サイトにアップされている文章で文庫本を作ったら欲しいかどうか、に関する無記名のアンケートを実施しました。回答受付を締め切りましたので、結果について報告いたします。
なお、アンケート実施時期は2664.05.06.から2665.05.05.まで。
回答総数は15件でした。
ご協力ありがとうございました。
完売した100円本の原稿であった文章を纏めた文庫本、があったら欲しいですか?
欲しい。:14 (93.3%)
|
要らない。:0 (0.0%)
|
その他。:1 (6.7%)
|
無回答:0 (0.0%)
|
(回答総数:15/有効回答数:15) |
[comment]
「その他」が何なのかについては、投票された方から電子メールでご意見をいただきました。ありがとうございます。
要約すると「可能であるなら纏めた本よりも100円本の再販をして欲しい(が、その意志が僕にないのであれば『欲しい』に変更)」という意味のことだそうです。僕とそのメールをくださった方との物理的・精神的な距離だけを問題にすればよいのであれば、100円本をもう一度作る、という方法でも別に構わないのですが‥‥‥回答の続きは総括編にて。
100円本の原稿以外の、サイトにアップした文章を纏めた文庫本、があったら欲しいですか?
欲しい。:14 (93.3%)
|
要らない。:0 (0.0%)
|
その他。:0 (0.0%)
|
無回答:1 (6.7%)
|
(回答総数:15/有効回答数:14) |
[comment]
概ね肯定的に受け取られているようです。
「無回答」の意図についてはわかりません(「要らない」ではないあたりが微妙)。
[generalization:2665.05.06.]
そもそも、なんでこんなことを訊ねていたのか、という点についてまずは補足します。
飴玉の新刊はいつも100円のコピー本です。通販についてお問い合わせをいただいたこともありましたが、受け付けるにしても郵送費用の方が高いくらいでしょうし、こんな安いものを仮に同人誌委託販売店に出しても「マージンの方が本の頒価より高い」のは火を見るより明らかです。
となると、僕が東京近辺在住なので東京近辺の、あるいはごく稀に仙台あたりの(笑)、僕が直接サークル参加している同人誌即売会に出向いてくることが可能な方にしか、本のかたちをした飴玉の本は手に入れられません。遠方にお住まいであったり、イベント開催日と休日の兼ね合いであったり、事情は様々でしょうが結果として「自分自身」も「買い物を頼める知人」もイベントに参加できない方は、いつとも知れない(売れてるワケでもないですからね^^;;;)在庫の完売後、原稿がこのサイトに上がるのを待っているしかない、ということになります。
まあ、待っているだけでよい、という考え方も一方にはあるんでしょうけれども。
そんなわけで、どこからでも何とか本に手が届くかたちを整える必要があるんじゃないのかな、という点が前からずっと気になっていたのです。基本が100円本である以上、全部をそうするのは難しいのですが。
で、そのためのプランの中に、ある程度原稿を纏めてそれなりの頒価がつけられる本を作ったら、そういうものであれば同人誌委託販売店に出せるようになるかな、という考えがあります。
ここまでが、今回のアンケートの背景です。
それが誰であるか、という情報は重要でないと思いますので省きますが、メールをくださった上記の方は、その気になれば普通に100円本を手に入れることができる方です。
しかし、背景として前述の通り、このアンケートは主に「本に手が届くところに気軽に来られない人のための次善策」を考える上での指針とするべく設置したものです。ですから、もうストレートな書き方をしますが、ここでは「その気になれば普通に100円本を手に入れることができる方」の心配は特にしていません(笑)。
それらを踏まえた上で、「需要は本当にあるのか」という点と「それはどれくらいの需要なのか」という点の参考にできればと思った次第ですが、取り敢えず、「需要がある」という事実については了解いたしました。
今すぐに何かをどうこうという話にはならないだろうと思いますが、今後の方向性として、そういったものの準備も考えるようにします。
なお、「文庫本」というかたちについては、実はアンケート開始当初と現在で考えが大分変わっています。
具体的には、1冊あたりの頒価の問題、元々の文章が文庫判を前提にしていないために発生する修正の規模、実はそもそも文庫判の根拠自体「文庫本を作ってみたい」欲求以外にない、という点に対する反省(笑)などから「A5判オフセットでいいじゃん」という方向に揺り戻しが起きていて、どちらがいいのか、今はまだ決めかねている感じです。
|