こう、地球最後のクリスマスを迎えるにあたって『とっくに半分腐り落ちてるような「友達」という縁』に、それでもしがみつがずにはいられなかった幾つかの家族の末路、みたいな内容の映画。
いや、これだけのことしか起きてない映画としては割とおもしろいし、仲いいようでギスギスしてる人間関係のスリリングさみたいな部分で手に汗握ったりとかもするんだけど‥‥‥ええと、例えば『M. Night Shyamalan「オールド(Old)」の砂浜は、何故ああいう砂浜だったのか?』なんかと同じようなレベルの話として、この映画の内容において人類が滅亡すること自体は単に事実であり、その謎を解明しようとか、どうにか滅亡に抗おうとか、何かそういう映画では全然ないのね。