような状態で、まあ大なり小なりどこのサークルもそうだとは思うんだけど。
 : ええ。大概はそうでしょうねえ。
 : だから本当にコレ、僕と面識がないような人が読んでもおもしろがってもらえるものなのかなあ、って点には自信も根拠も全然ない状態はもう随分長いこと続いてるんで(^^;;;。

 あれは厳密には「ブルース・おりくらのサークル」の話ではないけど手紙のことなんかもあって、割と最近になってようやく、もしかしたら待っててくれてる人もいるのかなあ、なんて思い始めていたり。
 究極的には、誰かの要求があるからとかいう理由なんて全然なく、ブルース・おりくらが書きたいことを勝手に書いて、作りたいものを勝手に作ってるだけのものなんで、そういう風におもしろがってくれるブルース・おりくら以外の誰かが例えばひとりもいないとしても、別にそれはブルース・おりくら自身にとっては困るようなことではないんだけど、それでもほら、ねえ(苦笑)。



 珍しい取り合わせそのいち。
 GD#4, GD#5, GameDeep vol.8, KONOHANA:TrueReport本 を各1冊。

 珍しい取り合わせそのに。
 御神楽少女探偵団本 を2冊。

 珍しい取り合わせそのさん。
 御神楽少女探偵団本, KONOHANA:TrueReport本 を各1冊。

 ‥‥‥?(^^;;;

 つーかまあ、そういう意味ではサークルそのものからして大分アレで、then-dさんは「買った人がいた」という事実に何やら割と驚いてたり、GD#読んでるお客さんの前でCFさんも「こんな胡散臭い本ないですよ」とか熱弁揮ってみたり、ブルース・おりくらも↑こんな風だったり、御神楽と此花を1冊ずつご所望のお客さん相手に素で「なんで?」とか口滑らせちゃってみたり、よくよく考えてみると実際は総じて結構ナニなスペースだった気が。ま、いつものことだが



 知り合いが増えてる、と思う。
 C64でお隣だった「天使待ちの人々」の方が挨拶に来てくださったり。‥‥‥三人のうちのどなただったか、が実は思い出せなくて今ちょっと困っていたり(^^;;;。
 いつぞやお隣だった「つかもと工房」で売り子をやってらした方(パトの太田が大好き^^;;;)が挨拶に来てくださったり。
 今度もお隣だった「イントレピッド」の方だって、二度めともなれば流石に憶えているし。
 向こうの方にはガンちゃんさんとか雪里さんとかいた気がするし。
 藤沢さん影守さんもわざわざ来てくださっているし。
 すらさんもサークルで参加されてた筈だし。
 CFさんのお知り合いはいきなり後ろからシャイニング・フィンガーだし(謎)。
 そして、本人談なのでもう間違いとか全然ないのだが(笑)、どうもこの日記、何やらMiotecの東雲さんにチェックされている模様だし。あなおそろしやアクセス解析。
 下手なコト言うとブルース・おりくらもモナーと一緒に放射せiガクガクブルブル。
CPU。
 久遠田センセからSEPPのPentium!!! 500MHzだけを取り敢えず受け取る。
 箱とか電源とかがまだ手元にないし、ともかくBIOSのアップデートはしないとCoppermineコアのCPUは挿さらないと思われるので(だからBIOSのアップデートまではマザーボードに付属のCeleron 300Aでやらないとダメ)、この状態でこういうパーツだけ集まってきも実質的にはあまり意味はなくて、久遠田センセのところへその他の物品を取りに行くなり、橘センセが現行PCの蘇生を諦めて新しくPC買うなりしない限り、そういった必需品がまだブルース・おりくらの手元に揃わないから、もうしばらくは我慢の子。
ジャノメ人力車説。
「ジャノメってどういう乗り物なのかなあ?」
 居間のカーペットに寝っ転がって肉まんなど齧りながら、突然、真琴がそんなことを言った。
「は? 何だいきなり?」
「今日、幼稚園でやったのよ。あっめあっめふっれふっれかーあさーんがー♪ って」
 その歌には祐一も憶えがあったが。
「乗り物なんて出てきたっけ?」
「だってその次は、じゃっのめっでおっむかっえうっれしっいなー♪ でしょ?」
 どうでもいいが微妙に音程が外れている。‥‥‥そういうところが、もしかしたら園児たちには好かれているのかも知れないが。
「そうだったけど」
「だから、お母さんは迎えに来てくれる時って、ジャノメに乗ってきてくれるんでしょ?」
「‥‥‥ああなるほど。雨降りの日だから、きっと屋根とか着いてる乗り物なんだね」
 名雪がぽんと膝を叩く。
「簡単に納得するなお前も」
「どうして?」
「だっとてお前、見たことあるのか?」
「え? ないけど」
「多分それって古い歌だからな。その頃そこら辺にいた普通の子供が、雨が降ったからお母さんが迎えに来てくれるのを楽しみにしてる歌だろ? その時にジャノメとかいうのが乗り物としてあったんだったら、どうして今、俺たちはそれを見たことがないんだ? 誰か学校でひとりくらい、それ使ってお母さんが迎えに来ててもいいんじゃないのか?」
 祐一はあくまで、その存在に懐疑的らしい。
「んー、きっと、お母さん忙しいからだよ。働いてるし」
 やけに小難しい顔をして真琴がそんなことを言う。
「だから保育園は子供がいっぱいいるんでしょ?」
「うーん、一理ある。とても真琴の思いつきとは思えない」
「なによー? 言いたいことがあるならはっきり言いなさいよねっ」
 真琴はぷいっと明後日の方を向いた。
「それとも、ジャノメっていう乗り物よりも、最近は車の方が便利だから、かなあ。‥‥‥うーん、人力車とか?」
 続いて、首を傾げるのは名雪だ。
「人力車か。なるほど。‥‥‥でも人力車だったら、お母さんは乗ってなくてもいいんじゃないのか?」
「そうだよ! だからお母さん、忙しくてあんまり一緒に乗って来てくれなくなっちゃったんだよ!」
「そうか。そうだね。車だったらお母さんが運転しないといけないよね」
「ジャノメって人力車のことだったんだね! よーし、明日みんなに教えてあげるよ!」
 嬉しそうに宣言すると、もう舞い上がっている真琴はいそいそとマンガを畳んで居間を後にした。
「‥‥‥名雪、本気でそう思ってるのか?」
「うーん、よく知らないけど‥‥‥違うんじゃないかな、とは思ってるよ‥‥‥」
 真琴の背中を見送りながら、祐一と名雪はひそひそと言葉を交わす。
 ‥‥‥無論それは間違いであり、ジャノメというのは蛇の目傘のことであり、翌日早々、得意満面で「ジャノメ人力車説」を提唱し、その十秒後には他の保母さんの指摘を受けて凹むことになるのだが。
 ともかくも今、真琴はしあわせだった。

ジャノメ人力車説[26630908][Kanon][真琴, 名雪, 祐一]
[2663.09.09.火.]
[2663.09.09.火.] / んぎゃあああ。 / ピンチなのに。 / TWINS.
んぎゃあああ。
 昨日は調子悪くてほぼ一日寝倒したような状態で、だから今日は割と目が覚めるのが早くて、何気に掲示板見たら小夜さんの『次は「TWINS」をリクエスト(笑)』とかいう謎書き込みが。
 何ですかその『「つ」と「ふ」を待っていたらしい』つーのは?(笑)

 というワケで、「ジャノメ人力車説」の次は「TWINS」になる予定‥‥‥はいいんだけど、「TWINS」とだけ言われてもなあ(^^;;;。
 双子とかそういうのはそもそもの出自からして双子でなければならないワケで。例えば今からいきなり香里を双子にするワケにも行かんだろうし(笑)。「青空。」の松倉姉妹とかは知ってるけど解いてないし(爆)、確か「終末の過ごし方」にも誰か双子がいた気がするけどもう忘れたし。残念ながらその他の双子には心当たりがほとんどない。「タッチ」の上杉兄弟とかくらい?(^^;;;
 メジャーリーグに詳しければミネソタ・ツインズって球団がある筈だが、残念ながら名前くらいしか知らないし。
 魔法で双子化とか超科学で双子化とかも考えないではないけど大概それは双子化じゃなくて本人の複製だし。
ピンチなのに。
 いろんな事情がいろいろあって、退社後、秋篠さんとサシで飲みに行くコトになったり。
 で、帰宅したらもう0時をまわっている、というこの事態。嗚呼。どーすんだコレ。
TWINS.
「お疲れさまでしたー」
 最後の客が出て行った途端、乃絵美と菜織は手近の椅子にへたり込んだ。
「忙しかったー」
「正樹お茶ー」
 どさくさ紛れに図々しいことを言う菜織だが、立ち上がりかけた乃絵美を制して正樹は厨房へ消える。さっきまでの異常な忙しさを思えば、その要求は図々しくはあるが決して不当なものではない。
 ややあって、戻ってきた正樹が大きめのトレイに載せているのは三人分の紅茶だった。
「冷たいのがいいー」
「もう遅い。先に言えそういうことは」
 テーブルに投げ出された菜織の鼻先で温かい紅茶のカップが湯気を立てる。
 一瞬は不服そうな表情を見せる菜織だったが、その横に置かれたレアチーズケーキであっさり陥落した。いつものことだ。
「ごめんねお兄ちゃん」
「いいから。乃絵美も休んでろ」
 同じセットを乃絵美の前に。
「今日は結局、ずっと忙しかったみたいだな」
 最後に自分のカップを置いて、正樹も席についた。
「もう本当、できれば乃絵美がふたりか三人欲しかったわよ。デリバリーとかはあんまりなかったからあんたも呼ばなかったけど、でもかえってそっちの方が忙しいのかもねー‥‥‥って、あ」
 言いながら、菜織が不意に手を止めた。手元のケーキは既に半分くらい消失している。
「ねえねえ、こーゆーのはどう?」
 もとから三人しかいないのに、必要以上のひそひそ声で菜織は内緒の提案をした。



 数十分後。
「というわけで、真奈美ちゃんにここまで来てもらったのは他でもない」
 妙に真面目な顔で正樹がそんなことを言い出すから、
「はっ、はい」
 つられて真奈美の背筋が伸びる。
「ではまず着替えてもらおうか」
「‥‥‥はいい?」
 他でもなくて何だったのか。
 その辺については結局何の説明もされないまま、いきなり告げられて真奈美は目を丸くした。
「あの、あの、ええと‥‥‥え? 何? 何なの?」
「菜織、乃絵美」
 偉そうに足を組む正樹の後ろに控えていた菜織と乃絵美が真奈美の左右に回り、両脇を抱えて店の奥へ連れ込もうとする。
「さ、行こうか」
「あんたは来なくていい!」
 閉店後の閑散とした店内にふたつの音が響き渡った。‥‥‥菜織の声と、一緒に立ち上がりかけた正樹の顔面に丸盆がヒットした音。



「あの、やっぱり恥ずかしいよ、ねえ」
「あーもう観念しなさい真奈美っ」
「わっ、やだ乃絵美ちゃん」
「ごめんね真奈美ちゃん。すぐ済むから」
「ううう‥‥‥味方がいない‥‥‥ああっ正樹くん助けてえええ」
 勿論、正樹も取り合わない。大体正樹は更衣室の中には入れないのだから、取り合いたくてもどうにもできないが。
「できたよー。ほら真奈美」
「だってー」
「いい加減観念しなさいって。大丈夫よ似合ってるから」
 ややあって、ロムレットのコスチュームに身を包んだ真奈美が更衣室から押し出されてきた。さっき正樹の顔をめがけて飛んできたのと同じ丸盆で顔を隠している。
「ほらね?」
「や、顔見えないからわからないけど」
「まだそんな往生際の悪い‥‥‥真ー奈ー美ーっ」
「だってえええ」
 とうとう取り上げられた丸盆の向こうでは、真奈美の髪はひとつに纏められ、向かって右側へ流されていた。ちょうど出てきた乃絵美とは向きが逆になっているあたり芸が細かい。普段はそうでもないくせに悪ノリしだすと止まらない菜織の性格がよく現れている。
「お兄ちゃん、これでどうかな?」
 乃絵美は乃絵美で、真奈美の眼鏡によく似たフレームの伊達眼鏡を掛けて、ちょこんと真奈美の横に並ぶ。
「うーん‥‥‥」
 小難しげな顔で、正樹は並んだ真奈美と乃絵美を交互に見比べる。
「やっぱ双子は無理があるな。身長が違いすぎるよ。それ以外は結構、っていうか、かなりいい線行ってると思うけど」
「ダメかー。おもしろいと思ったんだけどなー」
 そんなに残念でもなさそうに、菜織は頭を掻いた。



「双子、って何?」
 未だに真奈美だけが事情をまったくわかっていなかった。全然悪くなさそうにごめんごめんと呟いて、菜織が説明を始める。
「だから、真奈美と乃絵美で双子。‥‥‥やー、今日お店忙しくてさー、本当に乃絵美があとふたりか三人欲しいくらいだったのよ。で、さっき思いついたんだけど、真奈美この格好したら乃絵美と双子に見えないかなーって話になって」
「学校行けば同じ制服着てるんだから、そんなのわざわざ試さなくたってわかると思う‥‥‥」
 もはやほとんど涙目の真奈美。何かその服装に悲しい思い出でもあるのだろうか。
「まあいいじゃない。そうね、正樹も言ってたけど、いい線行ってはいるのよねー」
「ああ。姉妹だったら全然問題ないよな」
 正樹と菜織は勝手な見解でとっくに意気投合してしまっている。
「真奈美お姉ちゃーんっ」
「えっ、のっ乃絵美ちゃんっ?」
 ふざけて抱きついた乃絵美の華奢な身体を支えながら、真奈美だけは未だに、何が何だかよくわかっていないのだった。

TWINS[26630909][With You][真奈美, 菜織, 乃絵美, 正樹]



 本当に書こうと思っていたのは、実は「双子パイロットのシンパシーによる情報伝達を前提とした同型別仕様の2機のR-9系戦闘機をセットで運用する超々遠距離砲撃仕様プランを提案して没喰らう」というR-TYPE FINALベースの話だったんだけど、多分わかんない人には徹底してわかんないんだろうなコレってのが書いてる側から見えちゃうのと、R-TYPE FINALの根底にある科学的なハッタリの部分をブルース・おりくら自身があんまりきちんと把握できてなくて、そういう意味でウソ書いたら格好悪そうなので止め(笑)。
 で、いよいよ書くコトが何もなくなり(^^;;;、仕方ないので副案として考えていたこういう話をそのまま持ち出しちゃうコトに。そういえば小夜さん乃絵美好きだったからコレでもいいか、とか(w。
[2663.09.10.水.]
[2663.09.10.水.] / その次。 / ひええ(^^;;;。 / ロードオブメジャーのこと。 / しまった! / ずいずいずっころばし。 / 今になって『With You』とか。
その次。
 問題の「TWINS」の次、について酔狂先生が掲示板でこのような問題発言。
「ずいずいずっころばし」とかどうでしょう?

っつ〜か、これ、どういう遊びの歌だったか、もう忘れちゃったよ(^^;
 つーかブルース・おりくらだって知らんがなそんなもん(苦笑)。
 とはいってもまあ、決められてしまった以上は仕方ないので、取り敢えず「ずいずいずっころばし」になるような何かを考え中、な今日この頃。

 : 一難去ってまた一難、ですねえ(^^;;;。
 : シリーズ総体としては、「難」の中身が毎回違うって部分に厳しいものを感じるね(^^;;;。

 ここに書いた文章を飴玉向けのHTMLに再編集するのも割と大変だからなー(苦笑)。
 ツリーのトコとかが自動生成できるようになると楽なんだけど、そういうカラクリを考える時間をすり減らして、実物であるファイル群を撫で斬りにしちゃっている、ってのはよくない傾向だと思う。
ひええ(^^;;;。
 つい出来心で職場PCに秀丸エディタ Ver4.00β15とかをインストールしてみたら、この日記のエクスポートマクロが途中で転ぶようになってしまったからさあ大変。

 マクロのくせにデバッグモードとかが突っ込んであったおかげで(笑)問題の傾向は割と簡単に判明し、だからといってどう直したものかはさっぱりわからず(苦笑)。まあともかく、挙動がおかしいと思われる部分を別な表現方法に切り替えてみたら症状が治まったので、当面はこのまま様子を見るコトに。‥‥‥つーても、コーディングの作法として「そこが間違っている」ってワケでもない筈なんだけどなあ。だから今までは意図通り動いてたんだろうし。謎だ。
ロードオブメジャーのこと
 かなり遅きに失した感はありますがフォローを(^^;;;。

 ロードオブメジャーは、夢のオーディションバラエティ(でしたっけ?)「ASAYAN」の後釜であり、コンセプト的にもまるっきり2匹目以降の泥鰌企画番組だった「ハマラジャ」に端を発するバンドです。

 メジャーデビューに至るまでの経緯が特殊でした。
 流石は司会ダウンタウン浜田雅功というか‥‥‥もう何というか、「デビューさせてあげる」という番組側が立場を利して足元見まくりの非常に厭らしい企画で、足元を見られてしまった彼ら自身はともかく、ブルース・おりくらの個人的な心証としては、あの番組の傲岸さが死ヌほど嫌いでした。
 そのあたりについては、取り敢えずこちらのページを参照してみてください。
 割と端的に書いてあります。

 その番組は確かもうなくなってしまったのですが(苦笑)、一緒に消えたかと思っていた(^^;;;バンドの方は、今でもどうにかそれなりに活動している模様ですね。

 ですから、お母さんがそんなバンドをご存じなのは、「ASAYAN」とか「ハマラジャ」とかをご覧になっていたからではないでしょうか、と思われます。CHEMISTRYとかもお好きなんじゃないですか?(笑)
しまった!
 とっくに気づいてましたが、そこは生温暖かく見守るところで、突っ込んではいけないのだとずーっと思ってました(根拠レス)。
 突っ込んでいいトコだったのかっ!(^^;;;>絵日記帳→絵ロ記帳
ずいずいずっころばし。
「ずーいずーいずっころばーし♪」
 境内を箒で掃きながら、さっきから有里さんは何やら楽しそうに口遊んでいる。
 昨日も一昨日も馬鹿みたいに暑かったから見ていて辛そうだったけど、今日は日差しも穏やかで、あんまり丈夫な方じゃない有里さんもこれくらいだと過ごしやすいんだろう。
 祭りが来るまでこんな日ばっかりだったらいいのにな。白衣の背中で揺れる長い髪を何となく眺めながら、俺はそんなことをふと思う。
「なーまみーそずいっ!」
 ‥‥‥ちなみに、向こうの方で凛が叫んだが、この際それは気にしなくてもよい。
「まあ。お昼はまだ先ですよ?」
 手を止めた有里さんが凛のいる方を見やって少し笑う。気にしなくてもいいのに。
「えー?」
 えーとか言うな。大体お前ひとりで朝飯何杯食ったと思ってるんだ凛こら。
「あらあら。それに、こちらのお味噌汁はインスタントではありませんよ?」
「生みそずい‥‥‥お味噌‥‥‥ぐふふふ‥‥‥」
 早くも意識が飛びかけているらしい。って、おいおいそんなに腹減ってるのか? まだ昼どころか十一時にもなってないぞ。
「でも、凛さんはご存じないのですか? ずいずいずっころばしはとても恐いお話なんですよ?」
「お味‥‥‥そ?」
 お、ちょっと戻ってきた。
「ずいずいずっころばし、は茶壷が地面を這って追いかけてくる音、だそうですわ。茶壷に追われてとっぴんしゃん、は、そんな風に茶壷に追われる女の子を家に上げないように、周りの家が玄関の戸をぴしゃんと閉じる音」
 え? そうなのか?
「抜けたらどんどこしょは、追いつかれた女の子が茶壷に踏み潰されてしまった音」
「え‥‥‥あうあう‥‥‥」
「おっ父さんが呼んでもおっ母さんが呼んでも生きっこなしよ‥‥‥手遅れだった、ということですわ。女の子はただちょっと、お茶碗を落として壊してしまっただけなのに」
「おちゃわんっ!?」
 悲しそうに俯く有里さんの周りだけ、気温が一気に落ちた、ような気がした。
「そういえば今朝、お供えの三方が倒れて、隅の方が少し凹んでいたのを見かけたような」
「えっ! ‥‥‥えっ? でっでっでもっ、別に昨夜内緒でお団子食べた時は倒したり‥‥‥いやあのえっとあのっ、おっおっお団子なんか知らないっていうかっ」
「井戸の周りで、お茶碗欠いたの、だ・あ・れ?」
 ずるずる。ずるずる。がさ。ずるずる。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
 不意に俺の後ろで物音がして、弾かれたように凛が駆けて行く。
「あの、宮司さん」
「‥‥‥な、なんだ舞奈か」
 ずるずると箒を引き摺りながら、背中の後ろに立ったのは舞奈だった。‥‥‥実は今、ちょっと俺もドキドキしてた、なんて有里さんには死んでも言えない。
「あら。宮司さん、そちらにいらしたんですか?」
 物音に気づいたのか、有里さんもやってくる。
「何だか、ドキドキしてるみたいです」
「指を差すな指を」
「もしかして、宮司さんも聞いてらしたんですか?」
「ええ、まあ。‥‥‥しかし知らなかったな、ずいずいずっころばしがそんなスプラッタな話だったなんて」
「はい。私も存じません」
 は?
「作り話ですわ。ちょっと驚かそうとしただけなんですけれど‥‥‥あの、そんなに恐いお話でしたか?」
「いや恐かったっていうか、だって凛の奴走って行っちゃったし」
「ええ。私も驚いてしまいましたわ。ちょっと悪いことをしたかも知れません」
 い、意外とお茶目な人だったんだな、有里さんって‥‥‥。



 ちなみに。
 青ざめた顔で「食欲がないんですう」と言い張る凜はとうとう、その日一日は何も口にしなかった。‥‥‥おかげで空腹のあまり真夜中に暴走して大騒ぎした挙げ句、翌日は朝から普段のさらに三倍くらいの食欲を見せつけて、周囲を安心させたり呆れさせたりで。
 とにかく元には戻ったらしい。有里さんと俺も顔を見合わせて、一緒に溜め息をついた。

ずいずいずっころばし[26630910][ねがい][有里, 凛, 舞奈, 宮司]



 んー、こんなところですかねえ?
 ぐぐる様にお伺いを立ててみたら、歌の中身とか解釈とかいろいろおもしろいのが引っ掛かってきて、今回は結構、何を書こうか考えるのも楽しかったですね。昨日の「TWINS」みたいな切羽詰まった感じにもならなかったし(笑)。
今になって『With You』とか。
 ええと、マクー空間な方々がその辺どうされてるかはよくわからないのですが、まぬけ時空側には「一次創作は禁止」という制限が実はあり、しかし「一次創作は禁止」とか自分で言ってるくせに知ってる一次創作のレパートリーが極端に乏しい、という危機的状況にありますので、もう知ってる限りのものを突っ込んで行くくらいの気合がないとみんな同じになっちゃいそうなのです(苦笑)。
 ‥‥‥とか言うとまるでWith Youを持ち出すこと自体が苦肉の策みたいですが(いや、「TWINS」ってタイトルに合わせる内容としては苦肉の策でしたけど^^;;;)、With Youのことについては気が向く確率が今でも非常に高いので、きっとまだ書くだろうと思います。

 双子といえば、遥か大昔に読んだ憶えのあるITOYOKOのエロマンガに「腹違いの双子」と称する二人組の女の子がいたんですよね(爆)。あれもよく考えてみるとなかなか不思議でした。タイトルが「TWINS」になっちゃった時に頭を過ったことの中にはそういうのもあったんですけど、剽窃しようにもどう使ったものか全然わからなかったので今回はパス、とか(^^;;;。

 で、よこからくちばし挟むのは大歓迎です。むしろ挟んでもらった方がブルース・おりくらが楽できてナイス、とかいう思惑まであるくらいで(爆)。
 このページをご覧ください。それぞれに「title:酔狂先生 / cast:織倉宗 / author:織倉宗」とか書いてあるでしょう? title:はタイトルを決めた人、cast:は元ネタの一次創作とかキャラとかにリクエストを出した人、そしてauthor:は本文を書いた人です。つまり、今まで誰も実行した人がいないというだけで、最初からそういった横槍は想定済みのしりとりなのです。
 というワケで、ブルース・おりくらがここに文章をアップしようとするよりも登場が早ければ、そちらが続きになります。タイミング勝負になっちゃう部分は申しわけないんですが納得してください。また、どうしても書きたいからブルース・おりくらは続き作るの禁止、とかそういう感じで挙手したい場合は、なるべく早い段階で、メールなり掲示板なりでその旨お伝えいただければと。
 ルールはみっつ。「採用順は先着一作」「タイトルはしりとり」「一次創作は禁止」。なお、一次創作は禁止ですが、二次創作の元となる作品は別にゲームでなくても構いませんし、それをブルース・おりくらが知らないことも何ら障害になりません。つーか多分、ほとんどの場合において知らないんじゃないかと思われます(^^;;;。
 ささ、心置きなくレッツ横槍(笑)。
[2663.09.11.木.]
[2663.09.11.木.] / 偽メッセンジャーとか。 / 偽メッセンジャー追記。 / まだ11日なんだが。 / しりある・えくすぺりめんと。
偽メッセンジャーとか。
 導通確認というか、アカウントを潰されないために(笑)月に数度は偽メッセンジャーらICQやらも起動するんだけど、たまたま昨夜それをしていたら、朝館さんと思しき人が、偽メッセンジャーでブルース・おりくらが使っているアカウントをリストに登録しました、だかいうメッセージが出てちょっと驚く。

 : 一緒に「セキュリティアップデートを実施すれ」みたいなメッセージも上がったんだけど、あれはソフトウェア自体は別モノな筈なんで、MSN Messenger用のパッチをそのまま当てていいものかどうかわからなくて。
 : 情報を得るために「偽メッセンジャー」のサイトへ行ってみたら、サイト自体がもうなかった、と(苦笑)。
 : MSが本家以外の締め出しにかかる、なんて噂もあるしね。ま、そうなったら使うの止めるだけ、な可能性が高いと思うけど(^^;;;。

 実はあの種のソフトはあまり好きじゃなくて。
 自宅でオンラインだからといって必ずしもチャットとかそういった場に対してアクティヴだとは限らないというか、むしろいろんな余所事をいろいろやってる合間に時々喋ることもある、くらいの感じで使っているから、なんかああいう専用のウィンドウとかにぽんぽん出てこられると、こっちの事情とかお構いなしに反応を強要されてるみたいで息苦しい。でも忙しいから反応できなくて放置ってのも心苦しいし、さりとて反応するために目前のいろんなことを放り出さなきゃいけないのも煩わしい。それに時々、複数のウィンドウから違う話題で一気に畳みかけられて、別に忙しくなくても対処に困ったりなんかもする。そういう風には器用じゃない、というか。だからろくに起動もしてない次第。
 要するに、そっとしておいて欲しい時には、仮にステータスがオンラインであったとしてもそっとしておいて欲しい、ので‥‥‥他に何かをしている時は無言のまま放ったらかしておく、という態度に対して比較的寛容な文化的側面を持っているのはIRCのような気がしていて、最近IRCへの出没確率が割と高いのはそういった事情にも拠る。

 つーコトで、そういうチャット絡みの某かでブルース・おりくらに用があるとか、取り敢えず身柄を確保したいとか、何かそういった事情がある場合には、今のところはIRCがそれなりにお薦めです。始終喋っていられるとも限りませんが、それでよければご利用ください。
 チャンネルとかはこの辺参照のこと。
偽メッセンジャー追記。
 偽メッセンジャーは開発を終了し、Regnessemというソフトがそれに取って代わった模様。
 ‥‥‥ただし、アップデートする/しない、はまた別の問題。
まだ11日なんだが。
 2663年09月の日記ファイルサイズが、10日の内容が確定した段階で76,459bytes、ってどうなんだろう一体? とふと思う。つーか単純に3倍したら229,377bytes。最早、100Kどころの騒ぎではない。

 : こういう会話フォーマットが出てきた時にも問題にしたけどさ、やっぱちょっと大きすぎるんじゃないの? って気はするよなあ(苦笑)。
 : そう仰られましても(苦笑)。
 : しかもそんなのより遥かに巨大な毎日SSとかが幅を利かせ始めた今日この頃だし。
 : ‥‥‥おはなし、やめちゃうですかー?
 : でもさー、今コレ止めたら格好悪いよなー(^^;;;。

 世の中はブロードバンド化が進んでるコトだし、もうそれくらい気にしなくたっていいようなサイズなのかも知れないけど、やっぱりそういうのが気になっちゃうのは貧乏性というか(笑)。今月と来月くらいまではこのままで様子を見るとしても‥‥‥あんまり大きいようだったら、月別のファイルは15日前後で2分割にするとか上中下旬で3分割にするとか、そろそろ何か考えた方がよさそうかなあ。

 : サイト自体を一気にリニューアル、って策もあるんだけどね。
 : どうしてそうやって安定すると弄りたくなる人なんでしょうか?(苦笑)
 : んー‥‥‥危機的状況マニアだから?(^^;;;
しりある・えくすぺりめんと。
 その夜もまた、真琴は性懲りもなく祐一に悪戯を仕掛けようとしていた。
 そこまではいつものことだったが、たまたま祐一がそれに気づかなかったことに加えて、真琴のやり方がいつになく‥‥‥どちらかというと反応を楽しむタイプの真琴にしては珍しく、攻撃自体がシンプルでしかも悪辣だったのが決定的だった。
 したこと自体は簡単だ。寝ている祐一の掛布を剥いで、ついでにTシャツを少し捲り上げる。窓を目一杯まで開いて、廊下へ続くドアも開けっ放しのまま祐一の部屋を後にする。
 そして今朝、見事に祐一は風邪をひいていた。
「どうしたの、祐一?」
 やたら嬉しそうに枕元に立つ真琴を忌々しげに祐一は睨み据える。
「わたし学校行くけど、祐一、大丈夫?」
「大丈夫じゃねー‥‥‥」
「もう。真琴ちゃんでしょ? 悪戯は悪戯で済むくらいにしておかないとダメだよ」
 悪戯で済んでりゃいいってもんでもねーぞ。
 そう言ってやるくらいの元気もなく、結局は開けた口を少しぱくぱくさせただけで、祐一の頭は枕に沈む。
「今日はお母さんもお仕事だし‥‥‥早く帰って来るようにするけど、真琴ちゃん、祐一をよろしくね」
 そう言って踵を返し、名雪は階段を降りていく。
 ちょっと神妙そうな顔をしていた真琴が、名雪の背中が消えた途端に、にやっと笑った。
 ‥‥‥こういうのも「成長」って言っていいなら、一応まあ、「成長」ではあるんだろうなあ。
 ずきずきと痛む頭の片隅で、祐一は妙なことに感心していた。



「祐一ー、遊ぼーっ!」
「寝かせてくれ‥‥‥」
 それからも、祐一が寝つきかけると測ったように真琴が襲ってくる。それは最早、拷問と言ってもいいくらいだった。
「どうしたの? 祐一、具合悪いの?」
 あれだけのことをしておいて「具合悪いの?」もないものだが、どうやら真琴はまだ、自分が祐一に何をしたのかよくわかっていないらしい。
「いいから、静かに、しててくれ」
 さしもの真琴でも、とりあってくれないだけでなく、辛そうにしている祐一を間近で見ていると、だんだん不安になってくる。
「祐一‥‥‥」
 呟いた真琴の声から、いつもの生彩がぼろぼろと剥がれ落ち始めていた。



「名雪? 名雪!」
『わ‥‥‥どうしたの? 真琴ちゃん? 何かあった?』
「祐一が‥‥‥祐一が」
 切迫した真琴の声のせいか、電話の向こうの名雪が息を呑むのがわかった。
『落ち着いて真琴ちゃん。ゆっくりでいいから、何があったか話して』
「何だか具合悪くて‥‥‥熱が下がらなくて‥‥‥」
『うん。他には?』
「ないけど‥‥‥」
『そう』
 少し、落ち着いたようだった。
『それは、風邪ひいてるんだから当たり前だよ。大丈夫だから落ち着いて』
 でも確か、今日は炊飯器にはごはんも残ってないし。名雪が呟く。
『台所でタオルを水に濡らして、よく絞って、祐一のおでこに載せるの。それで、時々でいいから様子を見て、タオルが温かくなったらまた水で濡らして』
「うん」
『わたしも早く帰るようにするけど、それまではごはんも作れないかな‥‥‥』



 電話を切って数分後。
 今度は、真琴は冷蔵庫の中を引っ掻き回していた。
 冷たいもの。冷たいもの。冷たいもの。
 ‥‥‥もう、頭の中には「祐一の熱を下げる」ことしかない。



 そして。
「祐一、ごはん」
「あ?」
 のろのろと起き上がった祐一の膝の上に、深めの皿と、箸が置かれた。
「‥‥‥あ?」
 銘柄は祐一も知らないが、多分それはシリアルなのだろう。
 牛乳をかけて食べるものだということは、確か真琴も知っていた筈だが。
 どう見てもそれは牛乳ではなくて。
「何だこれ?」
「グレープフルーツ」
 おずおずと真琴が答えるが、意味がわからない。
 一口、啜ってみる。‥‥‥確かにそれは、グレープフルーツのジュース、ではあった。真琴は嘘はついていない。ただ、体調を崩したせいでおかしくなった味覚には、果汁100%の渋味ばかりが強調されてしまう。おまけに冷たい。やたらと冷えている。祐一は顔を顰めた。
「あのな真琴」
「ん」
「俺は、風邪ひいて、熱があるんだ」
「‥‥‥ん」
「そういう、調子の悪い時は、あんまりこういう、冷たいもの食べると、よくないんだ」
 切れ切れの言葉で祐一が話す。
「でも‥‥‥でもっ! でも、あたし、祐一がこんなに具合悪くなるなんて思わなくてっ! ちょっと寒いだけだと‥‥‥思っ、たのに」
「泣かなくていいから」
 祐一が真琴の頭を撫でた。
「だから、今度は、身体壊さないような、悪戯に、しといてくれ」
「わかった。わかったから、わかったから、祐一」
 真琴の声がどんどん小さくなる。
「あたしのこと‥‥‥嫌いにならないで」
 もう一度、祐一は真琴の頭を撫でた。



「祐一、具合どう?」
 帰ってくるなり二階に上がった名雪が祐一の部屋を覗き込むと、眠っているらしい祐一の胸のあたりに真琴が突っ伏している。
 口元が穏やかに笑っているのを見て、安心したように頷いて。
 額の上でずれかけたタオルを交換しようと入ってきた名雪は、机の上に置かれた、深めの皿と箸に気づいた。
「あれ? シリアル? ‥‥‥お箸?」
 ほとんど減っていない皿からグレープフルーツのジュースを少し啜る。
「全然違うよ、真琴ちゃん」
 呆れたように名雪は呟いたが、真琴は祐一と一緒にすうすうと寝息を立てるばかりで、勿論、聞いてはいないのだった。

しりある・えくすぺりめんと[26630911][Kanon][真琴, 名雪, 祐一]



 思いついたのはシリアルとオレンジジュースの組み合わせだったんですが、なんか買ってくるの間違えちゃえまして、家に着いてから気づいたんですけど手元にあったのはシリアルとグレープフルーツジュースなのでした(爆)。‥‥‥なんでそんなもんが手元にあるかといえば、思いついたついでに、実際にグレープフルーツジュースでシリアル食べながらコレを書いてたからです(^^;;;。
 まあ、あんまりおいしいものじゃありませんな。←当たり前です
[2663.09.12.金.]
[2663.09.12.金.] / 0.5回休み。
0.5回休み。
 それはそれで仕方ないけど、今週休みすぎだろう。>自分
 ダッシュで仕事しないと間に合わなくなるぞ。今日は全休禁止。

 という次第で午後から出勤即ダッシュで仕事開始。
 まったく、日記書いてる暇もありませんな。<っていつ書いたゴルァ
[2663.09.13.土.]
[2663.09.13.土.] / 斬新な新事実。 / ガンダムSEED観る。 / TOY SOLDIER.
斬新な新事実。
 起きたら次の日でした。‥‥‥つまり結局要するに、寝てたんだなブルース・おりくらは(^^;;;。
 仕方がないので、「と」の続きは今日書く、というコトでひとつ。
ガンダムSEED観る。
 ガンマ線レーザー、ねえ(^^;;;。

 詳細に関する情報は今のところひとつも見ていないので不確定だが多分間違いないだろう。
 3機めの核ガンダム、はクルーゼ隊長の乗機として登場。終了間際にちらっと見えただけなので想像も想像だが、奇態な出っ張りがいろいろ張り出してるところを見るに、もしかしてこのプロミネンスとやらが、ぶん捕ったイージスの「変形する機構」を模倣するザフト側のガンダムなのでは?
TOY SOLDIER.
『全軍突撃。ガンパレード』
 ガンパレード。‥‥‥小さな声でもう一度繰り返した。
 きい、と椅子が鳴いた。
『最後の一人まで』
 背凭れに寄り掛かると、赤い西陽が目に刺さる。火の国の西陽。
『ことごとく』
 もう一度、きい、と音をたてて、立ち上がった善行はブラインドを閉じる。
『敵と戦って』
 マイクに向かって喋った自分の声。
『死ね』
 他人の声のようにスピーカーから聞こえた声が、今でもまだ、耳に残っていた。
 死ね。
 そういう命令を下したのは私だが。
 はいそうですかとばかり、命令通りに死んでもらわなくても構わなかったのだが。
 傍らの事務机の上に置かれた書類にちらりと目をやる。
 戦車兵・壬生谷未央、戦死。



 関東にいた頃は、こうしたできごとのひとつひとつは、数、としてしか報告されてこなかった。
 実感を欠いた頭の中で人ならぬものと戦い、傷つき死んでいくものは、それが実際には何であったとしても、彼らにとってはチェスの駒や玩具の兵隊と何ら変わるところはない。
 実際には、そんなことはなかった。戦う相手は人ならぬものだが、それと戦っているのはチェスの駒でも玩具の兵隊でもなく、自分と同じ、血の通った人間だった。
 一万人規模の指揮能力を持つ筈の自分が、初陣とはいえ、たかだか二十二人くらいを全員生かして帰すことができなかった。
 腹の奥底に黒くわだかまる感覚は何だろうか。
 屈辱感だろうか。
 敗北感だろうか。
「やれやれ。最前線は最前線で気苦労が多い」
 ひとりごちてみた。
 誰もいない司令室の中に小さく声が響いて消えた。



 一万人と二十二人。
「‥‥‥二十一人ですか、もう」
 一万人と二十一人では、指揮する自分の何が違うかといえば‥‥‥指揮する自分も誰かにとっての玩具の兵隊であるかどうか、それくらいのことなのだ。きっと。
 だがそれでも、恐らくは玩具の兵隊のままで構わないのだろう。
 子供は玩具を大切にするではないか。少なくとも、飽きて要らなくなるまでは。
 だからせいぜい。
「飽きられない玩具になりましょう。そう、熊本から幻獣を追い落とすくらいの、愉快な玩具に」
 あの世とかいうものがもしもあるのなら、あの小隊に自分はいたのだと、壬生谷さんが自慢話の種に使えるような玩具の兵隊に。
 それくらいしてやれなくてどうするのだ。
 静かに席を立って、さっき閉じたブラインドを開ける。
 綺麗な満月の夜だった。

TOY SOLDIER[26630913][高機動幻想ガンパレード・マーチ][善行]



 結構、「と」とかだと何書いてもよすぎて困る感じ(苦笑)。
[2663.09.14.日.]
[2663.09.14.日.] / 京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」読了。 / 「仮面ライダー555」観る。 / アイスクリーム部。
京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」読了。
 数日かかった。流石に分厚い(^^;;;。
 もう何ていうか、その裏側にわだかまったいろんなものについてはもちろん読者のこっちが最初から知っている由もないわけだけど、「事件」の「事件」部分というか、事実レベルの「本当は起きていたこと」については誰でも考える通りというか‥‥‥要は、誰が考えたって多分そうとしか解釈のしようがなくて、それでありながら誰も辿り着けずにいたその「そうとしか解釈のしようが」ない点へ京極堂はどうやって辿り着くのか、という部分にしか問題はなかった、とも言える。
 だから簡単だったのか、あるいはブルース・おりくらがようやく京極夏彦を普通に読めるだけの何やらを手に入れたのか、は今はちょっとわからないが、ともかく、今まで読んだ京極堂シリーズの中ではいちばん読みやすかった気がした。

 : この際だから、「姑獲鳥の夏」から順番に読み直してみようかなあ、とかも思うんだけど。
 : 実家にいらしたた頃は全部手元にあったのに、引っ越す時に捨てちゃったのが悔やまれる、と(^^;;;。
 : こんな高くて馬鹿でかい本、2回買うのも何だか嫌だよね(苦笑)。

 追記。「小説家:京極夏彦がこだわる作品の表現世界」。
 こういうの、同人作家とかは昔から普通に考えてたというか、考えないと自前で本も出せないような有様の筈なんだけど。要は、マスプロダクションの世界に同人誌みたいな手法を持ち込んでみた、って話なのかな。それを支えるインフラはこれこれこうです、とか。だからまあ、つまり結局要するに、Mac買え、と(笑)。
仮面ライダー555観る
 すげえ。そう来るか。物語半ばにして真理たん死亡(爆)。
 ‥‥‥何か得体の知れない方法で、一旦死ぬような目に遭った真理が今まで生かされていたと医者は言ったが、その「生かされていた」ことを医者はどうして知り得たんだろう? 得体が知れないんだからわからないんではないのだろうか?(^^;;;

 社長のアレは薔薇でしたと言いたい模様。相変わらず、オルフェノクのデザインは謎だ。

 結局変身ベルトが3本全部手元に転がり込んできて草加さんはやりたい放題。ルシファーズハンマー初登場。つーかゴルドスマッシュと大差ないモーションだったが、あれはゴルドスマッシュがああいうモーションだってことじゃなくて、ライダーの中の人がどういう風に蹴りたいのか、に依存するのかも。だから両足揃えてドロップキックが好きなのはカイザやデルタの作法じゃなくて草加さんの趣味ではなかろうかと。
アイスクリーム部。
「アイスクリームが食べたーいっ!」
 例によって橘さんがそんなことを言い出し、またか、と僕は肩を竦めた。
「アイスクリームくらいその辺のコンビニに売ってるでしょ? 自分で買って来ればいいじゃない。この部室だってクーラーがついてるワケじゃないんだし、コンビニの方が涼しいんじゃないの?」
 この部室、とか言ってるけど、ここは本当は寮の僕の部屋だ。‥‥‥自分で言っててちょっと悲しい。
「あら、暑いのは別にいいのよ。夏は暑いものでしょう?」
「そりゃそうかも知れないけど」
「それよりアイスクリーム、あ」
 拳を上げて熱弁を振るう橘さんの手が、卓袱台の上に広げられていたポテトチップの袋を引っ掛けた。それはぱーんと派手な音をたてて床に落ち、開いた口から中身をばらばらと撒き散らす。あーあ。
「掃除しといてよ? 橘さん」
 溜め息混じりに僕は言う。
「い、言われなくてもやるわよ。だから恵くん、その間にアイスクリーム買ってきて」
「はあ? 何でそうなるの?」
「私がアイスクリーム買いに行ったから誰も掃除しないのと、恵くんがアイスクリーム買いに行っている間に部屋が掃除されてるのと、どっちがいい?」
 そこでにっこり笑ってみせたって、ダメなものはダメだ。
「どっちがいい、じゃないでしょ?」
 僕の部屋を散らかしているのは橘さんで、アイスクリームが欲しいと騒いでいるのも橘さんだ。どっちにも僕は関係ない。だから、
「橘さんが自分で買ってきて、自分で掃除もすればいい。それがいちばん正しい」
「もう。融通利かないんだから」
 ぶつぶつと呟きながら飛び散ったポテトチップを集め続ける橘さんが、
「そうだ! アイスクリーム部ってどうかな?」
 そんなことを言って突然手を挙げるから、集まりかけたポテトチップはまた散らかってしまう。
「‥‥‥はああ?」
「それでね、売ってるアイスクリームを端から食べ歩いて本とか作ったり、学園祭にアイスクリームの屋台出したり。おもしろそうじゃない?」
 思いつきはいつだっておもしろそうなものだ。思いついた瞬間は何だってそうだ。
「いいんだけどさ、それ新聞部のままでも全部できるんじゃないの?」
「だーって新聞部はまだ部活じゃないし。アイスクリーム部の方を部活にしてもらって、その部費で新聞部をやるとか、何かいろいろあるじゃない」
「アイスクリーム部なんて、新聞部よりも望み薄じゃないの?」
「いっちいちネガティブねー。‥‥‥ま、いいわ。とにかく、アイスクリーム」
 結局そこに戻るのか。
「文句ある?」
 橘さんが口を尖らせる。‥‥‥あるけど、いいや、もう。
「それで、何がいいの?」
「えーとバニラとチョコチップとラムレーズンと、それと」
「ひとつじゃないの?」
「ケンキューのためだもん」
 ‥‥‥ところで、橘さんの場合、笑うとかわいい、という事実は一種の犯罪だと僕は思う。



 そしてもちろん、僕が買い物から帰ってきても掃除は終わっていなくて、僕はアイスクリームを買いに行った上に結局掃除も手伝うことになったのだった。
 いつものこととはいえ、もう少し何とかならないかな、こういうの‥‥‥。

アイスクリーム部[26630914][此花トゥルーリポート][美亜子, 恵]



 そろそろ此花も出しましょう、ってコトだけ決めてあったのが今日の話。
 真琴の話とかと同様、こういうのも基本的には割と何でもできてしまう感じのシチュエーションなので、あまりこんなことばっかり多用するのもどうかなーとは思いつつ。
[2663.09.15.月.]
[2663.09.15.月.] / 阪神の試合とか。 / ブランチ。 / 「夢に日付が書ける日がようやく来ました」 / 全然関係ないけど。 / RE:VS原作原理主義者
阪神の試合とか。
 なんかやってたのでだらだらと観る。そっちの試合は赤星のヒットで逆転勝ちをもぎ取って阪神3x-2広島、もうひとつのマジック関連試合は現在5回横浜12-6ヤクルト。結局は梯子してそっちの中継も眺め中。

 : 普段野球なんか観ないんだけどね。でもやっぱり、何だかんだ言いながら勝てなかった20年弱の間もずっとファンであった人たちの気持ちとか考えると、溜飲が下がるんだろうね。
 : むしろその20年弱の間、見捨てないでファンでいてくれた人があれだけいる、という事実に恐ろしいものを感じます。

 甲子園はますます胴上げの気運だなあ。
ブランチ。
 日曜の朝は気持ちよく晴れて、どこまでも青空が広がっている。
「‥‥‥あ?」
 カーテン越しに爽やかな日差しが差し込む窓際のベッドで、最初に目を覚ましたのは浩之だった。
「‥‥‥う?」
 声に気づいたのか、遅れてあかりがのそっと半身を起こす。
「あれ、浩之ちゃん、今、何時?」
「あー」
 目を擦りながら、浩之は壁の時計を見上げた。
「‥‥‥じゅうじ」
「‥‥‥うわ‥‥‥お寝坊さんだね、思いっきり」
 苦笑いのあかりが舌を出した。



 今日は朝から出かける約束をしていた。
 昨夜のうちに作った弁当はバスケットに詰められて台所に置いてある。
 あかりはもう浩之と一緒に暮らしていたから、待ち合わせとかそういう必要はない。
 だから後は、予定通りに起きて出かけるだけ、だったのだが。
 その予定通りなら、もうそろそろ目的地に着いていたくらいの時刻になるまで‥‥‥結局、ふたりとも目を覚まさなかったのだった。



「どうしようか、浩之ちゃん」
「何が?」
「お弁当。もう、あるし」
「うーん‥‥‥」
 浩之は困ったように頬を掻いた。
「詰めてあるのを居間で食うのもアレだよなあ」
 あかりが頷く。
「そしたら、公園とか」
「んー、なんかちょっと遠いとこがいいよな」
 あかりが少し首を傾げる。
「志保とかに見られると照れくさい」
「そうかな?」
「‥‥‥お前、何気に神経太そうだよな」
「‥‥‥そうかな?」
 くしゃくしゃと乱暴に浩之があかりの髪を掻き回す。やーんとか言いながらあかりが頭を押さえるが、もとが寝起きだから前後の髪型も大差ない。
「まあ何だ。せっかくだから、取り敢えずちょっと出かけるか」
「うう‥‥‥そうだね」
 前髪を一房摘んで恨めしげに見上げながら、あかりが頷く。



 着替えを済ませたあかりが降りてきた頃には、時計はもう十一時近くを指していた。
「あかり」
「ん?」
「こういうの、何て言うんだっけ」
 浩之が持ち上げたバスケットをしげしげと眺めて、あかりはまた小さく首を傾げる。
「こういうのって‥‥‥バスケット?」
「また力一杯撫でて欲しいかコラ」
「もう梳かした後だからダメーっ」
 慌ててあかりは後ずさる。浩之が吹き出した。
「‥‥‥浩之ちゃんの意地悪っ」
「いや、そうじゃなくて。朝飯でも昼飯でもないくらいの中途半端な昼飯って、何か名前なかったっけ?」
「んー。えーと、ブランチのこと?」
「それだ」
 浩之があかりの方に手を伸ばした。
 反射的に頭を防御しようとするあかりの手を掴んで、すたすたと玄関へ歩を進める。
「これからも日曜はブランチにしよう。やっぱり、朝はだるい」
「んー‥‥‥時々はいいかもね」
「そんなこと言って、お前だって起きられなかったくせに」
「だって目覚まし止めたの浩之ちゃんでしょ? 私、あの目覚ましの止め方は知らないよ?」
「そんなの何だって一緒だろ」
 そんな風に何やら楽しそうに言い合いながら‥‥‥全然予定通りではなかったが、ともかくも、浩之とあかりは手を繋いで出かけて行った。

ブランチ[26630915][To Heart][あかり, 浩之]



 何かこう、しあわせーな話が書きたいなあ、とか。
 それで「ぶ」とか言われても、とも思うものの、そうなるように仕向けてるのも結局ブルース・おりくらなんで(苦笑)如何ともし難く。嗚呼。
「夢に日付が書ける日がようやく来ました」
 18年の低迷を経て、阪神タイガースが地元甲子園でまずリーグ優勝を飾る。

 別にファンでもないんだけど、星野監督のコメントにはやっぱり胸が熱くなった。就任した時にずっと言っていた「闘える集団にするんだ」という信念が、如何に‥‥‥どれだけの魂を込めた「信念」であったのか、就任の翌年には早くも優勝してしまった、という結果が何より雄弁に物語っていると思う。
 今夜だけは、闘将に乾杯を。

 追記。
 後から特集番組とかを録画して何度かチェックしたところでは、あの発言は正確には「夢に日付を書けることが、とうとうできました」が正しい内容だった。つーかそれも呂律が回ってなくて、多分本当は「夢に日付を書くことが、とうとうできました」あたりなんだろうな。まあそんな細かいコトはどうでもいいけど。
全然関係ないけど。
 PS2「DRAG-ON DRAGOON」が気になる今日この頃。
 SQUARE ENIXってだけじゃ誰が何やってるんだか最早ちっともわからないが(苦笑)、ナムコでエースコンバットとかリッジとか作ってたスタッフが混じってるらしい。‥‥‥どこにどう混じってるんだか全然さっぱりわからないのは相変わらず、か(^^;;;。

 : ゲーム自体もおもしろそうなんだけど、やっぱりこの、如何にも暗そうなストーリーが何とも、ね。
 : 暗そうなの、お好きですもんねー(w。
 : 僕の周囲にチェックしてる人が誰もいないみたいだけど、実際、中身はどうなんだろ? やっぱこういうのは自分で試してみないと、かな?

 てなワケで、「R-TYPE FINAL」に区切りがついたら買うかも知れない。
RE: *VS原作原理主義者
 「違わないもの」とは即ち「それ自身」に他ならない筈です。
 誰が書こうと何を書こうと(それを為す者が例えその一次創作の作者自身であったとしても)、その後に書かれたそれ自身でないものはみんなどこかが変わっているのが道理、だと考えています。
 そもそも、一次創作と寸分違わないものしか認められません、と言われてしまったら、本体以外はすべて写経に等しいものというか、それ自体を一部、または全部、写し書きしたものとしてしか、二次創作以降は存在し得なくなってしまいます。誰がどうやったってまったく同じにはなり得ないんですから、それでも同じものを作ろうと思ったら他に方法はないとしか言いようがないですが、本当にその人は、そんなもの見せられて嬉しいんでしょうかね?
 それがそんなに嬉しいんだったら、二次創作を集めたサイトなんか覗いてないで、その本物の方をずーっと読み耽ってればいいじゃん、とブルース・おりくらは思うのですけれども。

 そういう人も「いる」という事実自体は構わないというか、そこは個々人の考え方の問題ですからいいも悪いもない部分ですが。
 大体その人、例えば「かのんSS-Links」に並ぶような二次創作に一体何を期待しているんでしょうか?
 そういうレベルでさっぱりわからない感じです。
[2663.09.16.火.]
[2663.09.16.火.] / 先生ピンチです。 / 卓袱台返し専用卓袱台。 / 速過ぎる時の瞬きに晒されて、 / 冒険だんじょん。
先生ピンチです。
 現在午前4時10分。‥‥‥全然眠くなりません(^^;;;。うーん。
卓袱台返し専用卓袱台。
「この間ね、従姉妹のお姉ちゃんが彼氏連れて実家に帰ったんだって」
「え、それってもしかして、お嬢さんを僕にください、って奴?」
「そうそう。もうさ、美帆姉‥‥‥ってその従姉妹のお姉ちゃんだけど、美帆姉と彼氏なんか十年も付き合ってたのよ。おじさんたちだって彼氏と何度も会ってるんだし、そういう、プロポーズとかもほとんど時間の問題っていうか、そんな感じだったらしいのね。でも」
「‥‥‥でも、って何? うまくいかなかったの?」
「一応、長女なのよ、美帆姉。だからか何か知らないけど‥‥‥美帆姉から聞いたんだけど、おじさんね、美帆姉と彼氏には内緒で、卓袱台ふたつ並べてたんだって言ってた」
「ふたつ? 何すんの、それ?」
「ん。片方はおばさんがお茶出したりするのよ。普通に、卓袱台にする卓袱台。それでもう片方はね」
「うん」
「空の茶碗とかお箸とか、散らかっても困らないのをざーって並べてあったんだって。それを」
「うん」
「『お嬢さんを僕にください』ってやるじゃない? 彼氏が」
「あ‥‥‥もしかして」
「そうなの! 『お前なんかに娘はやれーん!』とか叫んで、卓袱台ひっくり返すんだって、いきなり!」
「うわ、やっぱり‥‥‥でもそれじゃ、その従姉妹の人とは結婚できなかったの?」
「ううん、そんなことないよ? もうお式の話とかも進んでるみたい。彼氏の方がなんか田舎暮らしに憧れてるとか言ってたみたいで、会社辞めてそのままおじさん家の畑の手伝いするんだって。そういう策もあるよねー」
「‥‥‥って、卓袱台ひっくり返されてんのに?」
「だから、おじさんはひっくり返す用にわざわざ用意したんだって。別に反対したいんじゃなくて、ただ単に、ひっくり返したかっただけ」
「お、お茶目なおじさんだね‥‥‥」
「嫁に出すのは初めてだから、そういうのいっぺんやっとかないと、って昔から思ってたみたい。だって彼氏のことなんかとっくに知ってるんだもん。気に入らなければ連れて来させないでしょ?」
「そりゃそうだろうけど‥‥‥気の毒だなあ、その彼氏」
「彼氏の方もね、その辺はちょっとわかってたみたい。あんまり驚かなかったって」
「‥‥‥十年もつきあってれば想像はつく、か」
「美帆姉もおもしろい人だよ」
「まあ、その辺は何となく、丘野さん見てればわかる気はする、けど」
「‥‥‥誉めてないでしょ、実は」
「いえいえ滅相もない」
「本当?」
「本当本当」
「ふーん‥‥‥まあ、いいや。あ、そうだ! ウチにも用意しといてもらおうかな?」
「今頃もう、言わなくても卓袱台買いに行ってそうな気もするけど」
「よ、よくわかってるねー」
「まあ、その辺は何となく、ね」
「ね、そしたらキミ、挨拶に来てくれる?」
「へ? どこに? ‥‥‥何の?」
「あはは、何でもないよー‥‥‥あ、あたしこっちだから。それじゃまた明日!」
「あ‥‥‥っと、またあし、たっ?」

卓袱台返し専用卓袱台[26630916][True Love Story 2][陽子, (主人公)]



 眠れねーのでもう書いちゃいました(苦笑)。

 実はコレ、半分弱くらい実話です。‥‥‥どこまで実話かというと、お嬢さんを僕にくださいとか言いに来る野郎のために、ひっくり返す用の卓袱台を脇に用意しておこうと企む父親は実在する、という部分までです。まあ何分にも、その娘さんがまだ3歳とかそれくらいの筈なので(^^;;;、流石に、プロポーズがああだとかいう話にはなっていない模様でして、だから自動的に、その人が本当にそれをやるかどうかはまだわからないのですが。
速過ぎる時の瞬きに晒されて、
 眠くないのをいいコトに、所要時間に加えて1時間30分という超大雑把なマージンを確保した状態で自転車出勤実験を再開。例え予備のタイヤチューブが2本とも途中で炸裂しようとも(苦笑)これだけ早けりゃ出勤はできる筈。つーか大体その所要時間だって1時間30分なのだからして、事実上、いきなり通勤時間が2倍になった、とも言えるのだった(^^;;;。
 ‥‥‥ところがというかめでたくというか、故障絡みのトラブルは道中何も起こらなかったので、超ゆったりモードで走ってきた(しかも一部区間は走ってない)のに到着希望時刻より1時間ばかり早く着いてしまった今日この頃。それはそれでちょっと辟易。

 : あのタイヤ破裂事件は結局トラウマみたいになってたようで‥‥‥それから今まで、実は恐くて通勤に自転車は使えなかったんだけど、ようやくまあ、これで払拭できた感じかな。
 : まあ、同じことをして成功を収めるまで克服できないタイプの問題ですしね。それはそれでよかったんじゃないでしょうか。

 多めに見積もって所要時間が1時間30分だから到着時刻から1時間30分逆算して出発、とかそういうセコい計算しないで、今日みたいにものすげー早く出ときゃいいんだ、要は(笑)。
 それで早く着いたってんならその分早く帰りゃ済む話だし。うむ。今後はなるべくそういう方向で。

 ただ問題は、この時間帯、築地の市場周辺はとてもじゃないが自転車が普通に走れるような状態にない、というコトだろうな(苦笑)。歩道も車道も目茶苦茶。こういう、狭ーいトコで立ったり止まったりを繰り返すようなシチュエーションになると、途端にクリートで靴が固定されているのが煩わしくて参る。
 ‥‥‥最初見た時は何の冗談かと思ったけど、このペダル、実はイイかも知んない(^^;;;。
冒険だんじょん。
 目論んだほど早くはなかったが若干早く退勤して、自転車通勤史上初の本格的な寄り道に挑戦してみる。目指せ有楽町ビック。

 退勤時点の位置が芝浦なので、第一京浜とやらをがーっと上っていけばそのうち着くのではないかと適当にアタリをつけるが、実は第一京浜は三田側で、芝浦派の僕はその第一京浜に乗るというだけのことにものすげー苦労を強いられる(^^;;;。その後も何やら道に迷ったり道に迷ったり道に迷ったりと多彩な障害がありつつも、まあ何とか頑張って辿り着くことには成功。
 停めるトコがないのには辟易したが、まあどうにか見繕って適当に。

 辿り着いた記念にPS2「DRAG-ON DRAGOON」を買う(爆)。
 一応、ヒップバッグに入っている地図と表面積が大体同じであることを確認し、ヒップバッグに入ると思うから買ったのに、レジに並んで支払いを済ませてみたところ、ヒップバッグよりも明らかに表面積の大きい設定資料の小冊子だかが初回特典のオマケとして手渡される罠(^^;;;。予想外の角度から痛恨の一撃。嗚呼。
 仕方ないので紙袋をもらい、左手首に引っ掛けた状態で帰宅することに。

 帰りは晴海通りをざーっと下れば築地本願寺の交差点に出るんじゃないのかなー、とか思ってる間に、左手に歌舞伎座が。へー歌舞伎座ってこんなトコにあったのかーとか感心してたらもう築地の交差点に着いてしまった。早っ(^^;;;。
 馬鹿正直に第一京浜回りで有楽町を目指す苦労と秤にかければ正解は明らかだったな。
 この次寄り道する時は、築地の交差点まで帰り道をそのまま通って、交差点を反対に曲がってちょっと上ればすぐに着く、というプランでいこう。そうしよう。
[2663.09.17.水.]
[2663.09.17.水.] / 先生事件です。 / Indian summer. / RE:そこまで強くしなくても…… / つ‥‥‥(^^;;;。
先生事件です。
 朝から進捗会議の筈だったんだけど、職場でNachiに引っ掛かったPCがぽんぽん検出されてきて大騒ぎに。

 : だから今日は職場でぐるぐるできません。うーむ、困った。
 : え、あの‥‥‥それは別に問題ではないと思うんですけれども?(^^;;;
Indian summer.
 すぐ近くのブランコが、きいい、と小さな声で鳴く。
 ちらりと視線だけ動かして、ブランコの方を眺めやる。
 誰もいない筈のそこには、当たり前のように、誰もいない。
 美汐はそのまま、読みさしの文庫本に視線を戻す。



「あ! みしお!」
 また、声が聞こえる。
「みしおーっ!」
 ブランコが風に揺れた音よりもはっきりと聞こえるその声に、美汐が顔を上げると。
 大声で美汐の名前を呼びながら。
 手に持ったデニムのジャンパーをぶんぶん振り回しながら。
 少女がひとり、美汐が腰かけた木陰のベンチへ駆け寄ってくる。
「みしおー、こんにちはーっ」
「こんにちは。今日は、お仕事はどうしたんですか?」
「おしごと? おしごと、おやすみーっ!」
 もう、こんなに。
 かたことのようではあるが、それでも充分に意味のわかる受け答えに、内心、美汐は驚いている。
 ほんの何ヶ月か前、戻ってきてすぐの頃には、そんな風にかたことで話すことさえままならなかったのに。
「なあに? ごほん、よんでる?」
「はい。‥‥‥真琴が読むには、ちょっと難しいご本、かも知れませんね」
「えー? むずかしいの、きらーい」
 苦いと知っている薬をぽんと手渡されでもしたような、露骨に嫌そうな顔、を少女はする。
 ふるふると首を振る動きに合わせて、両脇に流した少し濃いめの金髪が揺れる。
「そうですか?」
 布製のブックカバーに縫い止められた栞の紐を別のページから引き抜いて挟み直し、ぱたん、と音をたてて文庫本を閉じる。



「みしおー! ぶらんこー!」
 もうその頃には、少女は飛び乗ったブランコを大きく揺らしている。
 鎖を軋ませながら往復を繰り返す少女の背中を、美汐はじっと見つめている。
 誰もいない筈のそこには、当たり前のように‥‥‥待っている誰かとは別の誰かがいる。
「みしおー! みしおもー!」
 器用に顔だけ振り向いて、少女は美汐を呼ぶ。
「あんまり速いと、危ないですよ?」
 心配そうな声が言う。
「そんなことないよー! あははははっ!」
 屈託のない声が笑う。



 待っている誰かとは別の誰かが、早く早く、と美汐を急かす。
 ‥‥‥傍らの鞄の上に、冬服の白いケープを畳んで、文庫本を置いて。
 小春日和の暖かな日向へと。
 ゆっくりと、美汐は歩み出る。

Indian summer.[26630917][Kanon][美汐, 真琴]



 ‥‥‥また「あ」かよ!(^^;;;>ブルース・おりくら

 さておき。
 自分でもあまりよくわかっていませんが、自分については「帰ってこない説」の人だと考えている節があるブルース・おりくらです。
 で、だから余計にそうなのか、帰ってきたらこんなかなあ、とか考えちゃうことはありますね。
 こういうのもその一環というか。
RE: *そこまで強くしなくても……
 ブルース・おりくらの感じ方が必要以上に意地悪なせいかも知れませんが、この人が書いていることは、何というか、何かもっとデジタルなことのように‥‥‥違いの程度や受け取り方の個人差を問題にしたいのではなくて、違うこと自体を問題にしたいのではなかろうかと、そういう風に思えたのです。
 「やっぱり祐一が喋るのは実際はないことだし。その時点でこれは祐一とは違うものだと思う。」とまで言われるお人ですゆえ。

>件の人は作品を読んで自分がつまらないと感じた理由を設定に転嫁しているだけでしょう。別に珍しいことじゃない。
 それは確かに、別に珍しいことじゃない、の、ですが‥‥‥では、「そのような転嫁ができる人におもしろがってもらえる二次創作」とはどんなものであるか、想像つきますか?
 正直な話、ブルース・おりくらにはさっぱりわかりません(^^;;;。それこそ、オリジナルの小説でも書くか、イチからゲームでも作るかして、ホンモノ証明印付きの設定ごと渡すしかないじゃん、くらいにしか。でまあ、想像つかないので、書いたコトがこういうコトだった次第です。
つ‥‥‥(^^;;;。
 突っ込むまい、突っ込むまい‥‥‥(笑)。
[2663.09.18.木.]
[2663.09.18.木.] / vs原作原理主義者#02/A. / vs原作原理主義者#02/B. / 先生ピンチです。 / アイスソード。 / うーん‥‥‥。
vs原作原理主義者#02/A.
>件の人がどこまでを許容するのかきちんと調査しないといけませんし。
 どこまで、とかいうレベルの問題以前に‥‥‥その人に「許容する」気はあるんでしょうか?(^^;;;
 ブルース・おりくらはそういう心配をしているんですけれども。例えば、調査をしても「許容する」気がないことが判明するだけ、とかそんな感じで。
>「そのような転嫁ができる人におもしろがってもらえる二次創作」を書きたいと思っている二次創作書きの人っているんですか? おりくらさんは書きたいのでしょうか?
 ええと、ちょっと回答が複雑になります。
 基本路線として、自分に対して某か要求があるのであれば、自分でできる限りにおいてはそのようにしたい、と考えています。ですから、「書け」と言われた場合は「書きます」と答えるつもりではいます。
 まあ今回の場合は、別にブルース・おりくらが「書け」と言われているわけではありませんから、要求も存在しないのですけれども。
 自分の態度を選んでいいのであれば、進んでやりたいとも思いませんけれども(笑)。

 要求があったものと仮定して話を進めると。
 今のところ、こうまで極端な原作原理主義者(とせいるさんは呼んでいるので、ここでもそれに倣います)の要求を満たすための作業としては、「写経(=原作自体の引き写し)」、以外の何かを思いつけずにいます。理由は上段にも書いている通り、相手の方には「許容する」気が全然ないことを前提にしており、それは、原作以降に後付けされた創作部分は全否定、という意味にブルース・おりくらは捉えているからです。
 しかし、だからといって本当に写経など始めてみても、それは要するに創作じゃなくて盗作であり、よしんば本家が盗作を容認したとしても、写経は所詮写経に過ぎません。
 そんな作業がしたいかと問われれば、回答は「したくない」です。

 で。
 正直なことを言えば、その人のこと自体は、割ともうどーでもよくなっています(^^;;;。
 それよりも癪に障っているのは『「写経」以外の何かを思いつけずにいる状態』にある自分です。つまり、その人におもしろがってもらいたいということよりも、むしろ「できません」と言わざるを得ないブルース・おりくらの方に腹が立っている、のが現在の心境です。
 ですから、「問題にするほうが驚き」という話に関しては、ここまでこだわっていることは自分でも驚きですが(笑)、フォーカスは最早その人自身には当たっていないので、そういう意味でいえば、もう「問題になっていない」とも言えるかと。
vs原作原理主義者#02/B.
 どういうのがOKとかどんなのがNGとかについては、やまぐうさんも指摘されているように『「違和感を感じさせないもの」であるかどうかは読む人によって異なる』ので、そこはもう開き直るしかない部分というか、書く上では「書いてて違和感ないかどうか」以外のことは気にしません。
 また、重要なことは設定それ自体ではなく、そこで描かれる世界の中で、そういう設定になっていることがそのキャラに似合うかどうか、だと考えています。ので、他の人がどんな「俺ルール」でものを書いていても、その「俺ルール」だけに対していいとか悪いとか思うことは特にないです。それは自分が書く場合であっても同様で、だから、個別の設定に対して予め「○」や「×」を振っておく、という考え方はブルース・おりくらの中にありません。
 それは逆に言えば、そういう風なことを思いついちゃった場合には、
  • あゆの一人称が「僕」で、
  • 名雪が無闇に「だおー」とか言いまくる奴で、
  • 栞も真琴も舞も普通に「祐一以外の誰か」とくっついちゃったりなんかして、
  • 秋子さんが地下鉄にサリン撒くのも了承するようなおおらかな人で、
  • 美汐さんは実は真琴を虐待しまくっていて、
  • さゆりさんが宇宙一CHAOS-DARKな性格で、
  • 香里が本っ気で妹のこと嫌ってて、
  • 北川の触覚がわしわし動いて、
  • 実は誰もぱんつをはいてない
 とかそういうような、一部の人にはもう嫌がらせとしか思えないような内容のSSだって、もしかしたら書くことがあるかも知れない、という意味のことでもあります。<流石に↑コレはないですが(^^;;;

 一応、Kanonのキャラに関してブルース・おりくらが「俺ルール」っぽく考えている要素を試しに並べてみたものを作ったことは作ったんですが、前述の通り○も×もつかないので、サンプルとしては不適切でしょうからここに置くのは止めました。デカいんだもん(苦笑)。

 ちなみにというか、そういえばウチの栞は「えうー」とは言いません。
 それは「ブルース・おりくら内の栞にはえうーと言おうとする発想がない」からであって、「栞がえうーと言うことをブルース・おりくらが嫌っている」からではないこと、が今回の場合はポイントになるのかも知れません。つまり、これが自分の俺ルールと誰かの俺ルールの端的な齟齬の例で、かつ、その齟齬がどう処理されているかの例、のような気がしたり。
先生ピンチです。
 この上2段ですが、なんか書いててワケわかんなくなってきました(笑)。

 : 忘れた頃に見返す分にはそういうのの方がおもしろいので、書きっ放しのまま放置(w。
 : そんないい加減な(^^;;;。
アイスソード。
「なんだ小人か」
 つまらなそうに呟いたきり、カウンターに頬杖を突いた巨人は見降ろすことすら止めた。
「武器と防具を売って欲しいんです」
 平然と、小人は言う。目深に被った外套のフードのせいで顔はわからないが、声だけ聞けばまるで年端もいかない少女だ。
「小人に物は売らん」
「でも長の、サラキーンさんのお許しはいただいています。ここに」
 左の腰に佩いた剣の鞘に巻かれた紙を外そうとする。
「‥‥‥ふん。出すなそんなもの」
 中を見たわけでもないのに巨人は小人の動きを静止する。
「ホンモノだろうよ、小人の分際が長の名を知ってるからにはな」
 小人はそれを外すことを止めない。ぎろり、と睨みを利かせた巨人に怖じ気づく風でもない。
「それで何が要るんだ? 言っとくが、どれを買っても小人の手には余るぞ。ここは俺たち巨人のお里だからな」
「火神防御輪。それと‥‥‥そう、アイスソード」
「人の話を聞け小人がっ」
 恫喝するように巨人は声を荒げる。
「何が火神防御輪か。何がアイスソードか。貴様に構えられるような武具なぞ置いとらん、何度言わせるか!」
「ここになくても、どこかにはあるでしょう?」
 簡単なことのように小人は言ってのける。
「アイスソードも火神防御輪も、あたしが知っている分だけだって下界にひとつずつあるもの。でも下界に巨人はいないでしょ?」
「そんなもの‥‥‥でき損ないだ」
「そう? 四天王さんが後生大事に抱えてるのも?」
 フードの下で小人が笑う。
「小人がっ!」
 激昂した巨人は建物が震えるような大声を張り上げるが、
「ごめんなさい、急いでるの」
 それすらも気にする風でもなく。
 いつの間にかカウンターの上に広げられた長の書状の真ん中に、いつの間にかカウンターの上に立っていた小さな人影が、楊枝のような小さな剣を突き立てていた。
「サルーインでも辿り着けないこの里の人たちには、もしかしたらわからないことかも知れない。だけどあたしたちは生きる。魔物と戦ってでも。サルーインと戦ってでも」
 もう一本、突き立てられた楊枝のような剣よりもさらに頼りない細剣が、巨人の眉間に向けられていた。
「あなたに、一緒に戦って、とは言わない。だけどあたしの、あたしの守るべき人たちの時間を、無駄に奪うことは許さない」
 椅子に腰かけた巨人とカウンターの上に立つ小人の間には、それでもなお、小人が何人でも間に立てるような距離がある。そんな細剣など、とても届く距離ではない。
 小人が虫けらを叩くように、その大きな手で小人を叩くことの方が、遥かに簡単だ。
 わかっている。
 わかっているのに。
 この小人にはそれができる、と巨人は感じた。
 巨人の大きな手を躱し、届く筈のない距離すら越えて、その剣は眉間に突き刺さる筈だ、と感じた。
 巨人は初めて‥‥‥小人を、恐い、と感じた。
「‥‥‥はは。わかった、わかったよ。俺の負けだ」
 ひとつ溜め息を吐いて、巨人は力なく笑う。
「タダで寄越せとは言うまいな?」
「少しくらいならふっかけてもいいよ?」
「馬鹿が。しねえよ、そんなつまらねえことは」
 すぐ下に設えられた引き出しの奥をごそごそと漁り、巨人は小さな剣の柄をカウンターに放り出す。握りだけでも小人の両手に余るような巨大なその柄の脇に、一抱えもあるような紅玉がふたつ。
「赤いのが火神防御輪だ。顔を近づけてみろ、耳飾りになって耳たぶに収まる」
 指先ほどの紅玉はすぐに縮んで、巨人の目には見えないほどになった。
「その柄がアイスソードだ。それはな、空気の中から水を掴み出して、それで氷を作って刃にする。だから鉄の刃はない。鞘も要らん」
 ひゅん、と音がして、振り降ろされた柄の先に長大な刃が伸びる。透き通ったその刃は剃刀のように薄い。
「それはいいぞ、長さも切れ味も思うがままだ。刃の手入れも要らん、戦の最中に壊れちまうこともない」
 小人がそれを振る度に、古い刃は霞になって飛散し、かたちの違う刃に生え替わる。
「うん。使えそう」
「ふん‥‥‥なあお前、女だろう? お前をその剣で守ってくれる男はいなかったのか?」
「余計なお世話ですっ」
 そこで初めて、小人は外套のフードを降ろした。べーっと舌を出してみせる姿は、本当に、まるで年端もいかない少女のそれだ。
「ありがとう。これだけあれば、取り敢えず何とかなりそう」
「そいつぁよかった」
 巨人はわざとらしく、小さく頭を垂れてみせた。
「ま、頑張りな。それで、魔物にもサルーインにも勝ってよ」
 ひらりとカウンターから舞い降りた小人の背中に向けて、巨人は言葉を続ける。
「そしたらまた来いや。今度は‥‥‥小人、名前を聞いてやる」
「そうだね。今度は、あたしの名前を教えてあげる」
 口の減らない小人は、振り返りもせずに店を出て行った。
 去り際にぐっと突き上げた右腕と、その手が掴んだアイスソードは‥‥‥もしかしたら本当に、サルーインにさえも届くのではないかと、巨人は思った。

アイスソード[26630918][Romancing SaGa][巨人, 小人]



 読者置いてきぼりシリーズ(笑)。
 本当はタイトルを「アックスアーマー」にして悪魔城ドラキュラ話でも書こうかと企んだのですが、次がまた「あ」(爆)なのに加えて今晩はもう眠いので(笑)、書きやすい方を書きました。どっちであっても置いてきぼりには違いないでしょうけど(w。
うーん‥‥‥。
 各方面からの情報。御神楽少女探偵団続編が18禁PCゲームとしてエルフから登場。前2作のPCベタ移植ソフトも同梱。
 こーれは‥‥‥喜んだものか悲しんだものか‥‥‥(^^;;;。

 : わかりやすすぎる末路のサンプルが不安を煽るなあ。
 : 末路、ですか?
 : サクラ大戦エルフに入れると一瞬らいむいろ戦奇譚が現れて消える。
 : ‥‥‥(^^;;;。

 一応、ディレクションの河野一二三という人は確か前二作の中身をああした人(原作とか監修とか)らしいから、真面目にやってくれれば変なことにはならない、のかも知れないけど‥‥‥それにしても、エルフ‥‥‥まさか御神楽がエロゲーになって帰って来るとは思わなかったなあ‥‥‥。
[2663.09.19.金.]
[2663.09.19.金.] / 0.5回休み。 / not真相。 / 結局。 / 土砂降り。
0.5回休み。
 眠いことは眠いんだが1日おきに眠れたり眠れなかったり、な今日この頃の周期から言えば昨夜は眠れる日の筈だったのだが実はそんなことはなく、一昨日の晩と同様、寝ついたのが29時とかそれくらい(苦笑)。
 ‥‥‥一昨日のケースじゃ本当に寝ついたかどうか怪しいしなあ。昨夜(というか、ほとんど、「さっき」^^;;;)は寝たと思うけど。
 しかもこういう時に限って目覚ましが鳴る設定になってなかったり。起きたら10時寸前。
not真相。
 や、確かに眠れなかったけど、それは、記事が載るという情報を見かけて昨夜のうちに買ってきた今週のファミ通に本当に御神楽少女探偵団の新作に関する記事があって、しかも本当にエロゲーになっててエロ絵なんかも既に存在する、という事実にショック受けたから、とかそんな理由じゃないぞ?(^^;;;

 : ショック受けたってしょうがないしなー。
 : そういうものですか?
 : 見たいか見たくないか、ったら見たくない方の未来が出てきたけどさ、あの三人娘のあり得べき未来の可能性の中にはそういうのだって確かにあるよ。‥‥‥未来の手触りが、必ずしも僕らの望む通りであるとは限らないんだ。

 公開された画像を見る限りでは、陵辱系っぽい要素が強そうというか、なんかあの三人娘が無駄に酷い目に遭うゲームになってそうな予感も。
結局。
 1回休み。‥‥‥開発作業の最中なんだけどなあ(苦笑)。
土砂降り。
 空が溶けて流れ出したような土砂降りの大雨が降っている‥‥‥ことには、ずっと前から気づいていたけれど。
「ふえ‥‥‥」
 裏口の戸を少し開けると、レジにいた時には気づかなかった雨音があっという間に耳を圧倒して、思わず、開けた戸をすぐに閉じてしまう。
「あ‥‥‥あははー」
 あまりそうは見えないかも知れないが、今、佐祐理はとても困っていた。
「あれ倉田さん、帰らないの?」
 佐祐理と一緒に昼番のシフトを終えたパートのおばさんは大きな傘を手にしている。
「ええ、ちょっと‥‥‥傘がなくて」
「あら困ったわね。なかったら帰れないでしょ? それだったら、そこの傘立ての傘、適当に借りちゃったら?」
「でも、どれがどなたの傘なのか」
「誰にもわかんないわよそんなのどーせ」
 おばさんほどには適当になれない佐祐理は軽く両手を振るだけで、傘立てへ行こうとはしない。
 小さく息を吐いて、おばさんは裏口の向こうに消える。
 そうして、バックヤードには佐祐理だけが残った。



 どこまでも続く滝のような土砂降りの中を舞は走る。
 自分のさした傘と畳まれた佐祐理の傘とで両手は塞がっている。長く伸ばした後ろ髪の先が傘からはみ出ているらしい。少し重たくて気になるが、そこに伸ばせる手が今はない。
 だから舞はもっと急ぐことに決めた。
 地面で弾ける雨粒よりも高く水溜まりを蹴立てて。
 脇目も振らずに。
 ‥‥‥脇目も、振らず、に。



「倉田さーん? まだいますー?」
 夕番のレジに入っていたバイトの子が顔を出す。
「ふえ? はーい、いまーす」
「よかった。ええと‥‥‥あれ? い、妹さん? っていうか、ええっと」
 そこで首を傾げられても、佐祐理も困ってしまうが。
「とにかく、なんか家族の方、が? まあいいや、誰か迎えに来てますよ」
「迎えに?」
 佐祐理の顔がぱっと明るくなる。
「舞かな?」
「お店の方にいますから。今レジ前はお客さんいませんから、こっそり厨房通っちゃっていいですよっ」
 そこには佐祐理しかいないのに、バイトの子は声を潜める。
「じゃあ、そうしちゃいますねっ」
 腰をかがめて厨房の中を抜け、レジ脇の通用口を抜けると、そこはファーストフードのチェーン店だ。
「あ。佐祐理」
「来てくれたんだ、ま‥‥‥?」
 顔を合わせるなり、きょとん、と佐祐理が目を丸くする。



「どうしたの舞?」
「傘、持って来た」
「そうじゃなくって、どうしてこんなに濡れちゃってるの?」
「途中で、片方、置いてきた」
「途中?」
 窓の外、どこか遠くに舞は目を向ける。
「猫さんが、可哀想だったから」
「それなら、こっちの傘をさして来ればよかったのに」
 佐祐理が舞の、塞がっている方の手を指差すが、
「これは、佐祐理の」
 頑固というのか融通が利かないというのか、畳まれたままの傘を佐祐理に差し出す舞は、だから、見事に全身ずぶ濡れだった。
「‥‥‥そっか。じゃあ早く帰ろう、舞」
「ん」



 店先で佐祐理は傘を広げる。
 だが舞は、何故か、その外側にいようとする。
「舞、こっちに入ったら?」
「これは、佐祐理の」
「‥‥‥んー」
 佐祐理は、少し考える仕種。
「そうだね。これは佐祐理のだから、佐祐理は舞を入れてあげてもいいんだよ。入って?」
「ん」
 ようやく小さな傘の下に納まったふたりが、寄り添って歩き始める。
「舞、猫さんがいたのはどの辺?」
「途中の公園。今は、ベンチのところ」
「そしたらね、舞。今からその公園へ行って、猫さんがまだそこにいたら、猫さんも一緒に帰ろう? 傘があったら傘も持って帰ろうね」
 佐祐理が笑う。嬉しそうに。
「うん。‥‥‥猫さんと一緒は、すごく、嫌いじゃない」
 舞が笑う。しあわせそうに。



 土砂降りの大雨の中にもうひとつ傘の花が咲いたのは、それから、もう少し経ってからのことだった。

土砂降り[26630919][Kanon][佐祐理, 舞]



 まあこの内容なら本の方を読んでないことは大した障害にならないと思いますので載っけちゃいますけれども、「表紙の画像に生活感がありすぎる」と一部で囁かれた(笑)同人誌「"Kanon" another stories / CANNONBALL.」の、割と露骨に、続き、です。そういうのもアリというコトで。
 ちなみにその「CANNONBALL」はまだ在庫が残ってますので飴玉にはアップされてません。‥‥‥在庫ったって1部ですけどね(笑)。
[2663.09.20.土.]
[2663.09.20.土.] / ガンダムSEED観る。 / 橘センセと電話。 / リップクリーム。
ガンダムSEED観る。
 あ‥‥‥あと1週生き残れば最終回だったのに(爆)‥‥‥嗚呼‥‥‥ギリギリの土壇場でとうとうフラガせんせ散る(涙)。
 バジルール少佐も散る。ジュリたんもアサギたんもやけにあっさり散る。
 疫病ガンダムも2機減。吹っ飛ばされたかに見えたデュエルガンダムだが実は吹っ飛ばされたのはアサルトシュラウドだけという、このシーンのためにデュエルは大負けしてアサルトシュラウド着込むハメに陥ったんじゃないかとさえ思えるようなお約束っぷりがまた何とも。

 3機目の核ガンダムの妙な出っ張りは、有線か無線かはよくわかんなかったがまあともかくガンバレルで、変形機構ではなかった模様。お見事でした(コメントアウト)。
 それにしても、最後の最後が「所謂トリコロール」。青の明るい色合いがこれまでになくガンダムしてるよねー(笑)。
 あと、いろいろぐぐってサイトを眺めたところでは、実はあれは「プロミネンス」じゃなくて「プロヴィデンス」だ、という話が。‥‥‥プロミネンスに聞こえたよ(^^;;;。
橘センセと電話。
 例によって長電話。御神楽少女探偵団のこととか。vs原作原理主義者のこととか。PS2「DRAG-ON DRAGOON」のこととか。

 SSがここに書きつけてあると、突然日記じゃないことが出てきて驚くし、スクロール幅が長くてが大変だから困る、と言われた(笑)。
 実際のところ、それはブルース・おりくら自身もそう思うんだけど‥‥‥本当は飴玉の方に毎日SSを書き足して、そこにリンクを貼るような方法がいちばんいいと思ってるんだけど、飴玉はSSが1本増える度にツリーの部分とかHTML自体を書き換えないといけないことを筆頭に、必要な手続きとか掛かる手間とかが結構馬鹿にならないので、現状ではいちばん楽な方法を採ってしまっていて、それがつまりは「取り敢えずここに書きつけてしまう」方法だ、という話で(^^;;;。

 何とかせんといかんかなあ。
リップクリーム。
「それでね、今日、一緒に買い物に行ったんだけど」
『うんうん』
「耕平くんがね、他の買い物のついでに、買ってくれたの」
『え? それって、明るい家族計画? 大人のオモチャ?』
「違うよ、もう‥‥‥。えっと、リップクリーム」
『リップクリームなの? リップスティック、じゃなくて?』
「ん。ねえ恵理ちゃん、そういうの、どう思う?」
『どうって‥‥‥どうって、なんかもう当たり前すぎて、何聞かれてるのかよくわかんないんだけど?』
「やっぱりそうかなあ? 当たり前、かなあ? ‥‥‥返さないと‥‥‥ダメ、かなあ?」
『へ?』
「もらった口紅は返す、ってよく言うじゃない」
『返すって、どうやって?』
「あ‥‥‥も、もしかして、知らなかった?」
『何が?』
「ほら‥‥‥口紅は唇に塗るじゃない? そしたら、もらった口紅を塗ったら、もらった人に返すのよ。その‥‥‥あの」
『ああ! 口移しで返す、ってコト? ふーん』
「‥‥‥知らなかった?」
『‥‥‥全然知らなかった』
「ああ、やっぱり‥‥‥」
『で? もらったの、口紅じゃないんでしょ?』
「ん。そうなんだけど。耕平くん、そういうの知っててくれたのかな、って」
『知ってたら、返して欲しかったら、耕平だったら口紅くれると思うけど? 千晴さんとかいるし、そういうのって知ってそうじゃない?』
「でも、耕平くんのまわりにいるの、その千晴さんとか、タマちゃんとかだよ? ‥‥‥知ってそう、だと思う?」
『知ーらないっ』
「恵理ちゃん‥‥‥」
『そんなのさ、翠が自分で教えてあげたらいいじゃない。つきあってるんだからさっ』
「え? そ、そうだけど‥‥‥つき、あってる、けど」
『じゃ、いいじゃない。それで耕平が知らなくて、やっぱり返せとかもし言い出したって、別にそんなの、困るようなコトじゃないでしょ?』
「うう‥‥‥そうだけど」
『ま、頑張れ、翠!』
「だから何を頑張るのよ」
『それはもちろん、明るい家族計画とかぁ、大人のオモチャとかぁ』
「もう、恵理ちゃんってばぁ‥‥‥」

リップクリーム[26630920][PALETTE][翠, 恵理]



 「PALETTE」もまた、やり直したいなあと常々思っているけど結局やり直してないタイトルのひとつでして(^^;;;。
 本当、「DRAG-ON DRAGOON」どころじゃないんだけどなあ(苦笑)。
[2663.09.21.日.]
[2663.09.21.日.] / 「仮面ライダー555」観る。 / GOLD. / Short! Short! Short!
仮面ライダー555観る
 心の底からそれを欲しがっている人を避けたり、戦うこと自体が嫌だとか使う必要がないだとかで全然欲しいと思っていない人のところに転がり込んだりするような、何かそういう星の下にでもあるのだろうか。流転のデルタギア、今度はあんなに必死に無関係を決め込もうとしていた三原たんの手に。
 戦いたくない素人が変身させられて仕方なく、にしか見えないムーブにスーツアクターの技を感じる。

 真理たんはスマートブレインの某かの特殊なテクノロジで今まで生かされていた、だからそれをもう一回やれば真理たんは復活する筈、と口走るカイザ草加さん。流星塾が裏で何をやっていたのか、そろそろ明るみに出てくるのかな?

 そしてファイズたっくん変身。‥‥‥ファイズでなく、狼オルフェノクに

 : ちょっと思ったんだけどさ。劇場版でも狼対馬とかやってたけど、たっくんがオルフェノクになるシーンって、モチーフが狼だからサマになってるんだよね。
 : 狼だから、ですか。
 : そりゃ何オルフェノクになるかは選べないんだからしょうがないんだけど、だって他は土筆とか蝸牛とか毒茸とか海鼠とかだよ? こんなんがあのシーンやって格好いいか?(^^;;;
GOLD.
 来週末、橘センセが滝沢屋敷に来たいと言い出していて、来週でいいやと思っていた自動車免許の更新を繰り上げざるを得なくなり、台風の中を電車で海浜幕張へ。千葉県民になってからは確か2度めの免許更新、かな?
 このところ視力が落ち気味なことには自覚があるので、眼鏡をかけて矯正しても視力が足りなかったら嫌だなあ、という点を密かに懸念していたんだけど、まあパスできたので、後はすんなりと。

 ようやくゴールド免許になった。更新周期が伸びるのは楽でよい。
 なお、車は既に自転車に乗り換えてしまったので(爆)、レンタカーが必要とかいう局面でもなければ運転する機会自体がなくなっていく状況。運転免許は技能免許だから極端なペーパードライバー化もまずいとは思うんで、その辺は適当に、定期的なリハビリを織り交ぜていくつもりでいないとまずそうかな。
Short! Short! Short!
 もしかしたらそのうち気が向いて何か書くかも知れない自分のためのメモリンク
[2663.09.22.月.]
[2663.09.22.月.] / 眠れない期とまぬけ時空。 / ああ思い出した。 / 無色透明。
眠れない期とまぬけ時空。
 マクー空間はマクー空間で頑張っていただくとして、まぬけ時空も頑張らないと、と思うのですが。
 昨夜なんにもしていないのは、眠くなったので寝たからです(苦笑)。

 眠れない期が来ています。‥‥‥理由は自分自身にもぜんぜんわかってませんけど、なんか時々、眠たいのに全然眠れなくなる時期があるようなのです。翌日が平日だと眠れないのは結構大変な事態なので、そういう場合で夜に寝ついてしまえそうな場合は、他のすべてを放り出してとにかく寝ます。昨夜はこのケースでした。

 まあそんな感じで今後も止まることは時々あるかと思いますが、書き続けること自体をやめてしまうつもりは今のところ全然ありません。
 ですから、ああサボってやがる、とでも思っておいていただければ、と(^^;;;。
ああ思い出した。
 先日の地震は我が家にも微小ながら被害を及ぼしまして。
 「使徒レリエルの身体を裂いて脱出するエヴァ初号機」のカプセルフィギュアなんですが、落下の衝撃で額のトコの角が折れてました(苦笑)。うーん。
無色透明。
「あのさ。いきなり、変なコト聞くけど」
「ん?」
「水の色って、水色だと思う?」
「え? 水‥‥‥の、色?」
「ほら、絵の具の水色って、本当は薄い青だと思わない? だって、水色が青いのは水が青いからじゃないでしょ?」
「ああ、そういうことか。いやまあ、それはそうかも知れないけど」
「さっきちょっと思い出したんだけど、あたしね、昔‥‥‥小学校の時だけど、図工の先生に自然の絵を描きましょうって言われて、川とかその周りとか、そういうの絵に描いたことがあったんだ」
「その時は、川の色はどうしたの?」
「下が割と砂利っぽいところだったから、ざーって石だけいっぱい描いたの。だから灰色っぽくなった」
「うん。水色で水を塗らなかったんだったら、多分そうなるよね」
「そしたらね、先生が言ったのよ。『水は水色で描かなきゃ』って」
「それは‥‥‥それだったら、そういう風になってるんだったら、灰色だっていいと思うけどなあ?」
「でしょ? でもそういうの、わかってくれない先生って本当にわかってくれないじゃない? 聞いてくれてないのが悔しくてさ、その時は頭にきちゃって」
「もしかして、何かやったの?」
「その絵を描いた画用紙を水道のとこに持ってってね、思いっきり水浸しにして先生の机にばんって置いた。本物の水掛けたのに全然青くなんかならない、あんな絵の具なんて全然水の色じゃない、って言い張って。あたし成績はいい方じゃないけどさ、『がんばりましょう』がついたのはあれが初めてだったな」
「過激な小学生だなあ」
「だってさ、空の色とか水の色とか、あれ、嘘だと思わない? 天気が悪いと青くないし、晴れてたからって一日同じじゃないでしょ? なんで絵の具は空色とか水色とか書いてあるのかなあ、って昔からずっと不思議だったんだ」
「うーん‥‥‥まあ時によっては違うけど、昼間で晴れてる時の空とか海の色って大体そんなだから、じゃないかな? こう、何も言わない時は晴れてる時の昼間が基準になってることってあるでしょ、とかそういう感じで」
「それ、本当にそう思う?」
「ごめん。実はあんまり自信ない」
「あはは。いいの、困らせてごめん。‥‥‥わかってるんだけどね。そんなの、わかってるんだけど‥‥‥でもなんか、納得したくないこと、ってあるじゃない?」
「でもそれだったら、無理矢理納得した振りするよりも、納得できないって言っちゃった方がいいって俺も思うな」
「だからいろいろやっちゃうんだけどね」
「競泳の大会にビキニで出たり? ‥‥‥って、そうだ丘野さん、小学校の先生になったら?」
「え?」
「そういうの真面目に聞いてくれる先生って、多分、そんなにいないんだよ。でも丘野さんだったら多分、その図工の先生みたいにはならないでしょ?」
「それはそうだけど、でもその前に問題がいっぱいあるし。成績とか」
「うーん。難しいなあ、いろいろ」
「いや、でも‥‥‥そうだなあ。あのね、あたし、何々に向いてるって誰かに言われたことがあんまりなかったんだ」
「それはそうかも知れない」
「何か言った?」
「なんでもありません」
「もう‥‥‥でも、だからちょっと、嬉しかったかな。あ、あたしこっちだから。それじゃまた明日!」
「ああ、また明日っ!」

無色透明[26630922][True Love Story 2][陽子, (主人公)]



 ‥‥‥また「い」かよ!(^^;;;>ブルース・おりくら

 はいいとして。
 タイトルからの連想で話の核になる部分を思いついた瞬間にキャストは即決しました。ブルース・おりくらの知っている範囲の中では、これは恐らく丘野陽子しか言わないことです。‥‥‥より正確には、同じことを考えることがもしあったとしても、他の連中は多分それを口には出さない、ような気がするのです。
 もしかしたら、これがブルース・おりくらの「丘野陽子」観にいちばん近いのかも知れません。
[2663.09.23.火.]
[2663.09.23.火.] / ほぼ一日中。 / 妹なんて。
ほぼ一日中。
 PS2「DRAG-ON DRAGOON」ばっかり(苦笑)。
 つまんなくはないんだけど面倒なゲーム。三国無双もこんな感じなんだろうか。
妹なんて。
「いなきゃよかった、って、まだ思ってるか?」
 祐一は尋ねた。
「そうね、思ってるわ。‥‥‥でも、多分」
 そこでひと息ついて、香里は長い髪を掻き上げる。
「多分ね、こんな風じゃなかったとしても、結局、あたしは後悔するしかないんだわ」
「そうかも知れないけどな」
 何やら息苦しそうに、祐一は首元を指で摘む。
「でも、あの時俺たちが思ってたような最悪の事態は、もっと最悪だったと思うんだけどな」
「‥‥‥どうかしら」
 おとがいに指を当てる。考え込む仕種。
「それはわからないわ。未来の可能性がいくつあったとしても、現在はひとつしかないんだもの。違っていたらどうだったか、なんて」
「考えたってしょうがない、か」
「それに、相沢くんがどう思ってるかは知らないけど、あたしにしてみれば、この現在だって結構酷いわよ?」
 香里の後ろで、音もたてずに扉が開いた。
「祐一、新婦さんは用意できたよ」
 名雪に手を引かれて、真っ白いウェディングドレスを纏った華奢な少女がしずしずと部屋に入ってくる。
「ああ、独り身の姉を差し置いて妹はさっさと嫁いじゃうわ、よりによって相沢くんに『お義姉さん』呼ばわりされるわ。ねえ、こういうのも、ちょっと不幸だと思わない?」
 言っている言葉の割にはまんざらでもなさそうに微笑んで、
「ほら」
 その後ろに回り込んだ香里は、とん、とウェディングドレスの背中を押した。
「あっ」
 慣れないハイヒールのせいで少しよろけた少女が、白いタキシードを着込んだ祐一の腕の中に収まる。
「もう、とっとと嫁っちゃいなさい、栞。お幸せにね」

妹なんて[26630923][Kanon][香里, 栞, 名雪, 祐一]



 「い」は毎度結構困る感じがしますね、そういえば。今回の難産ぶりもかなり異様でした。
 なるべく次が「い」にならないように、少し考えることにしようかな?(^^;;;
[2663.09.24.水.]
[2663.09.24.水.] / 昨夜のSSを。 / 脈絡もなく。 / 各所の日記その他より。 / 天国の花。 / 宇宙のステルヴィア。
昨夜のSSを。
 ちょこっと手直し。
 まだ飴玉に上げてないのは手間が少なくてラッキーだったかも(笑)。
脈絡もなく。
 そういえばPS2「久遠の絆 再臨詔」は確か「再臨詔」の最後のトコにオマケが追加されてた筈だったな‥‥‥なんてコトを、今、唐突に思い出すのはどうしてなんだろう?(^^;;; 本気でわからん。

 : DC版の「再臨詔」と中身は一緒なんだけど、終端にムービーが追加されてる、らしい。
 : でも今は「DRAG-ON DRAGOON」が絶賛稼働中ですが?
 : だから、今すぐ入手なんかしないよ、もちろん(笑)。いずれは見てみないとな、と思うくらいで。

 「再臨詔」そのものはDC版で読んでるし。
 敵地にとっ捕まっていろいろ苛められる武よりも、「一発で全員しあわせになる」ための皺寄せを全部引き受けさせられた薙の報われなさの方がよっぽど不憫で悲しい話。
各所の日記その他より。
 昨日サンクリをやってた、というコトに全然気づいてなかった自分にちょっと苦笑。どーせ1日ゲームやってたんなら出向いてもよかったろうに。
 本っ当、自分がサークル参加しないイベントには疎いのな。>ブルース・おりくら
天国の花。
「お待たせしました」
 声をかけられて、振り向いた祐一と名雪の目に、
「わっ」
「おおっ」
 最初に飛び込んできたのは、美汐の手には抱えきれないような、ふたつの花束の黄色だった。
「花束を用意するのにちょっと手間取ってしまいました‥‥‥あの、どうかなさいましたか?」
「いや。向日葵の花束って、珍しいんじゃないかな、と思って」
 真夏の空によく映える、地上に咲いたたくさんの太陽。光が眩しいのか、祐一は少し目を細める。
「そうですか?」
「私も、花束になったのは初めて見たよ」
「そうですか」
 意外そうな感じで、美汐は胸元に溢れるような向日葵に目を落とす。
「夏らしいかな、と思ったのですけれど」
「でも、何ていうか‥‥‥えっと、綺麗じゃないんだけど」
 言葉を探りながら、たどたどしく名雪が呟く。
「綺麗、っていうのとは違うけど、真琴ちゃんにはとっても似合ってるよ」
「うん。取り敢えず、間違いなく夏っぽいよな」
「そうですか。よかったです」
 安心したように美汐が笑った。



「天国の花ってご存知ですか?」
 不意に、美汐が尋ねる。
「え? そんな花あったっけ?」
「いや、俺も聞いたことないけど」
 首を傾げるふたりに向かって、
「ええ。私も知りません」
 何食わぬ顔で美汐は言ってのける。
「何だよそりゃ」
「ですから、きっと、何でもいいんだと思うんです。あの子たちに似合っていれば」
 美汐の見つめるどこか遠くへ、名雪も、祐一も目を凝らす。
「それで、あの子たちも気に入ってくれたら、それがあの子たちの」
「‥‥‥天国の花、か」
 ふと立ち止まった美汐の胸元で、向日葵がさわさわと風に揺れた。
「はい」
 その、視線の先で。
 陽炎の中で揺らめく小さなふたつの人影がぶんぶんと手を振っているのが、その時確かに、三人には見えていた。

天国の花[26630924][Kanon][美汐, 名雪, 祐一]



 生きてたり死んでたりいろいろと活躍の幅が広い(爆)真琴ですが、今回は帰って来てません(^^;;;。
宇宙のステルヴィア。
 OP違うし。EDなんか曲まで違うし(^^;;;。angela「Dear my best friend」。私が私らしく今ここにいるのは、ひとりじゃないこと教えてくれたあなたがいたから。
 劇中BGMにもVoなしの「明日へのbrilliant road」や「The end of the world」と、最後までangelaと添い遂げたのも好印象。まあそれについては、ガンダムSEEDがアレすぎるだけ、という説もありますが(^^;;;。

 正直、解決して見せて欲しい部分が見えてこなかった感じはあります。土壇場の使命感でしーぽんが何とかなっちゃうんじゃなくて‥‥‥やっと、意地でも反発でもなく、本当に思っていることがちゃんと言えた、というきっかけだけじゃなくて、欲を言えば、きちんとした形でもうひと悶着あって欲しかったかな、と。
 尺の問題もあるのでそれは置くとして(笑)、まあ大体、綺麗なところに落ち着いてくれた感じがします。ただの「しーぽん成長物語」から始まったこのドラマは、ステルヴィアを巡るすべての人々の想いを巻き込んで、結局はただの「しーぽん成長物語」じゃ済まないところに着地した、というか。こういう言い方でわかってもらえるかどうかは甚だ不安ですが、えーと、「逮捕しちゃうぞ」だと思って観始めたドラマが終わってみると「踊る大捜査線」だった、くらいな感じでしょうか(爆)。それはやっぱり、脇を固めるキャラがちゃんと光ってたからでしょうね。

「こうやって飛びたかった。こうやって飛びたかった、あなたと。初佳、あなたと」
「やよい‥‥‥やよい、私も!」

 ああもう、そんな小難しい話はいいや。
 この最終回、ブルース・おりくらはすっごく好きです。最高のラストだったと思うなあ。

 最後に。
『どうしてみんなが?』
「俺にもわからん!」
 ‥‥‥先生、やっぱあなた最高です。
[2663.09.25.木.]
[2663.09.25.木.] / 原因と結果。 / ナイフ。 / 徒然。
原因と結果。
 なんで今日に限ってこんなにものがはっきり見えないんだろうと朝からつらつら考えていたんだけど‥‥‥思い至ったところによれば、どうやら眼鏡かけて出るのを忘れた模様(苦笑)。
 生活に差し障るほど見えなくもないけど、やっぱり、不便なものは不便。
 今日は何だか疲れる日になりそうかも。こういう日は早く帰りたいな。空模様も油断ならないし。
ナイフ。
 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 昨夜はちょっと眠たかったから、失敗して親指を少し切った。
 痛かった。眠くなくなっちゃうくらい痛かった。
 今でもまだ、親指の傷口がじんじんと疼く。
 どうしたんだ名雪大丈夫か。
 祐一は尋ねてくれるけど。
 うん、お料理してて、失敗しちゃったんだよ。
 答えたら、そうか、なんて頷いて、それでおしまいだった。
 包丁で切ったんじゃないよって本当は言いたい。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 机の上を照らすのはスタンドライトの明かりだけ。
 手元には、砥石と、タオルと、水の入ったボウル。
 手元でずっと繰り返す音は、幾つかの目覚まし時計が順番に騒ぎたてる音に紛れる。
 わたしの部屋で目覚まし時計が鳴っている、それくらいのことで、この家の人はもう誰も驚かない。
 お母さんも。
 祐一も。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 昔、授業で鉛筆を削るのに使った、横に「肥後守」って書いてある折り畳み式のナイフ。
 ずっと机の引き出しの奥に仕舞ったままだった、誰でも持っているようなナイフ。
 毎晩、わたしはそれを研ぐ。
 祐一のことを想いながら。
 七年も前に告白したのに、七年経ってもわたしに振り向いてくれない、祐一のことを、想い、ながら。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 入院している栞ちゃんが病室から抜け出してきて祐一はとっても嬉しそうだった。
 たい焼きの袋を抱えて祐一のまわりを走り回るあゆちゃんは今日も可愛かった。
 今日も祐一の帰りが遅かったのはきっと舞さんと夜中に部活動をしているからだ。
 膝の上でマンガを読んでいる真琴が齧りかけた肉まんを祐一はぱくっと咥えて奪い取った。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 研ぐことだけで磨り減らしてしまったそのナイフでは、昔削った鉛筆の他は、時々自分の指を切るくらいだけど。
 それでも毎晩、わたしは、それを研ぐ。
 七年も前に告白したのに七年経ってもわたしに振り向いてくれない祐一のことを想いながら。
 振り向いてくれない祐一の胸にナイフが突き刺さる感触を思い浮かべながら。
 バターをナイフで切るみたいに、祐一をナイフで切る感触を想像しながら。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 殺せちゃうくらい深い傷をあげたら。
 生命と引き換えなら、名雪が好きだ、って言ってくれるかな。
 ‥‥‥祐一はきっと、悲しそうにこっちを見て、そして、首を横に振るんだろうな。
 心の中にもう誰か住んでる人がいたら。
 きっと祐一は、ナイフで刺されたくらいじゃ、その誰かのこと、裏切らないよね。
 本当は優しくて芯の強い、祐一のそういうところがわたしは大好きだけど。
 その誰かがわたしだったらいいけど。
 その誰かがわたしじゃないのはもうたくさんだよ。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 だけど、わたしは。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 目覚まし時計が騒ぐのを止めたから。
 研ぐことだけで磨り減らしてしまった、何も切る宛てのないナイフを、砥石と一緒に、引き出しの奥に仕舞い込む。
 スタンドライトの明かりを消すと、わたしの部屋はしんと静まり返ってしまう。
 そして、それでもまだ、耳の奥に残っている音を感じながら、今夜もわたしは、眠りに、落ちる。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。



 祐一、大好きだよ。
 ずっとずっと愛してるよ。
 だけど。



 かしゅっ。かしゅっ。かしゅっ。

ナイフ[26630925][Kanon][名雪]



 実は、それがどういう名雪だか、本当のところはよくわかってないんですが‥‥‥何かの折りにCFさんが言っていた「あの名雪は刺されそうで恐い」という感想だけを手掛かりにして「黒名雪」を想像する実験、の産物(笑)。

 : 実は、この名雪の下着は黒かったという事実が発覚するシーンとかも、一応、頭の中には準備されてるんだけど。
 : 下着って‥‥‥え?(^^;;; どうやってですか?(^^;;;
 : でもなんか書いてて名雪が気の毒になってきた(苦笑)のと、このまま続くと18禁になっていくんだけどその辺の描写のしかたを思いつけないのとで、その先は断念した形で丸めてみた。

 ただ、止めてくれって名雪が思うならまだしも、ブルース・おりくらの方が音を上げてるようじゃ本当はよくないんですよねー。
 そういう意味では反省の余地があるというか、今後に課題が残るというか。
徒然。
 明日も朝のうちは雨らしい。
 今日も何だか、いつもより早く帰りたいのにいつもより退社遅かったしなあ。しかも明日も遅そうだ。うーむ。

 夜になると眠くなるのはよい傾向かな。‥‥‥ふあ。

 「飛ばしてじゅげむ!!」ってどういう意味なんだろう。謎。
[2663.09.26.金.]
[2663.09.26.金.] / 何となく胸騒ぎ。 / あんてならいふ。 / 二つ繭。
何となく胸騒ぎ。
 珍しくそういう気分になって、起きてすぐテレビを点けてみたら、今朝方崩壊道北海道で大きな地震が2回あった、という報道が。‥‥‥うわ。

 : どういうワケだが知らないが北海道とか東北方面も結構知り合いいるからなあ。不安。
 : そうですね、大事がなければいいのですけれども。
あんてならいふ。
 実はこのページがWhiteさんとこの「huginn Diary Checker Result」から補足されていた、ことを今知りました(^^;;;。アンテナさんリストに追加。

 なお。
 この形式を採用した段階ではこんなにたくさん補足される日が来るとか全然想定していなかったもので、まえがきの方はともかく、このファイルの上の方は横の長さが大変なことになってきちゃいました(苦笑)。
 申しわけありませんが、何かいい策を思いつくまで、このファイルの上の方、におけるそれぞれの表記を略称とさせていただきます。ご了承ください。>各方面

 それと、結構前からひょうごさんが行方不明な気がするんですが、その辺どうなんでしょう?(^^;;;
二つ繭。
「あ、名雪。ちょっと来てみ」
 手首から先だけをドアの隙間から出して、祐一は廊下を歩く足音に手招きする。
「どうかしましたか、祐一さん?」
 しかし祐一の予想に反して、隙間から顔を覗かせたのは秋子だった。
「あれ?」
「名雪を呼んで来ましょうか?」
「や、いいです。特に用ってほどでもないんですけど。ほら」
 ひそひそと話しながら祐一が指差すベッドの上で、
「あら」
 手巻き寿司とか春巻きの具になったみたいに、ひとつのタオルケットに包まったあゆと真琴がすうすうと寝息をたてている。
「部屋のあっちとこっちでうとうとし始めたんで、取り敢えず両方ベッドに寝かせたんですよ。最初はふたりとも自分の方にタオルケット引っ張ってたみたいですけど、相手に合わせて転がった方が楽だってそのうち気づいたらしくて」
「それで、あんな風に?」
「まあ多分。ずっと眺めてたわけじゃないですけど」
「仲がいいのね」
 起きてれば、ケンカしてるか、騒いでるか、なんだけど。
 言われてみると、こんな風に黙って寝てると仲がいいように見えるよな。今更のように祐一は思う。
「祐一さん、二つ繭ってご存じですか?」
 人差し指を立てる仕種。
「いえ」
「蚕の繭は、普通はひとつの中に一匹だけ蚕がいるんですけれど、時々、二匹の蚕が一緒に大きな繭を作って、二匹ともその中にいることがあるそうです。そういう繭のことを、二つ繭とか、玉繭とか、そんな風に呼ぶみたいですね」
 ‥‥‥タオルケットで一緒に繭を作って、ひとつの繭に一緒に包まった、二匹の蚕。
「ね?」
「ああ、なるほど」
 そこで急に、秋子がぽんと両手を合わせた。
「やっぱり私、名雪を呼んで来ますね」
「え?」
「きっと滅多にないことですから」
 楽しそうに秋子は部屋を出ていって、再び静まり返った祐一部屋の中には、相変わらず、規則正しいふたり分の寝息の音だけが響き続けていた。

二つ繭[26630926][Kanon][秋子, あゆ, 真琴, 祐一]



 企んだことが今回は割と色々。あゆと真琴を一緒に出してみましょう、とか。割と登場頻度が低めの秋子さんを出しましょう、とか。「双子」は避けましょう、とか(爆)。
 これだと「一緒に出してみた『だけ』」くらいの感じなんですけど、まあ、姦しいのがそこにふたり並んでいる、にも拘らず台詞一切なし(笑)、の方が、姦しいのが額面通りに姦しいよりも目新しいかも知れない、なんて思ったりもしつつ。
[2663.09.27.土.]
[2663.09.27.土.] / 遂に。 / 橘センセ襲来。 / 「ナース(以下略)KARTE.3」観る。 / 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Vol.10」観る。 / PS2「零」。 / で。
遂に。
 誕生日くらいで大騒ぎするのもアレですが、ここいらあたりで言われるところの「age++」という奴で。
 本日をもって30ですよ30。ブルース・おりくらは歳とるの全然嫌いじゃないので思わず喜んじゃいますが。
 いやあ、ここまで来るのに30年もかかってしまいました。<あたりまえです

 30なんてものすげー遠い未来の話で、30にもなったらもうものすげーオトナってイメージがあったりしたんですが、いざ自分がそうなってみるとなーんかこう、拍子抜けするくらい普通ですな(笑)。特別な感慨とかも別にないし。日々はこうして積み重ねられてゆくのね。
 まあ取り敢えずこれで成人からも10年経ってるコトですし、これからは気持ちも新たに、って全然新たになった気はしてませんけど(爆)、さらに輪をかけてますますもってオトナげのないオトナになってやろうと思う次第なのでした(w。まる。
橘センセ襲来。
 DVDとかゲームとかの他に、PCもちゃんと持ってきてくれたんだけど‥‥‥つーかGATEWAYのこのケース、ベイが上から順に5インチ→3.5インチ→5インチ2段→3.5インチ、ってこの変則的な並び方は何とかならんのだろうか?(苦笑)
ナース(以下略)KARTE.3」観る。
 なんか知らないがちょっと前にCATVでやってたのをもう観てたんで、驚きとかはないんだけど。
 サブタイトルの「マジッ!小麦ちゃんは2度3度死ぬ!?・戦慄の狂い咲き伊豆伊東ロード!」ってのもどうかしてるが、改めて観てみると、中身はもっとどうかしてる(^^;;;。いいんだろうか本当にコレ?(^^;;;
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Vol.10」観る。
 相変わらず渋いなあ。
 そして#20「消された薬 RE-VIEW」の続きが気になりすぎる(^^;;;。なんてトコロでぶった切りますかチミたちは!
PS2「」。
 何つーかこう、動作の緩慢さとかインターフェイスの微妙な反応の悪さは何とかならないもんなんだろうか? これで唐突に現れる霊と戦えとか言われたって、よっぽど練習して慣れないと無理だし。あまりにも思うに任せなくて、久し振りにコントローラ投げたよ(^^;;;。
 あと、大体そもそも「霊をカメラで撮影するとダメージが与えられる」っていうのが全然ピンとこない。
 それからもうひとつ、あのこれ見よがしなBGMはいっそ鳴らさない方が恐くない? 物音っぽい音がしても、それが本当に物音なのかBGMの一部なのか、ちょっとわかんなかったりするし。
 確かに雰囲気はそれなりなんだけどなー。
で。
 PS2「SOUL CALIBUR II」対戦中。全然勝てません、とかの前にもう技のコマンド忘れてます(苦笑)。

 : そういうコトなので本日SSお休み(笑)。
 : ‥‥‥はあ(^^;;;。
[2663.09.28.日.]
[2663.09.28.日.] / ガンダムSEED観る。 / 「仮面ライダー555」観る。 / それから。
ガンダムSEED観る。
 そういや昨夜書かなかったな。

 事前にサントラの曲名リストとか見てたんで(笑)、起こったことがリストと違う(^^;;;「ジャスティス自爆」(曲タイトルは「フリーダム自爆」)は除外として、「ディアッカが生き残った」という一点を除いては、まあ大体、予想通りのオチだったかな。
 多分プロヴィデンスの登場によってフリーダムとジャスティスの役割が土壇場で交替しちゃったんじゃないかって気がするけど、人間関係のいろんなことを考えると、カガリはキラについて行くよりもアスランについて行った方が自然だと思うし、大体あの場面でジェネシスに乗り込む役はアスランじゃなきゃと思うし、そこでキラとアスランの役回りが逆だとしたらいろいろ立ち行かない部分もあるし。‥‥‥キラは帰ってこない、ってのが大方の予想みたいだったけど、キラが帰ってこないと戦闘後が締まらないでしょ、だって(苦笑)。

 あの後、アスランとキラを回収したルージュが何故が爆発して種組いきなり全滅、結局その辺誰も帰ってこない、とかになったらそれはそれで愉快だが(w。
仮面ライダー555観る
 真理たんの蘇生には漕ぎつけるものの、海老の横槍でラッキークローバー入りはできなかった狼たっくん。
 本当に死んで蘇ったのだということを知らされていない真理たんが帰ってきて、一気に居心地が悪くなるチーム洗濯屋。
 カイザ草加さんの仕掛けに馬が気づき、こちらも破綻する関係。
 いろいろアレげになっていく中、真理たんの脳内に封印されていた同窓会の記憶が蘇り、流星塾の塾生に襲いかかったオルフェノクが実は狼。また話がこんがらがる。

 この期に及んで草加さんはまだ自分が真人間だと思っていて、人間でなかったことを理由にたっくんを追い出しにかかっているようだ。
 どう考えても結論の行き場がそこにしかない、という点にそろそろ気づいてもよさそうなものなんだけど。‥‥‥つまり、オルフェノクがそれとして覚醒したかしていないか、の違いは、オルフェノクであるかそうでないか、の違いと同一ではないという点に。ベルトの適格者に求められる資質とは結局「オルフェノクであること」で、だから要するに、草加さんだって潜在的なオルフェノクではある筈だ、という点に。
それから。
 橘センセは結局15時過ぎごろ帰宅。
 一眠りして、起きたら21時ちょい過ぎ。‥‥‥あ、ANIMAX「R.O.D.」が21時からだった(笑)。慌ててテレビを点ける。割とおもしろかった。こういうの好き。

 さて、SS書かなきゃ(^^;;;。考え中。
[2663.09.29.月.]
[2663.09.29.月.] / RE:ちょーっと違うかもしれません。 / 殺意。 / youthful days.
RE: *ちょーっと違うかもしれません。
 あ、やっぱり(笑)。
 ‥‥‥まあ、知らないで書いてるんだから違う方が順当だろうとも思うので、例えばいきなり「あーそんな感じそんな感じ」とか言われてしまうよりは驚いてないですね、実際の話(^^;;;。

 というワケなので。
 普通逆ですけど(爆)、回答も出たところでこちらこちらの「アーカイヴ」からごっそりDLしてきました。「ぎりぎりの均衡線で鬱屈と悩む」方の黒名雪についてはこれから読み進めてゆく所存、という線でひとつ。

 で、圧縮ファイルを14個DLして解凍して、ディレクトリをひとつ作ってその中に解凍結果をディレクトリごとぽんぽん放り込んで、作ったディレクトリの直下に統括入り口HTML(所謂「目次の目次」)を自作して、くらいのトコで大体昼休みが終わりました(苦笑)。ローカルサーバからPiloWebで切り出してPalmに放り込む設定とかまでやっちゃいたかったんですが、そこまでは手が回らず。むー。
 ともあれ、そういう下拵えみたいなコトに必要なパワーが多いものに触れる時、時間をかけて積み上げられてきたものの凄みは素直に感じます。今の段階はまだそれぞれ読んでもない段階ですが、ですから、最初のひとつを読む前にして既に、そういう感想はあったり。

 個別の目次(というか解凍後のディレクトリ)だけで14もあるとなると、目次の目次が用意されていないことは不便だな、とも思いました。
 が、それくらい、なきゃないなりに受け取った側が工夫すれば済んじゃうような話ですし、実際こっちの↑こういう工夫でどうにかなっている事実もあるワケですので(そういうのちまちま作るのは個人的に結構好きだったりとかも^^;;;)、別にこれはクレームとかではありません。
殺意。
 明日中に単体アップなプログラムの仕様が今日変わるのはどういう了見ですか?(爽)
 ‥‥‥。次に何か変えやがったらその場で殺ス。
youthful days.
「おや舞ちゃん、まだ帰ってなかったのかね」
 店主は陽気に声をかけながら、ドアの近くに立っていた舞の背中を軽く叩こうとした。
 が、その手が触れるよりも早く、振り向き、身を翻らせる動きまでも斬撃の速さに転化しながら、舞は店主に向けて虎徹さんを鞘走らせようとして、それから、そこに立っているのが店主‥‥‥つまり用心棒である舞の守るべき相手だと気づいて、半ばまで抜きかけた刃を力任せに鞘に戻した。
「そろそろ儂の声くらいは憶えてもらえんものかな」
 冗談めかして笑う店主の姿はまさに単なる好々爺でしかないが、あっさり斬殺されかねない状況にありながら小動さえしなかった胆力の方に凄みを見出す種類の人間も世の中にはいる。例えば、店主がチャイニーズマフィアの頭目であることを知っている連中だ。敵であれ、味方であれ。
「‥‥‥ごめんなさい」
「いや、構わんがな。それでお前さん、何を見ておった?」
「お店」
 細く開いたドアの前から舞が身を引く。替わって隙間から向こうを覗き込んだ店主の目に映るのは自分の店、多宝酒家のフロアだ。今日もよく賑わっている。
 ひとつ頷いて、店主は舞に向き直った。
「こんなところから覗いとらんでも、普通に席におればいいものを」
「でも」
「佐祐理ちゃんが一緒じゃないと嫌かね?」
「それもあるけど、それだけじゃない」
 俯いたまま、ぶつぶつと舞は呟く。
「誰も虎徹さんを持ってない」
「用心棒はそんなに沢山は要らんからの。お前さんがひとりいてくれれば、儂の命ひとつくらい、充分じゃて」
「うん」
 今度は何の抵抗も受けず、ぽん、と店主は舞の肩に手を置く。
「それでお前さん、どうしたいね?」
「え?」
「いつもいつも、何でもかんでも羨ましそうにしとるが、一体、舞ちゃんはどうなりたいんだね?」
「え‥‥‥私、は」
 まだ俯いたまま、随分と時間をかけて、考えに考えてから、
「‥‥‥佐祐理」
 とだけ、答える。
「そうか。なら、佐祐理ちゃんにいろいろ教わったらいい。そこに佐祐理ちゃんはいなかろう?」
「そうだけど」
「なあ舞ちゃん」
 こほん、と店主は咳払いした。
「そこで指を衡えて眺めているようなのはな、欲しがってるうちには入らんのだぞ? 欲しいなら大声上げて欲しがりなさい。みっともなく駄々を捏ねて、格好悪く大騒ぎしなさい。もちろん、欲しがる者には手に入れる力が要求されるぞ? 失敗もする。痛い目にも遭う。散々頑張ったところで何も手に入らんこともある。だがまあ、それでいいのじゃ」
「‥‥‥?」
 わからんでいい。そう言って店主は笑う。
「今できないということが、一生できない、ということではないよ。それさえ知っておればよい。なんせ若いのじゃからな。それがわかったなら、後は求めることじゃ」
「求める、こと?」
「なに、先生がいるじゃろ? 取り敢えず佐祐理ちゃんがな」
 困惑する舞を他所に、店主はもう一度、声をあげて笑った。

youthful days.[26630929][Kanon][舞, 店主]



 しくじりました。佐祐理が出てこないのが一点、タイトルが「ず」とかで終わってるのがもう一点。
 明日もKanonで書かないと全員にならないや。‥‥‥「ず」、って(^^;;;。
[2663.09.30.火.]
[2663.09.30.火.] / 「LAST EXILE」観る。 / 2/14. / 頭寒足熱。
LAST EXILE」観る。
 うーむ、最後の最後がちょっとアレだったかも知れない。「エグザイル」って名前からして「どこかから放り出された船」だとは思ってたけど、まんまストレートにああいう意味だったとは(^^;;;。
 あの古い紙に描かれた歪んだ地図みたいな絵は、あれはあの世界そのものを外側から見た形を示していたのね。‥‥‥意味はないのかと思ってた(笑)。

 生け捕りのまま無駄に放ったらかされていたアレックスの反撃に遭って、自分自身の行動に足元を掬われた格好のデルフィーネはまあいいにしても、ディーオが何しに上がってきたのかが結局よくわかんなかった。まあその前の儀式あたりから前後不覚だから、わかんないこと自体は仕方ないといえば仕方ないのかな。
 そして、肉薄したマエストロ艦への砲撃指示と同時に、そのマエストロ艦から艦長の声を聴きとってしまうやるせなさ。‥‥‥これで最後にアレックスが帰ってきたら買ってあるDVD全部投げたと思うけど(^^;;;、その後は墓しか出てこなかったので一安心。

 : まあ、これはこれでおもしろかったと思うけど、今の段階でDVD買い始めてなければ、多分「宇宙のステルヴィア」のDVDの方におカネ使ったんじゃないかな(笑)。
 : でしたら、「LAST EXILE」を見切って「宇宙のステルヴィア」に切り替えては如何ですか?
 : や、それであっさり見切れるほどつまらなくもないんだよ、これが(^^;;;。この先買うのを止めようと思うほど酷くもなかったのは、やっぱり、思う壷って奴かな?(苦笑)

 という次第で、DVD購入は続行路線が濃厚かと。
2/14.
 せいるさんのアーカイヴをPiloWebでPalmに落として通勤中に読み進める。
 先頭から順番に、最初のアーカイヴ2個を読み終えた。もうこの段階で既に、ブルース・おりくらを構成する要素からは決定的に欠乏している「明るく楽しく分」みたいなのが多量に摂取できている気がしてちょっと嬉しい今日この頃。
頭寒足熱。
「ただいまー。寒かったよー」
 佐祐理が帰ってきた。開けっ放しの襖の奥で、居間の卓袱台に突っ伏していた舞がぼーっと顔を上げる。
 寒かったと言いながらも、冷たい水で律義に手を洗ってうがいをして、ようやく佐祐理は居間に入ってきた。
「お昼寝?」
 聞かれて舞は気怠げに窓の外に目をやり、
「‥‥‥もう夕方」
 間があった割にはズレた答えを返す。いつものこと、ではある。
「あははー、そうだねー‥‥‥って」
 そんな答えに納得しかけて、ふと、佐祐理は首を傾げた。
「どうして窓が開いてるの? 今日は何だか、外は寒いよ?」
 そういえば、さっきからカーテンが風に小さく靡いていた。
「寒い方がいい」
「どうして?」
「足はあったかいから」
「へ?」
 意味がわからない。
 思わず考え込んでしまう佐祐理の足元に、ててっと猫が寄ってきた。
「ほえ? 猫さん?」
「あ‥‥‥寒い」
 途端に舞が、今度は窓を閉め始める。
「どうして閉めるの?」
「足も寒くなったから」
 意味がわからない。
 考えるのは止めにして、そこに座った佐祐理は抱いた猫を膝の上に乗せた。猫はすぐに丸くなって眠り始め、そして、
「だからどうして窓を開けるの?」
 佐祐理がそう言う間にも窓は開け放たれ、強くはないが冷たい風が部屋に入り込んでくる。
「猫さんが一緒だったら、佐祐理も寝るかな、と思って」
「窓開けて寝たら風邪ひいちゃうよ?」
「でも、この間テレビで言ってた」
 慌てて佐祐理は記憶を手繰り始める。
 寝ている時に寒いとよい、という意味のこと。
 舞の膝の上に猫さんが乗っていると窓が開くこと。
 佐祐理の膝の上に猫さんが乗っていると窓が開くこと。
 とにかく、猫さんが乗っていると窓が開くこと。
 膝から上だけあったかい時に窓が開くこと。
 それ以外の時は窓が閉まっていること。
「ひょっとして‥‥‥ひょっとしてそれは、頭寒足熱、のこと?」
 だとすれば、佐祐理にも聞き覚えがあった。
「ん」
 案の定、舞は頷いた。あちゃー、と小さく呟きながら、ちょっと困った顔の佐祐理が眉間に指をやる。
「極端だなあもう。無理に寒くしなくても大丈夫だよ」
「そう?」
「それに、爪先があったかくないとあんまり意味ないよ? だから閉めよう、窓」
「ん」
 窓を閉めに行く舞の背中を眺めながら、
「‥‥‥そうだ。このまま日曜日まで寒かったら、おこた出しちゃおうか? 本当はまだちょっと早いけど」
 思いついたことをそのまま言ってみる。
「こたつは、嫌いじゃない」
 舞は賛成している、ということが、今度は佐祐理にもすぐにわかる。
 そして、まるで自分も賛成に一票入れたがっているかのように、佐祐理の膝の上で眠っている筈の猫さんがみゃあと鳴く。
 じゃあ、ついでに冬物も少し出しちゃった方がいいかなあ? ‥‥‥早くも佐祐理は、炬燵以外のことも考え始めているのだった。

頭寒足熱[26630930][Kanon][舞, 佐祐理]



 また酔狂先生が「ずいずいずっころばし」とか言いかけてる形跡がありますが、同じ単語が2回出てきたら負けでしょ、普通?(苦笑)

 : だからコレ、終わる時は想像以上にあっさり終わるんじゃないかなって予感はあるんだよな。
 : それで、終わったらどうされるんですか?
 : わかんない。何か別のこと考えるかも知れないし、しりとりルールでまた最初から、かも知れないし。

 なりゆきと思いつきで何となく続いていたKanonシリーズも、一応は全員出たので一区切り。
 明日はKanonじゃない可能性が高いです。や、Kanonかも知れませんけど(笑)。


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